晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

西丹沢・水無川本谷沢 沢登り

2018-05-18 23:00:20 | 沢登り
本谷沢F1-10mをシャワークライミング



期日:2018年5月15日(火)
メンバー : Akky, TAG, MM, TA, WE 5名
コースタイム、天気 晴れ
 戸沢出合8:51―F1-10m 9:23―F5-9m 11:15―書策新道11:50~12:12(昼食)―F8-30m 13:36―1400m登山道14:47―塔ノ岳15:15~30―天神尾根―戸沢出合17:07     
登り5:47、下り1:37、距離8.5km、累積標高+1483m


記録
 戸沢出合より出発。源次郎沢を堰堤の下で渡る。水は思っていたよりは多くないようだ。堰堤を木の根を掴んで簡単に越え、ゴーロの沢はつまらないので、できるだけ右岸を歩き685m付近より入渓。
 少し行くとF1-10m。ここは左側水流脇を登る。下部は思ったよりも飛沫が多い。カッパを着て登る。
 アクアの沢靴がしっかり効いて楽に登ることができた。後続はロープで確保。初めての人もいるがテンションなしで登ってきた。一安心。続くF2-5mはTさんが右ルンゼをリード。頼もしい。


       F1-10m 左側水流脇をカッパを着て登る


       F1-10m 上より


       F2-5m 右側ルンゼを登る


       F2-5mを登る
    


 大岩滝を右から巻くとF3-8m。ここは右岩壁の上部をトラバースするルートと、釜をヘツッてルンゼを登るルートがある。上部ルートはスリングがあるが、高い所のトラバースが厳しいので釜をヘツりルンゼを登るルートを選択。今回は釜が深くて濡れそう。できるだけ釜に入り手を伸ばして下のスリングをつかみルンゼまでヘツル。後はホールドが多く楽に登ることができた。ここもロープで確保。次のF4-5m斜め滝は易しい左棚を斜上する。


       二段7m大岩滝 


       F3-8m 釜をヘツッてルンゼを登る


       F3-8m上より


       F4-5m斜め滝


 4m斜滝を登ると核心部のF5-9m。右岩壁の上部に鎖が設置されており、下部はフィクスロープがあるが、結構立っているので難しい。田口さんがリード。途中に二ヶ所支点を取って危なげなく登った。ここはロープと鎖に頼らないで登ろうと思ったが結局フィクスロープを掴んで登ってしまった。Ⅲ級+との事。


       F5-9m 右岩壁を登る

 三番目の核心部はF6-9mCS。ここは大岩の右岩溝を登る。スリングが有るがハングしているのでスタンスを決めて腕力を頼りに登る。フェルトの靴の場合は滑り少し苦労したが、スタンスをとらえて登ることができてよかった。


       F6-6mCS 右岩をスリングを使って腕力で登る


       二条三段5m滝


       F7看板  裏返っている
 



 金冷シ沢を過ぎるとF8-三段30mの巻き。ガレ沢を登りフィックスロープを頼りに二つ沢を越えるが、危なげなく通過。詰めは1210mに右俣があり間違いやすい。1230mの右俣に入ると裏返しになった標識があって間違っていないことが確認された。


       金冷シ沢出合  右へ


       二段三条5mナメ滝 奥の二俣に4m滝が見える


       F8-三段30m  右から巻く


       厳しい巻き道 ロープがある


       1230m二俣 右へ 

 すぐにF9-7mが出て来た。これを右から巻き踏み跡をたどるとアカヤシオの咲いている尾根に出た。
30分程で藪漕ぎもなく登山道に出て塔ノ岳で一休みして天神尾根経由で戸沢出合に戻った。


       F9-三段7m 右の巻き道へ


       巻き道から尾根へ


       1400m表尾根登山道に出た


       1420m付近のアカヤシオ


       塔ノ岳山頂


       水無川本谷遡行図


 



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世附川 沖ビリ沢下降、樅ノ木沢遡行 沢登り

2018-05-11 21:27:42 | 沢登り
樅ノ木沢 4mナメ滝


期日:2018年5月4日(金)
メンバー : Akky 他一名

コースタイム、天気 晴れ
 山伏トンネル7:27―水ノ木分岐7:59―西丸北鞍部8:05―(沖ビリ沢下降)―水ノ木林道9:36―樅ノ木橋10:05―(樅ノ木沢遡行)―ゴルジュ滝11:06―昼食11:50~12:07―両門ノ滝12:16―980m二俣12:23―甲相国境稜線13:29―樅ノ木沢ノ頭13:42―水ノ木分岐14:36―山伏峠トンネル15:00
歩行時間7:16、距離12.6km、累積標高+1469m、下り(鞍部→林道)1:31(1:30)、登り3:08(2:55)

