トルコのトピックス

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4月のイスタンブルはチューリップ・フェスティヴァル

2017年04月14日 | 観光
4月15日 いま、イスタンブルは第12回チューリップ・フェスティヴァル。通りも、公園も、庭園も、色とりどりのチューリップが溢れます。まず、スルタナメット広場を埋め尽くした黄色いチューリップから。

Sabah

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ロシアとトルコが化学兵器禁止機関の調査を支持することで合意

エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領が、4月13日、電話で最近のシリア情勢について話し合い、北シリアの化学兵器使用に関して、化学兵器禁止機関(OPCW)による調査を支持することで合意しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、化学兵器の使用は人道に対する最大の犯罪だと力説しています。両大統領はジュネーヴとアスタナの平和交渉をつづけるために、トルコとロシアの協力の重要性を確認し合い、シリアの休戦を持続させるために協力することで合意しました。声明によると、プーチン大統領とエルドアン大統領はまた、両国の関係の正常化を促進することでも合意しました。

エルドアン大統領はテレビ・インタビューで、北シリアの化学兵器使用に関して、OPCWによる調査を支持することで、プーチン大統領と合意したと語りました。4月4日の北シリアでのガス攻撃では、90人近い人々がなくなりました。ロシアは化学兵器禁止機関による調査を要請しています。

国際化学兵器監視団の代表は「調査員はすでにサンプルのテストをしている。3週間で、その結果が報告されると思う」と言っています。OPCWの現地調査団は、攻撃について調査しますが、その責任には関与しません。


トルコ南部の道端のテントで暮らす不法入国シリア難民たち

不法にトルコに入国するために持ち金を使い果たしたシリア難民たちが、ハタイ県の道端のテント村で暮らしています。

 Hurriyet
「テント暮らしはらくではないけど、ここには爆弾は飛んでこないわ」


トルコのハタイ県は国境に近いため、シリア難民たちの目的地のひとつになってしまいました。シリアで戦争が始まった6年前、最初のテント村がハタイにつくられました。ハタイには38万5000人の難民がいて、多くの難民キャンプとコンテナ・ハウスが設営されています。

最近、この地方の開発が進んできたため、不法に入国するシリア人の数も増えています。簡易テントを担いで不法に入国する人々はハタイをめざします。トルコにやってくるシリア人の主たる目的は、定期的な援助を受けることと、子供たちをコンテナ学校に通わせるために臨時身分証明書を得ることです。

ハタイ県では、道端のテント村に1年も暮らしている人もいます。彼らは、春夏は非正規の季節労働者として,冬期はハタイの中心部の建設現場で働いています。彼らの多くは地雷の埋まった地域を通り抜け、危険な旅に持ち金を使い果たして、ハタイにたどりつきます。問題のひとつは水で、畑の水栓から水を運び、野原に造られたトイレをみなで使っています。

キッチン用のテントには、洗濯機と皿洗い機がひとつずつあります。「個人用の清潔なキッチンもありませんが、少なくともここには爆弾は飛んできません」と、1人の難民が言いました。「気候も暖かくなってきたし、テント暮らしをがんばっています。季節労働者用のコンテナ・ハウスは、難民には高価です。トルコ語がほとんど話せない子供たちには身分証も学校もありません」

トルコ内務省の移民管理総局の最近の統計によると、トルコにはいま、296万9669人の難民が登録されています。これはトルコの人口7981万4871人の3.72%になります。移民管理局によると、現在、国境のキリス県には12万4481人のシリア人が住んでいます。キリスの人口は13万825人ですから、キリスではシリア人がトルコ住民の24.69%になっています。

ハタイ県で登録されているシリア人は38万4024人いますが、同県の総人口は155万5165人です。


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国民投票の投票箱襲撃を計画していたIS戦闘員9人拘束

2017年04月14日 | 国内
4月14日 南部メルシン県で、イスラム国(IS)が戦闘員らに、4月16日の国民投票の投票箱を襲撃するよう命令を下したという情報を得た警察が、IS戦闘員容疑者9人を拘束しました。今回の国民投票は、現在の議会制を大統領制に変えるべきか否かを決める投票です。

