晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

9840  南アルプス 悪沢岳、赤石岳 縦走

2023-10-22 09:22:20 | 登山

                  見晴岩から悪沢岳

期日  :   1998年 9月12~15日

ンバー :  (L) G.N、 Akky

コースタイム :

一日目 9/12  曇時々晴

 静岡IC 10:30=井川ダム12:10~30=畑薙第一ダムⓅ13:40=椹島ロッジ(泊)14:50

二日目 9/13  快晴

  椹島ロッジ5:30~6:10―吊橋―小石下8:20―清水平―蕨段10:20―見晴岩10:30―昼食11:00~40―駒鳥池13:00―千枚小屋13:50~14:00―千枚岳14:20~30―千枚小屋(泊)14:45

    歩行時間7:35  距離 9.0km 累積標高差+1600m

三日目 9/14 快晴

 千枚小屋5:00~30―千枚岳6:10~30―丸山7:20―7:50~8:10―急なガレ場8:30ー中岳9:40~50―コル10:00―前岳10:10~20―コル―荒川小屋11:00~30―大聖寺平12:15―3030m肩13:35―小赤石岳13:45―赤石岳コル13:55―赤石岳14:10~20―赤石岳コル14:30ー水場15:10―富士見平16:00―赤石小屋(泊)16:44

   歩行時間  11:14 距離 13.5 km 累積標高差 +1500m

四日目 9/15  曇り一時雨

 赤石小屋6:30―登山口9:40―椹島ロッジ9:45~11:00=臨時マイクロバス=畑薙第一ダム12:00=赤石温泉12:00~13:30=静岡IC=国府津駅17:30

    時間 3:15 距離 5.1km  累積標高差

    合計 時間 22:04、距離27.6km  標高差3121-1123=1998m 累積標高差 3360m

      悪沢岳から赤石岳縦走ルート

     椹島から千枚小屋ルート標高①

             千枚岳~赤石岳ルート標高②

      赤石小屋から椹島ルート標高③

 

記録、感想

一日目、二日目 晴

 国府津から4時間かけて畑薙第一ダムに到着。さらに送迎バスで一時間かけてようやく椹島ロッジに到着。南アルプスは遠い山と実感。

                  椹島周辺案内図

           千枚大吊橋

 椹ロッジを6:10に出発。滝見橋と高度感のある吊橋を渡る。ここから250mも急登する。つらい所。鉄塔の下からは楽しい道。その後林道を横切り小石下まで急登。稜線を快適に登って行くと蕨段の三角点。すぐに見晴岩。

 展望が良く荒川岳と赤石岳が望めた。斜面を登って行くと苔がたくさん生えた神秘的な駒鳥池。幻想的な雰囲気。斜面を登るとお花畑が現れて本日の宿千枚小屋に到着。できたばかりらしくきれいな山小屋であった。外のテーブルから富士山がきれいに見えた。

        見晴台からの展望

             駒鳥池

            千枚小屋にて

         千枚小屋から笊ヶ岳を望む 富士山の展望もすばらしい

       

三日目 

 早朝から登山開始。千枚岳、丸山、悪沢岳と展望を楽しみながら登って行く。千枚岳は頂上に折り重なる千枚岩に由来するとの事。悪沢、赤石、塩見、農鳥岳などがきれいに見えた。千枚岳から少し行くと急な10m程の崖の下り。注意して下る。

       千枚小屋から朝焼けの富士山

           南アルプスの日の出 富士山も近い

        千枚岳山頂から悪沢岳と丸山を望む 

         千枚岳から赤石岳、小赤石岳

         千枚岳から塩見岳

         千枚岳からから富士山、毛無山

      千枚岳からから悪沢岳、丸山

    千枚岳から急なガレ場を下る 

       お花畑を通って丸山山頂 展望がすばらしい

          丸山から悪沢岳(右上)を目指す 

 緩やかに登りかえすと丸い饅頭のような丸山。お花畑を過ぎ大岩や赤岩が混じった岩の間を緩く登ると悪沢岳。悪沢岳からも展望がすばらしく中岳、前岳、小赤石岳、赤石岳、聖岳、上河内岳がきれいに見えた。悪沢岳からジグザグの220m程の急勾配を下る。このルートの最大の難所。60m登り返すと中岳。中岳分岐を直進して三山最後の前岳に登る。南西側はすごい大崩壊地。

 

       赤い岩を緩く登ると悪沢岳山頂

   悪沢岳からのパノラマ  仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、鳳凰三山など

        悪沢岳からのパノラマ

        悪沢岳山頂にて

 悪沢岳から210m下って中岳(右)へ 少し登って前岳(中)へ  中岳鞍部に戻って荒川小屋へ下る

   悪沢岳からガレ場のジグザグの道を下って中岳へ(中岳より振り返って)

    中岳山頂から悪沢岳と富士山

       中岳山頂から仙丈ヶ岳、塩見岳、間ノ岳など

             中岳山頂にて

 

       中岳から前岳へ向かう

         前岳山頂にて 後は大崩壊地

    前岳から悪沢岳を振り返る

       前岳の大崩壊地 小渋川まで崩れている

     中岳まで戻って鞍部から荒川小屋へ下る お花畑がすばらしい

 前岳から鞍部まで戻って右折し、ジグザグの急な岩ゴロの急坂を荒川小屋まで下る。50m程登って大聖寺平までのトラバース道をお花と展望が楽しみながら歩いた。大聖寺平にはケルンがあった。

       荒川小屋から前岳を振り返る

      

       荒川小屋南から前岳、悪沢岳を振り返る

  大聖寺平から左の小赤石岳への急登に取付く

  小赤石岳の肩(標高3030m)付近から中岳、前岳、荒川小屋を振り返る

 大聖寺平から岩だらけの急斜面を登ると赤石の肩3030mと小赤石岳。下山道のある赤石コルを通り、やせた急坂の尾根をあえぎながら登ると赤石岳山頂。山頂には大きく立派な標識があった。赤石岳からはガスが出てきてくっきりは見えなかったが聖岳、間ノ岳などが確認できた。

 小赤石岳の肩から小赤石岳(左)、赤石岳(中央)

        小赤石岳から赤石岳山頂を目指して登る

       赤石岳山頂に到着、立派な標識

     山頂から聖岳、上河内岳を望む

     赤石コル(下山道分岐)より小赤石岳、赤石岳を振り返る

 展望を楽しみ赤石コルまで戻り今日の宿泊地赤石小屋に向かう。赤石コルからはざれた急な下りで、木の根が出た所もあり注意して下った。急坂で疲れてしまった。緩くなった富士見平で一息ついた。富士見平ではガスで富士山が見えなかったか赤石小屋が足元に小さく見えた。ここから道も緩くなりのんびり下った。

      富士見平から前岳、中岳、悪沢岳  左に小赤石、赤石岳が並んでいる

          赤石岳(左)、小赤石岳(右)

   赤石小屋にて

 

四日目 曇一時雨

 小屋からの下りも所々急なところがあったが安心して下ることができた。天候に恵まれて雄大な南アルプスの山と展望を満喫できた楽しい山旅であった。

         赤石小屋から3時間ほどかかって椹島登山口に無事下山した

 

 

コメント
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