記録
 山伏トンネルに車を置き、水ノ木分岐を経て南尾根の鞍部より沖ビリ沢に入渓。1080mより水が出て来て1070mより早くもナメが始まり楽しみながら下りていく。このナメは1000m付近の三段10mナメ滝まで300m程続いる。三段ナメ滝は右側を下りた。ナメはさらに続き二段ナメ滝の上段7m。下段6mは左にトラローブがあるのでこれを使って下りた。下は釜になっているのでスライダーで下りる人もいる。


 稜線鞍部から沖ビリ沢に下りる


 1070mよりナメが始まる ナメは荒れている


      釜があるナメ


      三段10m中段


      三段10m下段より


      二段ナメ滝 上段7m


 下段6m 釜がある


 ナメは続き7mナメ滝となる。この滝の下も角度が急になっているので左側のトラローブを使って下りた。ナメが終わり2m大岩滝を過ぎると5m末広がりのナメ滝。水が多いが滑らないので流水の中を下りる。Nさんも楽しそう。


      ナメが続く


      釜のある7m滝  左下にトラロープがある


      5m末広がりの滝

 これで沖ビリ沢の楽しい所は終わり、ゴーロを下って行くと850mより林道が出てきて沢下りは終了。樅ノ木林道を樅ノ木橋の沢出合まで下る。


      樅ノ木橋  ここから樅ノ木沢の登りが始まる

 樅ノ木橋から入渓しゴーロを少し行くと4mナメ滝が豪快に水を落としていた。ナメ滝も水が多いときれいだ。又退屈なゴーロを250m程行くと西沢出合。二つの堰堤が接近しておりそれなりにきれいだ。堰堤の右側を登り樅ノ木沢に入るとまたもや300m程のゴーロ歩き。疲れる。
 右俣からの10mナメ滝やその上の左俣からの7m直滝、右俣三段7mを過ぎると樅ノ木沢核心部の釜を持った8mCSのあるゴルジュ。昨年は水も少なく8mCSも登れそうに思えたが本日は釜も冷たそうで入らずに巻くことにした。右側ルンゼを上がり、クズグズの急坂を慎重にトラバース。一本の立ち木にセルフビレイを取り懸垂降下。続いて大岩のある5m滝。水が多いので倒木が立てかけてある左の岩の間を登ることにした。Nさんの次に登ろうとしたら倒木が折れてしまった。お助けローブの世話になり登った。難しい。Ⅳ級と推定。


 4mナメ滝


      西沢出合  左西沢、右樅ノ木沢


      長いゴーロが終わり5mナメ滝


 三角大岩滝


      ゴルジュ4m+8mCS+2m二条  ここは右より高巻く


      2m二条 (昨年の画像)


      懸垂降下するNさん


 2m二条の上に懸垂降下


      5mナメ滝


      水が多いので大岩の間を登る

 美しいミニ両門滝8mを登ると980m二俣。ここを右俣に入り三俣を直進するコースはナメとナメ滝が多いとの事。次回にこちらのルートを行ってみたい。今回は、左俣に入り6mナメ滝、4mナメ滝、二条3m滝などを登って行くと奥の二俣。この辺りから急坂になり岩も大きくなってきた。2mCSを二つ越して3m大岩の右を登ると左側の斜面が少し緩くなり木も多いのでここを詰めた。笹につかまったりしながら30m程登ると尾根に出た。獣道をたどり東海自然歩道に出て沢登りは終了した。

 水ノ木分岐に戻る際に二人のハイカーと4人のトレイルラングループに会った。話をしたら皆歩いてきた距離が長く元気な人達であった。アカヤシオを眺めながら水の木分岐、山伏峠に戻った。 


