トルコのトピックス

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トルコの輸出額が、3月、19%アップした

2017年04月02日 | 経済
4月2日 トルコ輸出会議(TIM)が発表したデータによると、3月、トルコの輸出量は19%増加し、136億1600万ドルになりました。

 Sabah

「3月の輸出上昇は、2012年11月以来、最高です。2017年の最初の3か月の輸出増加は平均6.7%でした。過去12か月の輸出量も2.4%増え、1448億ドルに達しました」と、TIMのメフメト・テュケクシキ議長は言いました。「世界的な経済の回復と、政府の支援と奨励によって、トルコの輸出は、2017年、回復の兆しを見せています」

自動車部門は、3月の輸出が27億ドルになり、ふたたび有力部門になりました。自動車の次が衣類部門で、15億3700万ドル、3位が化学製品部門で、15億3100ドルでした。最も増加しているのは、船舶とヨット製造で、87.3%の増加。次がジュエリーで、75.4%増加。3月の全輸出の64%になった工業製品輸出は、前年同月に比して、20.6%増加し、87億2000ドルになりました。

トルコの主要な輸出先はドイツで、次がイギリス、イラク、イタリア、アメリカの順。極東への輸出も91%増え、アジアへの輸出は44%増。昨年のジェット機撃墜事件で大きく影響を受けたロシアへの輸出も、3月、45.3%まで増えました。


アナトリア最古のオリーブ油絞り器がアンタリヤの遺跡で発見

アナトリア最古のオリーブ油絞り器が、アンタリヤの2000年の古代都市リルボトン・コムで発見されました。

 Hurriyet

多くのオリーブ油を絞る設備と、集落そのものまで、1人の女性が築いたことがわかり、考古学者たちはこの新発見に興奮しています。「こんな設備は、私たちも初めて見ました。これはアナトリア最古のオリーブ油生産施設です。これを造ったのが女性たちだったのは驚くべきことです。オリーブの木を守ってきたのも、女性たちです。設備の操作法やルールについても、彫りつけられていました。この設備は、少なくとも3世代にわたって使われたと思われます」と、アクデニス大学のネヴザト・チェヴィク考古学教授は言いました。教授はケペス考古学公園プロジェクトのリーダーでもあります。

チェヴィク教授によると、アレーテ(名誉)という名の1人の女性が、この集落を築いたそうです。「この女性が集落の所有者でした。彼女は塔を建て、ローマ皇帝ドミトリーとペルゲのアルテミスに捧げました。彼女がオリーブ油製造の施設をつくることによって、生産を制度化したのです。施設と集落の所有権と管理は、娘のキレに受け継がれました」

古代都市リルボトン・コムの発掘は2016年に始まったばかりですが、オリーブ油生産設備を初め、家屋、浴場、教会などが出土しています。プロジェクトが終れば、アレーテ塔が立つ古代都市は、花々が咲き、地形豊かな、自然と歴史の公園としてオープンします。


ドイツでスカーフ着用のトルコ女性が人種差別主義者の攻撃目標に

 先週、ドイツのマンハイムで、スカーフを被っていたトルコ女性が、人種差別主義者の男に、暴力を振るわれ、ののしられました。

 Sabah

33歳の女性H.D.さんが、3歳の子供を連れて歩いていたとき、同じアパートに住む33歳のドイツ人ウオルフガングP.が近づいてきて、彼女の顔に携帯電話を突きつけました。彼女が「なぜ私の寫眞を撮るの」と尋ねると、ウオルフガングP.はいきなり彼女の顔を殴りました。H.D.さんがよろめいて倒れると、男は彼女を蹴りました。

H.D.さんはイフラス・ニュース局に、その男が過去6か月間、スカーフを着用した女性たちを攻撃していると報告しました。男は女性たちに近寄って写真を撮り、へんな声を上げ、地面に唾を吐いたりしています。パトロール中の警官が、男を拘束しましたが、彼はすぐに釈放されたそうです。H.D.さんは毎日、脅えながら暮らしています。


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「昨年の観光分野は厳しかったが、今年は好転を期待する」観光相

2017年04月02日 | 観光
4月1日 「トルコ観光は、昨年は厳しい年だったが、2017年はよくなることを期待している」とナビ・アヴジュ観光相が3月31日、アナドル通信に語りました。

 Hurriyet

「昨年は困難な年だったが、厳しい隘路はもう通過した」と、アヴジュ観光相は言いました。「観光分野は回復しつつあり、トルコを訪れるツーリスト数も、今年に入って50%ほど増えている。とくに、ロシア市場が大きく回復してきている」

ホテル支配人協会のハカン・ドゥラン会長は、3月30日、「協会メンバーたちは、今年はアンタリヤに350万人のロシア人と150万人のウクライナ人を迎えることを期待している。今年はすでに増加の兆しが見えている」と言いました。

最近のデータによると、トルコを訪れるロシア人ツーリスト数は、2月、前年同月に比して、90%増加しています。2016年、トルコを訪れたロシア人数は、両国の政治的危機のため、前年に比して76.2%減少し、86万6256人にまで落ち込みました。

ヨーロッパからのツーリストは減りつづけ、2017年2月は45万3300人でした。「ヨーロッパの政治家たちがトルコに対する否定的な姿勢を緩和すれば、ヨーロッパのツーリストも回復するだろう」とアヴジュ観光相は言っています。


アッティラ・タシュらに新たな拘留令状が出た

3月31日夜、イスタンブルの主任検察官オフィスが、アッティラ・タシュ、アリ・アククシュ、ヒュセイン・アイドゥン、ムラト・アクソイ、ムスタファ・エルカン・アジャル、セイド・クルチュ、イエトキン・ユルドゥスら7人に、新たに拘留令状を出しました。

 Hurriyet
シリヴリ刑務所前で待つ容疑者の親族たち


彼ら7人は、2016年7月の未遂クーデターの件に関しては、31日、釈放判決が出ましたが、在米説教師フェトフラー・ギュレンの信奉者の容疑では裁判中でした。拘留の理由としては、容疑者に関する証拠、犯罪の特殊性、逃亡の恐れが挙げられています。

新たな拘留令状は、イスタンブル第25重罪裁判所が有名歌手アッティラ・タシュら21人の容疑者に釈放判決を下した数時間後に出されました。拘留令状は裁判所が釈放判決を下した21人の中の13人に出されました。結局、新たな拘留令状によって、釈放判決が出た21人の中の13人は釈放されないことになってしまいました。


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