晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

クワンナイ川  沢登り

2022-07-29 11:57:08 | 沢登り

        再び滝ノ瀬13丁の大ナメが続く

期日:2017年8月23~25日                  
メンバー:(L)KMさん 、MSさん、Akky

コースタイム・天気
8/23 曇一時雨 
天人峡 清流橋Ⓟ 6:20→ゴルジュ7:45→840m沢出合(昼食)11:40→カウン沢出合(泊)13:30
   
時間7:10、距離9.1km、標高差395m、累積標高差+798m

8/24 曇後雨 
カウン沢出合6:50→魚止ノ滝8:10→8:20→F2-10m(滝ノ瀬十三丁始り) 8:26→滝ノ瀬13丁終→F7ハング滝10:34→二段20m11:53→F10スダレ状11m13:03→登山道(天沼付近)15:31→ヒサゴ沼避難小屋(泊)17:30
      
時間 10:40、距離9.2km、標高差875m、累積標高差+1208m

8/25 雨時々曇り(風強し)
 ヒサゴ沼避難小屋8:00→化雲岳9:36→小化雲岳(ポン沼)11:10→第二公園12:39→第一公園13:35→滝見台15:40→天人峡温泉登山口16:44~17:00→清流橋Ⓟ 17:14
   
時間 9:14、距離16.1km、標高差1374m、累積標高差-1785m

   合計 時間26:54、距離34.4km、標高差2644m

記録及び感想
8/23 
 羽衣トンネルを抜けた清流橋駐車場から出発。予報通り天気は曇で心配が残る。橋から見る水量はマズマズ。清流橋駐車場の少し上流の天人橋から踏み跡をたどり林道を確認して進む。


        清流橋駐車場の反対側から林道跡に入る

 ボンクワンナイ川出合から入渓。結構水量が多い。渡渉はストック二本の方が良い。一時間半程でゴルジュ。結構急流で右岸の巻道を探しながら行くが分からなくなり少し上がり過ぎたので下って踏み跡に入る。笹をかき分けて進むとゴーロの河原に出て突破できた。河原歩きが行き詰まると渡渉。何回も繰り返す。膝の上まで水が来た所もあり大変だった。広河原を過ぎて標高810m大岩付近からへつりとなり沢登りらしくなってきた。


        ポンクワンナイ川から入渓


        標高618m 支沢流入、ゴルジュ始まる


        コルジュ、左側を巻いて行く


        巻道を少し登る


        少し巻いて懸垂降下 


        巻きが終り沢に出る  奥に柱状節理


        柱状節理 崩れているところもある


        標高675m  渡渉 水が多くストック一本では苦労する 


        標高680m ゴーロを行く


        標高780m 広河原で渡渉


        標高830m 急流のへつり


        標高850m 急流のヘツリ


        標高850m ヘツリを振り返る   

 河原歩きに飽きてきた頃標高975mカウン沢出合に到着。左岸に三ヶ所天場があった。フキが引いてあったので足してツェルトを張る。枯れ木を集めて焚火を起こした。この後、お二人はさっそくオショロコマの釣り。入り食いだが結構逃げられたとの事。餌の虫がなくなったのでおかずのチクワを餌にして再度釣りを開始。これが素晴らしく25cmくらいの大きなのが二匹もつれた。合計5匹釣れたのでS字鍵にかけて焼いていただいた。切り干し大根、チクワの煮物、みそ汁、焼き魚とご飯で豪華な夕食。酒もはずんだ。
 16時過ぎに合計211才になるという三人組が登ってきた。ずいぶんかかったので明日登れるのか心配になった。


        標高975m カウン沢出合を渡渉


  オショロコマを焼いていただく 


        楽しい夕食


      一日目GPSトラック ①


        一日目GPSトラック ②

8/24
 4:30に起きて6:50に出発。すぐにインゼル。大石と倒木が少ない東の支流をたどる。大岩と倒木を避けて西寄りから沢に降りてゴーロを歩いていく。途中の瀞でオショロコマが数匹泳いでいて我々が行って逃げなかった。


        カウン沢出合 直進 カウン沢、右 本流 右へ
 
 1時間20分後に期待のF1魚留ノ滝10mが見えて来た。幅も高さもあり立派な滝。右側を巻いた。しっかりした巻道があった。上のナメは結構傾斜があり、藻が生えていたので慎重に歩く。靴はフェルトであるが場所によっては滑る所があった。


        F1-10m魚留ノ滝


        右側から巻く


        巻き道を登る


        魚留ノ滝の上


        3mナメ滝 

 200m程行くとF2-10m幅広滝。ここは左から登った。F2からは、期待した大ナメの滝ノ瀬13丁が始まる。滝ノ13丁は14kmも続く。楽しみながら登って行くと標高1170m二俣にはF3-3m(本流)と二段15m(イチョウ沢)の滝が懸かっていた。思わず歓声が上る。F4-4mナメ滝を越えると青い大釜があるF5-3m。かなり深そう。周りには残雪もあり水は冷たい。


