晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0038    奥静     八紘嶺(1918m)、大谷嶺(2000m)

2023-04-30 16:51:40 | ハイキング

         大谷崩れを下る 1800m付近


        八紘嶺、大谷嶺ルート


        八紘嶺、大谷嶺ルート標高 


1. 期日    :  2000年11月12日  
2. メンバー  : (L) T.Shimada、Akky他6名
3. コースタイム、天気  曇後晴 
  梅ヶ島温泉よしとみ荘発7:25=八紘嶺登山口駐車場7:40~50―安倍峠分岐(中間)8:10~15―富士見台(稜線)8:35―八紘嶺9:46~10:05―キレット10:20―前ピーク10:30―五色ノ頭10:57―1901mピーク11:18~31―大谷嶺11:50~12:34―新窪乗越13:15~25―扇ノ要14:10―林道駐車場14:30~45=黄金の湯15:15~16:50=静岡バイパス
             時間、5:56 登り(大谷嶺まで)4:00、下り1:56、距離8.0km、標高差2000-1228=772m

4. 感想
 昨日は西日蔭沢から山伏を往復して梅ヶ島温泉に宿泊。本日は八紘嶺から大谷嶺へ縦走の予定。
朝食は昨日のご飯と味噌汁でおいしくいただく。Hさんは本日登らないという。よしとみ荘の前で記念写真を撮り車で八紘嶺登山口に向けて出発。安部の大滝や梅ヶ島温泉の前を通り急坂を登っていく。ここでも紅葉がすばらしい。


         八紘嶺登山口を出発


        登山口の紅葉がきれい

 登山口ではもみじが赤く道には落ち葉が積もっていた。八紘嶺の方向はガスで見えない。富士見台でも残念ながら見えない。
 途中までガスはかかっていなかったが登るにつれて濃くなってきた。休憩の時我々は風が当たらない暖かい所で休んだためカッパを着ないで出発。空を見ると一部青空が見えてきた。回復傾向でありうれしくなってきた。小山を登り下りして八紘嶺に到着。七面山の方向から登ってくる人が来たので七面山から来たのかときいた所、七面山に向かったが下る一方なので引き返してきたと言う。残念ながら七面山の情報は得られなかった。
木々の間より富士山が顔を出す。あわててカメラを構える。だんだん天気がよくなるようだ。



        八紘嶺山頂


        八紘嶺山頂から富士山 


        山頂から布引山と大笊、小笊 


        五色ノ頭への稜線を登る

 八紘嶺を少し下ると地図の通り急な下り坂。さらに行くと標高1770mのキレット。下って登る。
 恐る恐るであるが無事に通過できて一安心。ここから五色ノ頭の標識が二回出てきた。どちらが正しいのやら。アップダウンをくりかえしながらようやく大谷嶺に到着。途中で七面山も見えたが写真が撮れなかった。
 

        大谷嶺山頂にて

 大谷嶺では正午のためか展望盤や頂上の標識付近は混雑。ゆっくり山座同定もしていられない。
 今年も展望が悪く、笊、北岳、間ノ岳、布引山は見えたが聖、赤石は雲の中。ぽかぽか陽気の中で昼食。混雑度はちょうど高尾山みたい。
すさまじい崩れの縁を、ロープをたよりに下る。宝永四年(1707年10月)の大地震をきっかけに崩れたとの看板。来年きた時はさらに崩れが進行し現在の道がなくなる可能性が大きい。本当に自然の力はすごい。途中で山伏が望めたが少し逆光。この急な下りを過ぎると新窪乗越。


        大谷崩れの縁を下る


        山伏への山並み


        稲又山、布引山


        大谷崩れの縁を下る


        大谷嶺の下ピーク1980m付近を下る


        大谷嶺の稜線を下る


        新窪乗越手前付近から大谷嶺を望む

 新窪乗越から大谷崩れの大ザレ(斜度は35度くらい)を注意深く下り扇ノ要に着く。ザレの急斜面が終わりホッとする。ここの岩は柔らかく少しぶっつけるだけで割れてしまう。なんと言う岩石だろう。
 途中で左方向から新たに崩れた土石流の後と思われる沢の跡を通る。大きな岩が流されるなんて信んじられないエネルギーである。人間が食い止めることができるのだろうか。土石流で車道が一部削られたため昨年の駐車場は、さらに下に設置されていた。


