標高1940m大岩から北カール
メンバー : L 森林管理署 Mさん、平取山岳会4人 H建設3人、GNさん、Akky
コースタイム
9月12日 天気 晴れ
森林管理署9:19 =三ノ沢ゲート10:18( 722m)―取水施設10:34~48(750m )―四ノ沢出合洗心ノ滝11:20―七回目徒渉後11:50~12:00 (鹿の死骸)―幌尻山荘12:25~13:50―命ノ泉14:38―頂上15:34―命ノ泉16:18―幌尻山荘16:50
9月13日 天気 晴れ
幌尻山荘4:55―体憩5:59(1475m)―命ノ泉6:28案内板―尾根の岩6:45(1685m)―1829m峰7:31―山頂8:30~9:00―ハイ松のヤセ尾根10:00(1800m)―命ノ泉10:25(1560m)―幌尻山荘11:33~14:40(958m)―洗心ノ滝15:15―取水施設15:47~16:05―ゲート16:18 (722m)=森林管理署17:13~26=トヨタレンタ 18:30=新千歳空港19:10
時間
登り 一回目 ゲート~幌尻山荘(全員2:07)、幌尻山荘~山頂( 単独1:44) 計3:51、
二回目 (全員2:07 + 幌尻山荘~山頂(二人3:35)、計5:42
下り 一回目 山頂~幌尻山荘 (単独1:16) 幌尻山荘~ゲート 全員1:38) 計2:54
二回目 (二人2:33 + 幌尻山荘~ゲート 全員1:38) 計4:11
距離15.0km、標高差2052-722=1330m
感想
前回7月27日の登山では、沢の水量が多く四ノ沢出合手前で渡渉できず引き返した。そのため、紅葉登山として9月23日に登る予定であったが、山荘の修理で使用できないため今回登ることになった。沢靴は、前回同様にスパイク付地下足袋を森林管理署から借りることができた。
今回は、ヘリで荷揚げする機会に平取山岳会の人と業者が登るので同行させていただいた。真野目夫妻も同行する予定であったが雨で登れないと判断し取りやめられた。
11日は、大雨で東海道線が麻痺。一時は飛行機に遅れるのではないかと心配した。一時間待ち、ぎりぎり間に合った。札幌も雨、振内(ふれない)も小雨。夜中降っていた。宿の女将さんは、登れないという。Mさんがヘリの会社に聞いた結果、行くことになった。
途中の林道より見た糠平川の水量はあまり多くなさそう。取水ダムでも確認。平取山岳会の人について行く。
北電取水施設
一回目の徒渉は、前回は苦労して渡ったのに今回は、膝の下までしか水がなく難なく渡ることができた。三回目の四ノ沢出合手前の徒渉もスムースに渡れた。徒渉して岩を回ると洗心ノ滝,落差30mが現われた。七回目の徒渉の後、登山道に熊に食われた鹿の死骸があった。ヒグマがいなかったので一緒に来たハンターは、ここで帰った。
ここからあわせて14回の徒渉の後、五ノ沢の滝が見えるとすぐに山荘が見えた。思わず着いたと叫んだ。最後の徒渉で山荘に到着。沢登りもこれくらいの水であれば少し緊張するが楽しい。山岳会の人は速い。石の上をぽんぽん飛んで行く。
標高810m、二回目の渡渉
四ノ沢出合、前回渡れなかった所 (振り返って)
四ノ沢出合、洗心ノ滝 落差30m
標高870m 北から支沢
標高920m 左岸から右岸へ 赤丸を目指して渡渉
標高935m 赤テープを目指して渡渉
五ノ沢まで来ると幌尻山荘は近い
幌尻山荘が見えた
幌尻山荘に到着
山荘に着いてから、私たちはすることがないので命ノ水まで登るつもりであったが、頂上まで空身で登ってしまった。あいにく頂上からの展望はガスがかかり見えなかった。
夕食はジンギスカンと焼肉の豪華な食事。ビールもいただいた。カレーも食べて満腹。
9月13日 4:45に山荘を出発
13日は四時に起きてカレーをいただき出発。小屋の横からトド松樹林の急な登山道が始まる。1497m付近よりゆるくなりダケカンバのきれいな林を過ぎると命ノ泉の看板。今回は下に少し下るので割愛。ここから再度急登。ダケカンバの間から見える戸蔦別岳、北戸蔦別岳が尖って登頂意欲を誘う。その奥にピパイロ岳も見た。
1740m付近よリハイ松のヤセ尾根を登る。北カールとそれを抱いた幌尻岳が見えた。まさにポロシリ大きな山である。1829m付近より半円をえがいてゆるい尾根を登っていく。チングルマ、チシマキキョウなどが残っている。夏であればすばらしいお花畑と思われる。幌尻湖(奥新冠ダム)も見えてきた。
1690m岩から戸蔦別岳、北戸蔦別を望む
1740m稜線に出た
1740mより稜線を行く
1730m稜線鞍部から振り返る 北戸蔦別岳
標高1950mから山頂を望む
8:30に山頂に到着 ケルンと二等三角点があった
頂上ではやや雲が出てきたが、東にピパイロ、十勝幌尻岳、札内岳、南東にカムエイク、北に大雪、トムラウシ、幌尻湖、南には後方羊蹄山も見えた。360度のパノラマ写真を撮る。下りはのんびり写真を撮りながら降りる。
山頂からのパノラマ 北10度 ①
山頂からのパノラマ 北東35度 ②
山頂からのパノラマ 東80度 ③
山頂からのパノラマ 南東120度 ④
山頂からのパノラマ 南東165度 ⑤
山頂からのパノラマ 南180度 ⑥
山頂からのパノラマ 南西250度 ⑦
山頂からのパノラマ 西290度 ⑧
山頂からのパノラマ 北西335度 ⑨
東カール_1
東カール_2
1960m付近から南の幌尻湖を望む
1950m大岩付近から北カール
1740m稜線から急坂を下る
1560m命の泉付近からタケカンバの樹林帯 戸蔦別岳を望む
11:33に幌尻山荘に戻った
山荘での昼食は、ウナギ丼をいただいた。幌尻山荘から先頭で沢を下る。自分で判断して沢を下るのもおもしろい。上りではパンツはぬれなかったが、下りでは、ちょっと深いところを渡ったためパンツまでぬれてしまつた。無事に取水ダムに到着。着替えて車で林道を下り始めたら雨が降ってきた。二回日で幌尻岳に登れたことを感謝しながら森林管理署まで帰った。
時間が遅くなったため、ナビに千歳空港北のトヨタレンタリースをセットし空港に急いだ。
幌尻岳2回目ルート