        F2-10mナメ滝  落ち口の標高1095m


      30mナメ滝下部  滝ノ瀬13丁始まる


         30mナメ滝中間  結構傾斜がある


      30mナメ滝上部


        3mナメ滝


        標高1170m二俣ノ滝  左F3-3m本流、 右二段15m滝イチョウ沢からの滝


        二段15m滝


        F3-3mから上流のナメを望む


        45m程のナメ滝が続く 


        標高1220m  F4-4m滝


        標高1242m F5-3m 大釜のあるナメ滝

 15度程の急傾斜のナメを90m程登るとF6-9m幅広滝。結構まだ水量があるので水流右側の階段状を登る。横からは傾斜が30度に見えた。標高1280mで大岩ゴーロとなり滝ノ瀬13丁の大ナメは終り。地形図からは岩が載ったナメがハング滝近くまで続いているように思われた。


        F6-9m幅広ノ滝


        右側を登る


        標高1280m ゴーロが出てきて滝ノ瀬13丁終

 250m程行くとF7-11mハング滝。滝の裏側がぬれずに通れた。右岸の小沢状ルンゼを登って巻いた。途中で5m程の岩場があり残置ロープがあったがザックを置いて、から身で登り、後でザックを引き上げた。泥んこになってしまった。


        F7-ハング滝11m


      滝の裏側をくぐる


        右岸を戻って巻く


        巻道の5m岩場 ロープがある

 500m程登るとF8,9-二段20mの豪快な滝。左岸に巻道かあった。滝の上には平な天場があった。300m程行くとF10-11mスダレ状滝。幅が広いスダレ状で美しい。この上に15m階段状滝。左側から楽しんで登る。これで滝は終了。



        F8,9ー二段20m滝


        右側から巻く


        F10ー11mスダレ状滝


        正面から


        階段状滝15m


        3m小滝

 標高1530m付近で左側の巻道に入り緑のお花畑を登り再度沢に出てミヤマキンポウゲやミツガシワ、ハクサンコザクラなどのお花畑の道を登って行く。大岩が出てきて天沼南の登山道(日本庭園)に出た。風が強く寒い。チェンスパイクを着けて雪渓を下り、水を汲んでヒサゴ沼の避難小屋に到着した。小雨で結構ザックがぬれた。
 すでに大学生8人が下で食事の準備をしていた。少しあけてもらって我々も食事をして衣類を乾かして早めに寝た。本日は10時間40分の行動時間であった


        標高1570m源頭


        シナノキンバイ


        標高1655m お花畑


        イワイチョウ


        お花畑の向こうに大岩


        エゾコザクラとイワイチョウの群落


        エゾコザクラ


        色付いたウラシマツツジ


        標高1840m天沼南の登山道に出た


        ヒサゴ沼が見えてきた


        標高1690m ヒサゴ沼避難に到着


        二日目 GPSトラック

8/25
 今日は降ったりやんだりの天気予報。風が強いとの事が気になる。リーダーが体調不良でめまいがするとの事で出発を八時に遅らせる。ワンゲルの大学生は6時に出発。30分後くらいに急に雨が降ってきたが程なく止んだ。我々も暖かいスパゲッティを食べて風が強い中出発。カッパを着ているのでそれほど寒さは感じないがガスでせっかくの景色が見えないのはつまらない。フェルトの沢靴にチェンスパイクで登る。


       標高1680m 化雲岳分岐 化雲岳へ


        標高750m ヒサゴ沼を振り返る


        イワキキョウとチングルマの花穂


        化雲岳


        お花の女王コマクサ


        小化雲岳のお花畑 イワキキョウの紅葉 

 化雲岳では写真を撮って早々に下る。まだ風が強い。吹き曝しの稜線で気持ちがなえる。天気であればコマクサやチングルマの花穂などがきれいに見えるのに。小化雲岳の先で急に風が強くなって吹き飛ばされそう。ストックで耐風姿勢を取りやり過ごす。この後徐々にハイマツが出てきて笹も加わり風の影響は受けなくなった。
 登山道は、水が流れてまるで沢のよう。沢靴にチェンスパイクは大正解。登山靴はさぞかしビショ濡れだろう。標高1390m付近から沢が出てきて登山道に水がなくなり歩きやすくなった。第二公園に続き第一公園から木道となりワタスゲやギボウシ、キンコウカなどがまだ咲いていた。


