世界と日本で日々発生する多様な事件を日本人の立場、広い視野、高い視点から解説し、今後の日本の進むべき方針を提言する。
頑張れ産経新聞
頑張れ産経新聞 皇紀2677年 平成29年3月31日
頑張れ産経新聞 皇紀2677年 平成29年3月31日
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リベラルから国態保守へ
今、欧米政治では難民、密入国者問題によるリベラルの衰退現象が見られる。これは思想的には保守への回帰であり、実に仏革命以来200年振りの歴史的な政治価値観の大変化である。内外の危機を迎えた我が国も占領憲法のリベラル主義の不合理が明らかになり、リベラルへの批判が強まっている。そこでリベラルと我々の向かうべき保守の内容を知る必要がある。本稿が御参考になれば幸いである。
第一章 リベラル思想とは
l リベラルの原義:リベラルはよく使われる用語であるが、意味が分からないという人が多い。辞書を調べると自由となっている。しかし少し違うようだ。というのはたしかにリベラルは自由を要求するが他者の自由は認めず独善的で自分勝手だからだ。
l そこで米国人に聞いてみると、リベラルは権力からの解放であり、一般的な自由はフリーダムだという。従ってリベラルは「解放」と訳すのが適切なようだ。ニューヨークの女神像は自由の女神ではなく「解放の女神」なのだ。たしかに欧州で圧政に苦しめられてきた貧乏人にとって米国への移民はまさに解放であっただろう。しかし移民に滅ぼされる側の先住民にとっては悪魔の襲来となった。解放には二面性があることを知っておきたい。
l しかし解放といっても外国へ移民せずに現在の環境で政権を奪取して理想社会の実現を目指そうとする動きもある。それがリベラルの革命主義だ。革命思想には革命の必然性を主張する歴史観と到来する理想社会像を描く二つの思想源流があるので以下それらの系譜を説明する。
第一節 終末論歴史観
l 異民族に支配された民族が救済願望を抱き解放を夢見るということは古くからある。今のチベット人やウィグル人もそうであろう。しかしリベラルの場合権力奪取を歴史の必然と考えるのが特徴的だ。このリベラルの歴史観を終末論という。
l 終末論とは末世史観で、世界は終末が迫っている。しかし世界は破壊されるが再生され天国に生まれ変わる、という妄想的願望である。
l この思想の形成の源は中東にあると言うがユダヤ民族の歴史で明かだ。ユダヤ民族は古代独立を守りソロモンの栄華と云われる繁栄を謳歌したが、その後強国の支配を受けて衰退し、紀元前1世紀にはローマ帝国に支配された。その中でユダヤ人は独立回復を強く求めその救済願望が終末史観として結晶しその歴史観がユダヤ教になった。
l その後、この特異な歴史観がキリスト教へ受け継がれた。新約聖書のヨハネの黙示録である。このため西欧キリスト教世界では世界の破滅と再生の終末論信仰が広く信じられた。その結果中世の宗教改革の時代に入ると終末論による革命暴動が多発した。これは天国が地上に到来したという主張である。
l 1534年再キリスト教原理主義の洗礼派は西北ドイツのミュンスター市を占拠し、神政独裁政治を強行した。オランダ人の仕立屋が王になり恐怖政治の下で一夫多妻、少女婚などの奇怪な政策が行われた。しかし1年後には周辺諸侯の攻撃で鎮圧され信者は殺され指導者は処刑された。この時指導者の死体を入れてさらした3つの鉄の檻が、今は観光用であるがミュンスターの聖ランベルティ教会の上部にぶら下げられている。その後残党は報復や迫害を恐れて欧州を脱出し米国へ入植した。その末裔が今日黒衣や近代文化の拒否で知られるアーミッシュとなった。このほか、多くのキリスト教原理主義のセクトが宗教紛争で欧州やロシアから米国に移住した。このためキリスト教の原理主義的リベラル主義が米国社会のリベラル文化の基盤を作っているのである。
l この終末論は19世紀になると宗教から政治イデオロギーに姿を変えて社会を動かすことになった。それがマルクス主義である。マルクスは終末論の心理構造を真似て唯物史観を主張した。すなわち資本主義社会は歴史の必然で崩壊し、最後に革命が起こり共産主義社会が鉄のような確実性で到来する。今はその前夜であると云う予言である。彼のプロレタリアート革命が終末論の世界の破滅と再生にあたる。なおマルクスの予想した共産主義社会は、「能力に応じて働き、欲望に応じて取る社会」であるという。人間の使える資源の有限性を考えるとまったくあり得ない妄想である。
l しかし二十世紀にはマルクス主義を利用した革命暴動がロシアなどで多発し、沢山の犠牲者を出す事になった。
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以下同じです。
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近代史は非常に複雑なので時代背景、経緯などじっくり基礎から学ぶ必要があります。