      ミニ両門の滝


      標高980m二俣

           
       6mナメ滝

           
       5mナメ滝 


       二段4m


      二条3m 


       奥の二俣 標高1070m


      2mCS


       左の尾根に出た


      甲相国境稜線(東海自然歩道)の樅ノ木沢ノ頭東に出た


       沖ビリ沢、樅ノ木沢 GPSトラック

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上信越 守門岳

2018-05-09 10:57:20 | 登山
守門岳雪庇



期日:2018年4月28~29日(土,日)
メンバー : Akky, 他2名


コースタイム、天気 晴れ
4月28日
 厚木西IC=吉井町16:20~30=道の駅ゆのたに(テント泊)18:00
4月29日 
 道の駅ゆのたに5:00=二分冬期登山口5:30~50―農道終点6:41―保久礼小屋8:26―キビタキ避難小屋9:21―大岳10:52~12:05―保久礼小屋12:50―農道終点14:30―二分登山口14:40~57
     歩行時間7:37、登り5:02(4:05)1.2、下り2:35(2:10)1.1、距離17.1km、累積標高+1460m

記録
 二分冬期登山口から歩き始める。橋を渡ってすぐのショートカツトの道に入るが、雪がなく歩くのが難しい。その上の尾根に取り付く所は、雪がなく崖になっていて登れないのでやむを得ず農道を遠回りして農道終点まで行く。左側にかまぼこ型の農機具小屋が立っていた。雪がない夏道を行くと沢沿いの雪道となり、踏み抜きに注意して歩いていく。下の方はスノーブリッジになっていて怖い所もあった。


      二分登山口


      農道終点


      しっかりしてきた沢沿いの夏道


 踏み跡をたどるとしっかりした道になり、沢に沿っていくと長峰西の林道に出た。冬道から外れて遠回りしてしまった。ブナの新緑を愛でながら残雪の林道を登って行く。下の風景を見ながら快適に歩いていくと保久礼小屋に出た。屋根には雪は全くない。入り口は板で閉じてあり使えない。
 ここからブナ林の急坂を登ると三角屋根のキビタキ避難小屋。ここも入り口が閉じられていて使用できない。又急坂を登って行くと下の方に中ノ岳や越後駒などが白く見えてきて元気が出て来た。ブナ林もまばらになり西に海も見えて来た。1170m付近から藪が出て来て頂上かと思ったが下の藪であった。



      尾根に乗るのが冬道、直進が夏道 ここで道を間違い左の沢に入る


      長峰の分岐を過ぎた所 ブナ林がきれい


      保久礼小屋下の林道を行く


      保久礼小屋


      急坂を登る


      キビタキ小屋下で休憩 越後駒がきれいに見えた


      キビタキ小屋


      また急坂を登る


      藪の下から日本海方面を振り返る


      1200m付近から振り返る


      中津又方面


      山スキーの二人 楽しそう
 

 さらに左側の緩い尾根を登って行くと山スキーの二人組に会った。農道で我々を追い抜いて行った車のグループであった。この尾根はほとんど木がなく楽しそうに滑って行った。下の広い尾根の向こうには日本海まできれいに見えた。又藪が出てきてようやく大岳の頂上に着いた。三等三角点、巣雲神社の石碑と祠、鐘の支柱があった。鐘は取り外されてなかった。
 東の雪庇の上に出ると東洋一の大雪庇と言われている大岳分岐から守門岳にかけて雪庇が見えた。
所々落ちて地肌か見えて迫力は今一と思われた。それでも展望はすばらしく、粟ヶ岳、飯豊山、矢筈岳、御神楽岳、燧ケ岳、浅草岳、平ヶ岳、荒沢岳、中ノ岳、駒ケ岳、八海山、巻機山などこれまで登った山がきれいに見えた。


      大岳頂上


      大岳から 越後駒、八海山、巻機山


      守門岳の雪庇


      中津又方面

 ここから急坂を130m下り200m程登り返すと守門岳山頂であるが、時間がかかることから今回はここで引き返すことにした。 下りは足を蹴りこんでザラメの斜面を快適に下った。
 下の沢道のブリッジでは、壊れないかとひやひやしながらそっと渡った。農道終点付近では気温が24℃と暑く夏山のようであった。


      大岳下1200m付近を下る


      870m付近の快適なブナ林


      780m付近より振り返る  左から中津又、大岳、青雲岳


      タムシバも咲きだした


      渡ってきたスノウブリッジ


      夏道の登山道に出た


      守門岳GPSトラック
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