        沢のような登山道


        第一公園三角点近く ギボウシ


        ギボウシ、シラネニンジン、コガネギク


        コガネギク


 天人峡4.5kmの標識が出てからもダラダラの下りである。ようやく滝見台に到着。羽衣ノ滝七段落差270mは二番目に高い滝との事。 (一番目は称名滝 落差350m) 滝見台から見た滝はすばらしい。ここからジグザクの道を30分ほど下って登山口に到着。長い下りであった。自分が清流橋登山口の車を回収して、すぐ近くの天人閣のかけ流しの温泉(ナトリウム- 硫酸塩泉)に入り三日間の汗を流した。
 旭川に出て大雪地ビール館で地ビールとジンギスカンでお腹を満たした。たまらない味であった。


        羽衣ノ滝


        天人峡温泉登山口に無事到着 
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北海道  東ヌプカウシヌプリ  2014年8月31日

2022-07-19 12:41:16 | ハイキング

        登山口より山頂を望む

メンバ― : (L) SYさん、KMさん、Akky

コースタイム
 然別湖北キャンプ場8:55=白樺峠Ⓟ 9:20=尾根10:18―頂上10:21―10:25 H1230mガレ場11:50―11:55頂上12:10―12:55白樺峠Ⓟ 13:15―13:25然別湖キャンプ場13:32=16:40清水IC=千歳東IC=20:05支笏湖温泉Ⓟ(千歳市)
時間3:35、距離3.1km、標高差1252―905=345m、累積標高差381m


記録
 昨日は、白雲山、展望山を楽しんだ。今日は近くの東ヌプカウシヌプリを案内していただく。ヌプカウシヌプリとは、原野の上にある山で、六万年前に誕生した溶岩ドームとの事。然別湖を散策してからおいしい朝食をいただく。こういう所で食べる食事は特においしい。

 白樺峠Ⓟの脇の登山道から笹原の道を行き苔むした石と白樺林の登山道を登って頂上に到着。北方向には昨日登った白雲山と天望山が見えた。 
頂上を過ぎた少し下のガレ場に向かう。途中ですれ違った人の話では、ナキウサギの写真が撮れたとの事。ガレ場で待つ事一時間程で鳴き声とともにかわいいナキウサギが見えた。写真を撮って引き返す。頂上には二等三角点があった。然別湖キャンプ場で昼食を取り恵庭岳へ向かった。めったに見ることができないナキウサギの写真が撮れて良かった。



      車を白樺峠の道路に止めて出発


        計画書提出用ポスト


        標高 985m 風穴 冷気が出ている


        標高 1230m 気持ちの良い尾根


        山頂近くから白雲山、天望山、岩石山が見えた


        山頂に到着 三角点があった


        ナキウサギを見るため頂上を通り過ぎて右へ 十勝平野が見えた


        ナキウサギがいる岩場 標高1240m


      岩場の上から


        ようやくナキウサギが出てきた


        ナキウサギ


        山頂に戻って昼食


        東ヌプカウシヌプリGPSトラック
   
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北海道  白雲山、天望山  2014年8月30日

2022-07-16 17:33:36 | ハイキング

        白雲山山頂からウぺぺサンケ山 

メンバー : (L)ASさん、KMさん、Akky

コースタイム 天気 晴
 帯広スーパー8:30=道の駅しかおい8:50=然別湖登山口Ⓟ 9:40~55―白雲山11:10~37―コル12:04―天望山12:46~13:21―
 東雲湖14:15―コルへの分岐15:25―登山口Ⓟ 15:55=然別湖キャンプ場16:20~17:00=山田温泉17:10~18:00=然別湖キャンプ場18:10 
     
時間6:25、距離8.4km、標高差1186-810=376m、累積標高差825m

  
記録
 道の駅しかおいで食糧を仕入れて然別湖登山口へ向かう。然別湖は青く神秘的な湖だ。登山口には既に五台の車が停まっている。トドマツや白樺の気持ちの良い登山道を登って行くと尾根に出て、ゆっくり楽しみながら行く。快適。ヌプカの里への分岐が過ぎると急坂となり岩ゴロの登山道を5分ほど登ると大岩が積み重なった白雲山山頂。


        標高870m 登山道入口


        1913mダケカンバの大木


        1125m士幌高原分岐


       1175m 頂上直下の岩の道


        白雲山山頂 十勝岳、ウペペサンケ山が見えた

 ここからはウペペサンケ山や日高の山、東ヌプカウシヌプリが見えた。南方向には十勝平野(士幌の畑や集落)が見えた。この岩場にはナキウサギが生息していると言われているが今回は人が多く見られなかった。山頂から少し下った広場で休み天望山へ下った。