 大谷崩れの下り 1800m付近 斜度35度位


        三ノ沢 1470m付近の崩れ


        扇ノ要付近 1360m付近  ザレの急坂が終わりホッとする

 黄金の湯がようやく空きだしたので少しゆったりと入る。帰りは、混んでいたが静岡バイパスを通り清水インターより高速で帰る。
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0927   南アルプス南部  山伏

2023-04-24 10:29:59 | ハイキング

        笹原の広い山伏の山頂  大谷崩と富士山       


1. 期日 :  2009年10月31日(日)
2. メンバー : Akky(L) 以下19名

3. コースタイム・天気 : 晴れ
 清水IC 8:20=新田9:20=山伏駐車場9:25~45―岩、休憩10:14~20―ワサビ田10:27―大岩10:37―支沢10:42―水場10:52―休憩11:05~15―蓬峠11:30―1730m付近(昼食)12:20~45―頂上13:35~50―蓬峠14:55~15:10―大岩15:40―登山口16:15―駐車場16:20~30=黄金の湯16:40~17:40=清水IC
 
時間:6:10(登り3:25、下り2:45)、距離7.8km、標高差2013-905=1108m、累積標高差1120m



     山伏ルート地図


         山伏ルート標高 

4.記録及び感想
 天気予報では、曇り時々晴れであったが、今日の天気は晴れとなりやや暑いくらいであった。駐車場の北西方向には山伏、蓬峠と1471mと思われるピークが見えた。すでに紅葉が始まっており針葉樹の緑が紅葉を引き立て大変きれいであった。
 河原の駐車場から林道を10分程歩き、沢を渡ると西日蔭沢登山口。沢に沿って林の中を登っていく。


        河原の駐車場から林道を歩いていく


        沢を渡って山伏登山口へ


        西日蔭沢に沿って登って行く

 以前は沢沿いの道であったが途中少し高巻きの道に変わっていた。天気がよく気温が高く半袖にて登る。出て来たワサビ田はすでに作られていない。沢を横切り橋を渡って左右に大岩がある所に着いた。どこからこんな大岩が転がってきたのだろう。ここにもワサビ小屋があった。支沢に入り急な登りになった。もみじの紅葉が朝日に映えてきれいだ。水場を過ぎるとようやく蓬峠に着いた。大谷崩と手前の崩壊地が痛々しく見えた。各班は分かれてこの辺で昼食にした。


         1130m付近のワサビ田


        橋2を渡って登って行く 1180m


   大岩が二つ 間を登って行く 1200m 


       橋3を渡る 1210m  


       紅葉が出て来た 1400m


       蓬峠のベンチ 裏へ回って尾根を登る 1470m  大谷崩が痛々しく見えた

 尾根道を通り頂上近くの急坂を登り50分で笹原とヤナギラン群生地の頂上に着いた。先行した班は、20分前に到着。13時35に山頂に到着。頂上は南アルプスの大展望台。東に富士山、北方向に聖、赤石、悪沢、塩見、布引、笊ヶ岳が大きく見えた。まだ雪はない。この時期まだ登れそうだ。展望を満喫して下った。途中の水場付近では紅葉が逆光となり素晴らしかった。


        笹原の広い山頂  大谷嶺と大谷崩れ  富士山も見えた


        笹原と立ち枯れの木 青い空がすばらしい


        山頂にて記念写真  二等三角点があった


        山頂からのパノラマ 聖岳方面


        青薙山、赤石岳


        青笹山、荒川中岳 悪沢岳


        尖った三角形の布引山と笊ヶ岳 


        展望を満喫して下る 13 : 50


   紅葉がすばらしい


        よもぎ峠上の紅葉


         1300mまで下りて来た


        沢を渡る 1080m付近


 帰りは登山口に近い梅ヶ島の黄金の湯に立ち寄る。景気の影響かすいていた。ツルツルの美人の湯に入り若返った気分。疲れたが、慎重に運転して帰った。期待した紅葉と南アルプスの巨峰が見え、多くの人と語らうことができて楽しい山旅であった。





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0924  越後三山 (八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳)縦走