 Hurriyet

メルシンの主任検察官オフィスは、4月12日に行われた手入れについて声明を出し、県警察の対テロ部は、検察と協力して、ISの行動を解明する作業を始めたと言いました。「調査によって、テロリスト組織が国民投票を妨害するために、よからぬ行動をとるかもしれないことが判明した。また、ISが戦闘員らに投票箱を襲撃するよう命じたことも明らかになった」と声明は言っています。

この手入れで、6人がメルシンで捕まり、同県のタルスス地区で2人、ムト地区で1人が拘束されました。ISに関する多くの書類、本、雑誌、デジタル資料の他、無免許の散弾銃とカートリッジも押収されました。その他、クルクカレ、ガジアンテプ、キリスでも、同時手入れが行われました。

4月6日から12日の間に行われた作戦で、13県で手入れが行われ、合計131人のIS戦闘員容疑者が拘束され、多くの武器や書類が押収されたと、13日、内相が発表しました。


カヤ家族相が追放に関してオランダを告訴

ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族相が、先月、オランダから追放された件でオランダを告訴しました。彼女は4月16日の国民投票のキャンペーンのためにロッテルダムに行きましたが、トルコ領事館に入ることを拒否されました。

 Hurriyet

BBCによると、オランダ在住の、トルコ・オリジンの弁護士エジデル・キョセ氏は、オランダの日刊紙「アルヘメーン・ダフブラッド」に、4月7日、ロッテルダムの裁判所に訴訟を起こしたと語りました。同紙は、オランダ当局によるカヤ家族相の追放の根拠は、法的に明確ではないと、報じています。

「家族相は不法に好ましからざる人物にされた。ロッテルダムのアフメド・アブタリブ知事の追放命令と、この問題に関する声明は法にかなっていない」とキョセ氏は主張しています。「私は外交旅券を持っているにもかかわらず、オランダ当局は外交上のルールによる滞在許可を拒否した」とカヤ家族相は言っています。しかし、オランダ政府はいまも、大臣の追放に関する主張を変えていません。

アルヘメーン・ダフブラッド紙の報道によると、オランダ政府は議会に、「カヤ家族相は、オランダが特別に信任状を与えている国家元首、政府官僚、外相のような外交上の代表とは異なり、国際法上の特別のステータスを持っていない」という書簡を送ったそうです。オランダ外務省も、追放はウィーン条約に違反していないと言っています。

オランダ当局は、メヴリュト・チャヴシュオール外相とカヤ家族相が、4月16日の国民投票のキャンペーンのためにオランダに入国することを拒否しました。チャヴシュオール外相はフライト許可を取り消され、同日、ロッテルダム警察は、カヤ家族相が領事館の建物に入ることを禁じました。3月12日、カヤ家族相は好ましからざる人物とされ、警察に伴われてドイツに追放されました。
  


国民投票の130万票が海外からアンカラに届いた

国外に住むトルコ市民の133万票を入れたバッグが首都アンカラに到着し、4月16日の国民投票の日を待っています。投票結果によって、トルコ政府が大統領制に変わるか否かが決まります。

Hurriyet

最高選挙委員会の計画に従って、728個のバッグがアンカラに着きました。バッグの中には、57か国120か所の投票所で投じられた、国外に住むトルコ市民の票が入っています。投票用紙の入った、密封された3210個の袋は、外交特使によって運ばれ、国民投票の日に、「アンカラ商工会議所コングレシウム・フェア&コングレス・センター」でカウントされます。

投票用紙はいま、903個の透明な箱に分けられ、国内の投票が終わる4月16日17時まで、センター内の厳重に警備された部屋に保管されます。投票用紙のカウントは、国内の投票が終ってから始まります。


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