Nonsection Radical

撮影と本の空間

趣味に走れ

2014年05月15日 | Weblog
実態はどうだか知らないけど、近頃の人は(若者だけと限定しない)趣味を持たない傾向にあるなんて言われている。
だからものが売れないのだと。
音楽を聴かないのでCDが売れないとか、本を読まなくなったとか、アウトドア活動をしないとか、海外旅行に行かなくなったとか、クルマを持たなくなったとか・・・
ホントかどうかは知らないよ。
でも、”そうだとしたら”どうしてなんだろうなぁ。
金がないから?
むしろ昔の方が金を持っていない人は多かったし、物価も高かった。
テレビなんか大型液晶テレビを買う以上に相対的に高かったし、クルマなんか年収以上が当たり前だった。
それが時代と共に安くなって、手に入れやすくなった。
おまけに色々な事が出来るように備品を揃えられる環境になったし、「何でも」始められる。
でも、趣味に走る人が少ないと言われている。
確かにフィギュアなど”オタク”の分野では注目されてはいるが、広く他分野にもそういう傾向があるかと言えばそうでもない。
どうしてだかわからないけどさ。
それでも「山ガール」などと呼ばれる”登山”に興味を持つ人もいるし、単に未経験だから興味を持たなかったという事なんだろうか?
それはそれでまたどうして興味を持たないのかと思うんだけど。
遊んじゃイケナイという教育でも受けてきたのだろうか。
あれもしたい、これもしたいと思って生きてきた年寄りにとっては、今はもうすっかり敷居が低くなって、何でも出来る世の中だと思うんだけどねぇ。
やってみたら楽しい事もたくさんあるだろうに、踏み出さない理由があるのかもしれないな。
たとえば仲間が乗ってこないとか。
でも、趣味っていうのは基本的に個人的なものだから、総意の元にみんなで始めるものではないし、始める事でそこで仲間が出来てくるものだし、なにより自分の楽しみでするものだから、他人は関係ないんだよね、ホントは。
異業種交流なんて、金儲けのために他人と知り合おうなんて不純な動機で集まっても、結局どう他人を利用しようかなんて考えていれば仲間なんて出来やしないのと同様に、利己的目的で趣味を媒体に人と知り合おうなんてのはウマくいくはずはない。
お互い楽しい事をしているから仲間になれるのだから、まず自分が楽しいと思う事を始めるしかないんじゃないのかな。
まあ別に仲間を作る必要などないけどね。
ただ趣味を見つけると、時間を過ごすのが楽しくなるし、“時には”同じ時間を楽しく過ごす仲間も出来るかもしれない程度だな。

暇な時間を持て余しているのなら、趣味に走れ、と言いたいね。
世界は広いよ。




堀川通から下長者町通へ
京都府京都市上京区奈良物町,菊屋町,亀屋町,蛭子町,南小大門町,吉野町,藤五郎町­,清元町,東堀町,東辰巳町,西辰巳町
撮影 2014年3月8日 土曜日 15時20分
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