2023-04-13 19:23:39 | 登山

        千本檜小屋から八ツ峰を望む 

期日   :2009年9月19~21日
メンバー :L, Akky、SL, Kmach、Tshige

9月19日(土) (一日目)
コースタイム・天気 晴時々曇 
 六日町IC=八海山ロープウェイⓅ9:40~10:05=ロープウェイ山頂(1150m 4合目)10:10~20―こぎ池―女人堂(6合目)11:25~35―薬師岳12:22―八海山避難小屋(昼食)12:40~13:30―八ツ峰(地蔵岳1P13:37~43―不動岳2P13:52―七曜岳(白川岳)3P14:13~24―白河岳4P―釈迦岳5P―うかい路、梯子(中間)14:24―摩利支岳6P14:31―剣ヶ峰7P―大日岳8P(1720m)14:45~15:20―巻道梯子鎖15;40―迂回路―千本檜小屋 泊16:00

時間4:50(登り3:35、下り1:15)、距離4.9km、標高差1715-1150=565m、累積標高差+700m,-190m


       八海山ルート(ゴンドラ山頂駅から大日岳)


     八海山ルート標高

記録
 連休初日、混雑もなく順調に八海山駐車場に到着した。ロープウェイで4合目(標高1140m)まで上がりいよいよ登山開始。思ったより気温が高く暑い。NHKドラマの効果もあり登山客も多く、トイレも綺麗にしたと六日町観光協会の方に伺う。また、天地人の始めの場面は八海山地蔵岳を映したものと聞いた。


        八ツ峰の山名


        女人堂と八海山大神  昔は女性はここまでしかのぼれなかった

 女人堂(昔の女性結界)で休み、クサリの着いた急坂を登り、12時40分に八海山避難小屋に到着した。昼食後八ツ峰へ行く。
八つのピークを鎖や梯子で登ったり降りたりする。始めに地蔵岳1Pに迂回路から登り不動岳2P、七曜岳3P、白河岳4P、釈迦岳5P、麻利支岳6P、剣ヶ峰7P(巻き)を登り、最後は大日岳8Pである。



        薬師岳にて


        千本檜小屋から八ツ峰


        八ツ峰案内図 千本檜小屋にて


        急斜面の登山道を登ると地蔵岳1P


        地蔵岳より不動岳2P(右上)と七曜岳3P、白河岳4P(左ピーク)


   不動岳2P


     不動岳2Pから5mの下り


     七曜岳3Pへの登り


        七曜岳(五大岳)3P山頂と白河岳4P


      白川岳への約7mの登り


        白川岳上部のトラバース 鎖あり


        白川岳上部鎖場の登り


        白河岳4Pから七曜岳3P、不動岳2P方面を振り返る


      白河岳から釈迦岳5Pと摩利支岳6P


    白河岳から鎖場の下り


        白河岳4Pを下って釈迦岳5Pを登る 奥は摩利支岳6P


        釈迦岳(白川岳)5P山頂


       摩利支岳6Pへの登り


       摩利支岳6Pより剣ヶ峰7P方面


        剣ヶ峰を望む


        剣ヶ峰7Pへは登れないので巻いて大日岳8Pへ


       大日岳の垂直の梯子を登り鎖場へ


        大日岳山頂にて


        大日岳の鎖場約10mを下る  少し戻って巻道を千本檜小屋まで戻る  


 大日岳は長い鎖場を下る。ここはさすがに登る人は限られる。紅葉した峰々の展望を楽しみながら鎖場の岩場を縦走した。スリルを楽しみ迂回路を、明日の下見を兼ね千本檜小屋に戻る。
 これからの行程の厳しさをおもわせる、梯子鎖場のオンパレードを楽しんだ。小屋より5分程下った所の水場は、水がチョロチョロのためやや濁っていた。千本檜小屋では、水は売らないとのことでやむを得ずこの水を沸かして夕食と明日の水の一部に使う。お天気を祈り眠りにつく。


        千本檜小屋での楽しい夕食(自炊 マーボ豆腐、豚汁)



9月20日(日) (二日目)
コースタイム・天気  曇後晴
 千本檜小屋4:40―巻道―入道岳(1778m)6:00―五龍岳6:38―荒山7:48―オカメノゾキ(1240m)8:35―出雲先(八合目)10:25~35―御月山(九合目、昼食)11:45~12:20―祓川12:35~50―中ノ岳避難小屋13:55~15:10―中ノ岳(2085m)15:15~36―避難小屋 泊15:41