12月からまぐまぐの「日本人の近代史講座」で支那事変を開講します。重要な知識なのでしっかり理解し、広め、若い世代に継承してください。教員、政治家、大高学生は必読です。
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▲ユーチューブ講座で「高校生の政治入門」「高校生の歴史入門」を開講しています。一講義15分位で分かり易いと思います。索引はtkyokinkenです。
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著者紹介:東京近代史研究所代表:落合道夫 北大、ICU卒。近代史と政治思想の研究家。アパ歴史懸賞論文で入賞3回。平成20年「真の近現代史観」が田母神空将につぐ社会人優秀賞、平成23年「真珠湾事件に学ぶもの」平成24年「支那事変の真実」が佳作入選。
平成26年「反日宣伝と対応」が佳作入賞。
広報状況:
- HP: 東京近代史究所のホームページ。http://www3.plala.or.jp/tkyokinken/
2.ユーチューブ歴史講座:思想歴史多数掲示中。アクセス数40万超。索引語tkyokinken
3.アマゾン電子本出版:
1)「共産主義からの解放」:共産主義運動は偽善と暴力の詐欺運動です。思想は妄想です。
2)「支那事変の真実」:原因はスターリンの独ソ戦対応の東部国境工作です。 被害者日本です。中共の被害者偽装を許してはなりません。
3)「大東亜戦争と日本人の課題基礎編」戦争は負けましたが正しい戦争でした。 次はもっと旨くやろう、が日本人の合い言葉です。
4)「ノモンハン事件の真実」日本軍人の英雄的な戦いを知り顕彰し伝えましょう。
5)「日米戦争の真実」原因は米国の満洲狙いでした。真珠湾は反撃と覚えましょう。
6)「アジアの解放」日本は世界史的な事業を行いました。藤原少佐の偉業はアラビアのロレンスなど問題になりません。
7)「泰緬鉄道の真実」映画戦場にかける橋は虚構です。戦場にかける橋は何故木製でなければならないのか。
8)「保守とリベラル」現代を理解するには不可欠です。
9)「杉原美談の偽史と日本のユダヤ人救出」杉原は殉教者ではなかった。 日本の国策はユダヤ人の協力による日米関係の改善だった。
10) 「反日宣伝と日本の対応」:慰安婦、南京事件などから文化、宗教的な偏見まで。
4.iRONNAに論考を掲示中。
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以下は印刷本です。
1)「共産主義からの解放」落合道夫著
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読者感想:
l 日本の敵はリベラルのこととわかりました。
l 「マルクス主義ってユダヤ教の陰画だったんですね」(正しい)
l 左翼組合に絡まれて長年苦しんできた中小企業の経営者が購入し、むさぼるように読んだという。これで左翼はもう怖くない。逆に説教できる。
l 左翼シンパの老人から「勉強します」とハガキがきた。左翼指導部が実は左翼ではないという裏切りに気づけば左翼思考の縛りは自動的に解けてくる。
l 著名な歴史家の知人:「この本は文部省が高校生に読ませるとよい」
l 主婦:「高校生の娘に読ませます」(高校時代に読んでおくと左翼に免疫ができてよい)
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★定価800円、送料250円、合計1050円
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2)「スターリンの国際戦略から見る大東亜戦争と日本人の課題」落合道夫著 285ページ、図版入り
読者評:
l 「娘時代からの支那事変の謎が解けました。ありがとうございました」(元小学校長)、
「知らなかった挿話が多数紹介されており目から鱗です」(歴史研究会会員)、
l 「第二次大戦唯一の勝者はスターリン、納得です。事件に偶発なし、全ては仕組まれている。なるほどです。日本の復興は平等主義から重点主義へ、納得です」(元会社員)
l 「これで日本近代史の因果関係はきまりですね」(会社員)
「本書を読み支那事変から大東亜戦争に至る近代史の複雑な流れがようやく理解できました。多くの人に読んでもらうために、書店での販売をお願いしたいと思います」(自営業者)
★:「この本は読みやすく分かり易く、近代史の謎を箇条書き網羅の入門書となっている。本書は近代史のあらゆる事件を時系列的に網羅的に、しかし簡潔に解説し、その背景にあった想像を絶するほど大胆なスターリンの謀略を傍証する」メルマガ宮崎正弘国際ニュース
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定価:2,940円、送料:360円 合計3300円
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