時間10:00、距離8.0m、標高差2085-1240=1845m、累積標高差+1200m、-790m



     大日岳からオカメノゾキルート


        オカメノゾキから中ノ岳ルート


        千本檜小屋から中ノ岳標高

記録
 千本檜小屋を4:40のまだ暗いうちからヘッ電を点けて出発した。一瞬天気が良くなり星が見えたがすぐガスが出てきた。昨日通ったうかい路を行く。狭い崖のヘツリや鎖場を注意深く歩いていく。
入道岳から振り返ると大日岳の岩峰がきれいに見える所なのにガスで見えない。ガレを注意しながら急な鎖場を下る。


        五龍岳山頂 標高1595m 阿寺山分岐


        1442mピークよりオカメノゾキへ続くヤセ尾根を下る


        1442mピーク下の鎖場を荒山目指して下る


        降りて来た鎖場を振り返る
 

さらに下ると一時間程で荒山の標識に到着した。この標識は荒山の南にある。大きなテントを持った単独の男性に追い越される。元気な人だ。また少し行くと軽ザックと運動靴姿の大学生に追い越された。一日で三山縦走するという。さすが大学生羨ましい。今日は冬期縦走の下見とか。トレイルランをやりたくなった。


        荒山ピーク(六合目1344m)の南にある山名板


小さなピークを登り降りして1250mまで下ってきた。この辺が両側が切れ落ちたオカメノゾキのはずなのに結構広い道でしかも樹木もあり怖い所はなく拍子抜けした。しかし、少し高くなったところから振り返ると小ピークのアップダウンで単純な道でないことが分かる。この辺もガスがかかり遠くは良く見えない。
 途中で山伏姿の人たちに出会った。ホラ貝を吹きならくしながら歩いていく。荷物はあまりなく軽装である。ここからも注意して歩くようにアドバイスをいただいた。修験の山を実感する。


     荒山東のオカメノゾキ(七合目)の鎖場を登る


        オカメノゾキの上から入道岳を振り返る

 登り返して出雲先に着いた。八合目の道標があった。この辺から地図の時間がやけに長くなっており予定時間より1時間半早く着いてしまった。エアリアの地図が余裕を持たせすぎて作成してあるためなのか。小ピークを登り急な鎖場を登り御月山に11:47に到着した。予定より2時間半も早い。


        出雲先(八合目1528m)の急登


        出雲先から御月山を望む


        御月山への登りからオカメノゾキの方向を振り返る


        御月山下の鎖場を登る


        御月山に到着(昼食) 予定より早い


 ここで厳しかったオカメノゾキのコースも終でほっとした。昼食のおいしいこと。でも周りはガスで展望はない。下り始めると急に天気が良くなり、草紅葉の赤と黄色のグラデーションの斜面の下に祓川の水場が見えた。すばらしい眺めに歓声を上げた。わき水を調理用2.5Lと飲料水1L汲む。あと一時間だと思うと急に元気が出てきた。おいしい水を腹いっぱい飲む。


        祓川の水場は草紅葉


        祓川の水場

 先に行った単独行の元気な男性に会う。後から女性2人組も到着した。ここでテントを張るのも気持ちがいいかもしれない。笹と紅葉した楓のトンネルを抜け草原のガレを登り13:55に中ノ岳避難小屋に着いた。予定より二時間も早く着くなんて予想もしなかった。千葉のM山の会では11時間半かかったとのことで、今日はヘッ電を点けて中ノ岳を登るのかと思っていた。


         避難小屋下より中ノ岳(北峰)を望む


        中ノ岳山頂(南峰2085m)にて

 中ノ岳山頂からは、平ヶ岳、燧岳、荒沢岳方面が見えた。八海山、越後駒方面はガスで見えない。
 避難小屋に戻り、マーボナス、サラダ、スープの豪華な夕事をいただく。地元の人から冬の駒ヶ岳や未丈ヶ岳もすばらしいと教わった。天気の良い日に来たいな。


        避難小屋(北峰)より山頂(南峰)を望む


        立派な中ノ岳避難小屋


        避難小屋でのおいしい夕食をいただく


9月21日(月)  (三日目)
コースタイム・天気  晴れ
 中ノ岳避難小屋(2070m)5:05―御来光5:30~35―1866mピーク―檜廊下(1780m)6:20~30―天狗平(1720m) 7:25~35―越後駒、グシガハナ分岐8:30~35―越後駒ヶ岳(2003m)8:50~9:15―分岐9:28~35―グシガハナ(1811m)10:07~15―人松(1308m)―力水(1230m昼食)11:35~11:58―雪見ノ松(970m)12:50~13:00―十二平登山口(465m)13:30―森林公園キャンプ場Ⓟ(360m)14:20~50―水無川キャンプ場Ⓟ(322m)=(タクシー)=八海山ロープウェイ駐車場15:25~35=五十沢温泉15:55~16:55=六日町17:45

時間8:52 距離13.1km、標高差2,070-322=1,748m、累積標高差+490m、-2240m




        中ノ岳~天狗平ルート


        天狗平~駒ヶ岳、十二平登山口ルート


        十二平登山口~水無川キャンプ場ルート


        中ノ岳~駒ケ岳、十二平登山口 標高


記録
 3:30起床し朝食をとった後、身支度をして5時過ぎ賑わう小屋を出発した。5:30に御来光となり、3日間のフィナ―レを飾るかのような今まで一番の秋晴れ。


        荒沢岳からの日ノ出


        四合目(1901m)より中ノ岳を振り返る


        1866mピークから中ノ岳を振り返る


        オカメノゾキの稜線と入道岳、八ツ峰 


        1866mピークから駒ヶ岳とグシガハナの急な下り


        通って来たオカメノゾキの稜線と入道岳、八ツ峰


        駒ヶ岳とグシガハナ


        御月山(左)からオカメノゾキ稜線、八海山

 荒沢岳、銀山湖の眺めがよい檜廊下と呼ばれるやせ尾根のアップダウンを300m程下ると最低鞍部の天狗平に着く。左斜面の西側が所々真っ赤に色付き紅葉が素晴らしい。 
 目の前の越後駒はどっしりとかまえ山容の美しさはさすが百名山だ。稜線右側には駒の小屋も見える。


        1866mピークよりヤセ尾根の檜廊下へ下る


        檜廊下の岩場を登る


        木の根が多い岩場を登る


        天狗平から1933mピークと駒ケ岳を望む


        天狗平からオカメノゾキの稜線と御月山


        九合目から中ノ岳(左)、御月山、オカメノゾキ、入道岳(右)


        九合目から駒ヶ岳方面、1933mピークを望む


        1933mピークより駒ヶ岳と駒ノ小屋も見えた

 グシガハナとの分岐にザックをデポし、15分登ると越後駒ヶ岳に到着した。三山制覇した感動がこみ上げ3人で握手する。山頂は狭いが360度の大パノラマ、守門、浅草、平ヶ岳、燧ケ岳、弥彦山、海の向こうには佐渡ヶ島も見えた。


        駒ヶ岳山頂に到着


        山頂にて 後ろは中ノ岳、谷川岳


        駒ヶ岳山頂から、中ノ岳、グシガハナ、オカメノゾキの稜線を望む


        八海山、薬師岳、六日町方面


     水無川、角田山方面


        守門岳、浅草岳、未丈ヶ岳方面


        未丈ヶ岳、荒沢岳方面


        燧ヶ岳、至仏山、中ノ岳、御月山方面


      至仏山、中ノ岳、巻機山方面

 分岐にもどりグシガハナへ下るにつれ、左手に昨日きつかった八海山から中ノ岳の稜線や、正面には八海山がドーンと目の前に迫って望まれる。この先はずっと急下降の連続で駒ヶ岳から1600m近い高低差の下りは膝に堪える。
 地図上の人松、雪見ノ松がどれかはっきりせず、標識がない。5月頃の陽気を思わせる暑さで喉が渇くが途中水場もない。ようやく沢のある十二平登山口に着く。その先は水無川を左手に見ながら林道歩きで、途中Tさんがアケビを見つけた。
 森林公園キャンプ場からタクシーを予定していたが携帯がつながらず水無川キャンプ場を過ぎてようやくつながった。


        水無川越後三山公園キャンプ場よりグシガハナと中ノ岳を望む

 八海山ロープウェイ駐車場で車に乗り換え五十沢温泉で入浴。ホテルは連休で日帰り入浴は断られたが、代わりに紹介された所は狭く設備悪いが、硫黄泉ながら白濁のない源泉で飲む事もできた。帰路は5連休3日目で関越の渋滞にはまり自宅到着24時過ぎだった。


感想
 関越道の六日町から小出までの間で、きれいな三角形の越後駒とゴツゴツした峰の八海山、丸っこい中ノ岳の優雅な姿が帰省する時いつも見えた。山の間は結構下がっていて縦走は大変だろうなと思っていた。三山単独では以前に登っていたので、いつかは縦走してみたいと思っていたがつい年が経ってしまった。今回紅葉を眺めながらの縦走ができた。八海山の八ツ峰は紅葉もすばらしく楽しめた。中ノ岳へ縦走はエアリアの地図やウェブの記事からも時間がかかると思っていたがそれほどの道ではなく結構楽しめる道であった。刈り払いされていたおかげと感謝。三日目は天気に恵まれてすばらしい景色と紅葉を堪能した。駒ケ岳山頂では谷川岳や日本海の向こうの佐渡島まで見えた。 
 グシガハナからの十二平までの1400mの急な下降は、二日間の疲れがたまって足が痛くなるコースであった。ハードな修験道の路を歩いたことはこれからの山行の自信になった




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0616  越後の山  ヌクビ沢~巻機山

2023-04-03 11:02:49 | 登山

        ヌクビ沢の布干岩


期日   :  2006年9月9日
メンバー : 単独

コースタイム、天気 快晴
 桜坂駐車場9:10―割引沢出合(巻道分岐)9:40―休憩10:00~10―ヌクビ沢出合(1072m)10:25―布干岩10:40~47―行者ノ滝11:00~07―左側崖へツリ11:35―雪渓ブリッジ12:15~30―沢源頭12:46―稜線コル(1875m)12:55―割引岳(昼食)13:05~35―御機屋(巻機山頂標識)13:50―巻機山最高点(1967m)14:00~15―朝日岳分岐14:20―御機屋14:30~50―前巻機山15:00~15―六合目展望台16:00―五合目焼松16:15―桜坂駐車場16:45=清津峡ホテル「せとぐち」18:30

   時間6:45(登り4:15、下り2:30)、距離11.6km、標高差1967-735=1232m、 累積標高差+1537m


        ヌクビ沢から巻機山ルート


        ヌクビ沢から巻機山ルート標高


記録、感想
 9:00に桜坂駐車場に着いたので遅く、奥に空きを見つけて停めることができた。すでに20組ほど登っているようだ。駐車場からすぐに沢コースと尾根コースの分岐。沢コースは入山禁止の表示があった。今回はヌクビ沢コースに挑戦。小屋の右側の道を行く。刈り払いされているので手入れはされている。ブナやカエデの林を登っていくと20分ほどで割引沢出合(巻道分岐)に到着。標識があったがかすれていて字が読めない。沢登りは経験が少ないので右側の山の巻道を行く。



        駐車場の案内板

 後でわかったのだが、左へ行くと沢へ出て吹上ノ滝やアイガメノ滝を登るコースで、アイガメノ滝の所が難しいようだ。巻き道は良い道であるが二ヶ所崩れている所があり注意して通った。リュックは軽いのに今日は暑く汗がぼとぼと落ちてくる。30分ほど登ると天狗岩と割引沢が見える所に到着。すばらしい眺め。ここで先に歩いていた人と一緒になる。


        巻道から天狗岩

 段々木が小さくなり岩ゴロの道になって沢に降りた。ここがヌクビ沢出合(標高1072m)だ。右側の奥に布干岩が見えてきた。沢を行くとハクサンコザクラの可憐な一輪がまだ咲いていた。布干岩の下に到着。始めのナメ滝は少し急。大きな岩があり登りにくいが、登ると布干岩スラブに鎖があり安心だ。スラブナメ滝で長く70mにもなる。以前と同じく感激。上に行くと沢を飛び越す所があったが、そこには大きな岩が挟まりその上を歩き渡った。


        沢の曲がり角から布干岩が見えた


        スラブの布干岩を登る


        布干岩を見下ろす


        布干岩終


        布干岩の上ノ滝

 さらに大きな岩を登っていくと20m直滝に着いた。標高1235mや三嵓沢の出合も考えると行者ノ滝らしい。ここは右側の印がある急な岩場を登る。危険はない。すぐに10m程のS型トイ状ナメ滝が出てきた。名前は不明。
 このあと左側に移り草が生えている所を登る。崖をヘツリしばらく行くと右側に雪渓が出てきた。この下を慎重に通り、右側のガレを登る。また雪渓のブリッジが出てきた。赤ペンキはブリッジをくぐるようにつけられているが、ブリッジが崩れたら危ないので雪渓の上の右側を慎重に歩く。岸とは隙間ができていた。登り終えると少しほっとした。下からの写真を撮っておけばよかった。後から登ってきた人に聞いたらこの下を通ってきたとのこと。


        行者ノ滝20m 右側を登る


         行者ノ滝、右側を登る


        行者ノ滝落ち口


        S形トイ状のナメ滝


        沢が終わり左の道を登る


        ハクサンコザクラ 


        コガネキク


        雪渓の下を通る


        詰めのナメ滝


        スノウブリッジ くぐれるが危ないので脇を通る


        アカバナシモツケ草

 さらに登るとようやく水がチョロチョロとなった。ここに出てきた水がおいしいかと思って飲んでみたが砂が多くそれほどでもなかった。矢印は右側のガレを登るようについている。慎重に登りしっかりした岩の急な道に到着。急な坂であるため、手も使って登る。この時、渓流シューズをはいてる人が一人下ってきた。すぐに尾根に着くと言う。さらに割引沢は難しく岩登りの技術が必要であり、コースが荒れているからこちらが良いと教えてくれた。


        もうすぐ稜線 標高1800m         

  汗をボトボト流してようやく稜線に着いた。振り返ると尖った大源太山が見えた。風が吹いてきてさわやかだ。前には、八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳、稜線が続く巻機山の緩やかな道が見えた。
10分で西に見えた割引岳山頂に着いた。巻機山方面は雲がかかりよく見えないが五十沢方面  新潟方面はよく見えた。中ノ岳から谷川岳方面には雲が少しかかっておりすっきり見えなかった。


      稜線分岐(コル)から 割引岳方面と巻機山方面が見えた 写真は巻機山


        稜線分岐(コル)から八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳を望む


        10分で割引岳山頂1931mに着いた 展望は素晴らしい 一等三角点があった
        

        山頂から巻機山、避難小屋(右)、前巻機山が見えた


     避難小屋、前巻機山のアップ


        山頂から飯士山方面


        山頂から裏巻機山登山道と六日町盆地


        山頂から越後三山(八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳)が見えた


        山頂から、右から御機屋、最高峰


 山頂でオニギリの昼食。すばらしい眺めだが疲れた。巻機山へ下る時、後から沢を登ってきた人が稜線に着くのが見えた。ここからゆるい道なので花や景色を見ながら歩いていく。風もあり涼しく壮快。高山植物の写真を撮りながらのんびり歩く。沢分岐から少し登ると池塘があり大きな山頂標識とベンチがある所に着いた。ここは御機屋と言われる所だ。井戸尾根コースはここに着く。
 下を見ると、織姫の池や前巻機山、避難小屋が見えた。道が細く走っておりすばらしい眺め。


        御機屋付近のお花 イワショウブ


        キンコウカ


        立山リンドウ


        ハクサンボウフウ 

 ザックをベンチに置き、木道を通って最高点1957mに向かう。最高点へはロープが張ってあり入れなかった。
 振り返ると割引岳がきれいに見えた。更に進むと朝日岳、清水峠への縦走路分岐に着いた。
先には、奥利根湖も見えた。牛ヶ岳方面はガスがかかって来たので行くのを止めた。御機屋(山頂標識の所)にもどり時間を見ると2時半であった。少しエネルギーを補給して井戸尾根を下った。


      朝日岳、清水峠への縦走路分岐 奥利根湖が見えた 雲が出てきたので引き返す



        三ツ池手前稜線から最高峰(1967m)を望む


        引き返し、最高峰を過ぎた稜線から池塘と割引岳を望む


        巻機山山頂標識がある御機屋  ここから井戸尾根を下る


        御機屋より織姫の池(右下)と避難小屋(中)、前巻機山


        御機屋より越後三山


        御機屋より朝日岳、米子頭山を望む


        御機屋より大源太山、万太郎山を望む


        織姫の池(標高1850m)まで下りた


        前巻機山から割引岳、巻機山
 

        前巻機山から割引岳
  

 前巻機山で振り返ると割引岳、巻機山がどっしりとしてすばらしかった。前巻機山で別れを告げてどんどん下る。途中やや急なところもあったが休まずに六合目展望台まで下る。ここから天狗岩と急なヌクビ沢が見えた。すごく急に見えた。


        六合目展望台から天狗岳とヌクビ沢 右ピークが割引岳

 さらに下ると、五合目焼松。左側を見ると米子沢が見えた。ここも急である。後は一気に駐車場までくだった。少し涼しくなり暑さが和らいできた。
 湯沢清津峡のユースホテル「せとぐち」に電話して泊めていただいた。



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