        山頂から南方向、十勝平野

 下りは天望山を見ながら白樺と熊笹の楽しい道を行く。笹原の鞍部から日光を浴びて緩い道を登って行く。途中にエゾカワラナデシコが可憐に咲いていた。天望山は、然別湖から見ると湖面に映った山と合わせて見るとくちびるのように見えるので別名くちびる山とも呼ばれているそうだ。


        1117mより天望山を望む


        950m鞍部から天望山への登り


        エゾカワラナデシコが咲いていた


        天望山山頂


        山頂三角点

 山頂からはウペペサンケ山、ニペソツ山、十勝岳が見えた。倒木で荒れた登山道をエゾオヤマリンドウやゴセンタチバナの赤い実を見たりしながら下ると東雲湖。この岩場にもナキウサギが生息するとの事。対岸には鹿が草を食っていた。気持ちの良い湖畔の道を歩いて駐車場へ戻った。


        山頂から北方向、ウペペサンケ山 


        893m 東雲湖への下り


        805mエゾオヤマリンドウ


        コゼンタチバナ


        然別湖湖畔
 
この後、夏期限定の秘湯、山田温泉に入り、国設然別湖キャンプ場でテントを張りASさんとKMさんが調理してくれたおいしい夕食を満喫した。空には満天の星座が輝いていた。


        然別湖北キャンプ場


    白雲山、天望山 GPSトラック 
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 北海道 恵庭岳   2014年9月1,2日

2022-07-14 12:20:30 | 登山

         南東の国道より恵庭岳を望む

メンバ― : (L)KMさん、Akky

コースタイム、天気 晴
9月1日
 支笏湖温泉6:05=丸駒橋登山口6:25~35―825見晴台(七合目)―第二見晴台(暫定山頂標識)9:05~10―山頂9:30~40―第二見晴台10:02~37―見晴台―登山口Ⓟ12:05~32=支笏湖丸駒温泉12:45~14:15=コープさっぽろ15:10~55=苫小牧フェリーターミナル16:15~18:45=大洗港13:30(9月2日)
時間5:15(登り2:55、下り2:25)、距離7.1km、標高差1320-310=1010m、累積標高差1056m


記録
 フェリー乗船まで時間があることから、苫小牧近くの山、恵庭岳を登ることにした。恵庭はアイヌ語で「頭が尖っている山」を意味するとの事。
 支笏湖湖畔を樽前山や恵庭岳を見ながら走って行く。丸駒橋の丁字路を右折するとすぐに登山口の標識。登山口は、10台程止められる。


        丸駒橋登山口駐車場


        標高390m大岩

 始めは原生林の沢状の道を登って行くと840m程から急坂になりロープが出てくる。990mで急坂を登り切ると岩が露出した見晴台に到着。上部には七合目の標識がある。支笏湖や爆裂火口や頂上の岩塔が見えた。少し硫化水素の臭いもした。
 ここから爆裂火口を囲む尾根を登って行くと岩塔が大きくなってくる。樹林帯を登って行くと暫定山頂(1225m)の標識がある第二見晴台。「これより先は入らないでください」との標識とロープが張ってあった。



        840mロープ


        七合目見晴台 山頂岩塔が見えた 20m程登る


        1010m イチャンコッペ山 


        1115m 火口壁の上の登山道を登っていく


        1175m 爆裂火口と岩塔


        1025m第二見晴台


 ロープをまたいでさらに岩塔の北側を巻くように登って行くと大きな尖った岩(後でジャンダルムと判明)とオコタンペ湖が見えてきた。なおも西側を回り込んで南側まで行きルンゼを登ると頂上直下の岩場。フィクスロープが二ヶ所あった。右側のやさしそうなロープに取りつき、岩が脆く崩れそうで、ロープも切れそうな所をひやひやしながら登ると頂上。二等三角点と壊れそうな山頂標識があった。



        西側1300m付近からジャンダルムを望む


        西側1260mから回り込んでルンぜを登る


        南側1310mから回り込んで右側のロープへ


        右側のローブを登る 


        1310m東峰(本峰)、オクタンペ湖


        1320m山頂、二等三角点、後ろは北(札幌)方向


 天気も良く支笏湖や爆裂火口、イチャンコッベ山、風不死岳、湖畔に降りられないオコタンペ湖、西には後方羊蹄山やニセコアンヌプリが見えた。南側には特異な形のデベソ岩がそびえていた。展望を満喫してきた道を下った。
 下りは、落石を落とさぬように注意して下り、ルンゼを下ると登山道となり回り込んで旧第二見晴台に戻った。ここには登山者3グルーブが展望を楽しんでいた。



        北東方向、デベソ岩と三角点



        北東、イチャンコッペ山と支笏湖


        北東、風不死岳


        西方向、中峰と西峰、オクタンペ湖


        西方向、後方羊蹄山、ニセコ


        山頂から南側のローブを下る


        南側のデベソ岩と下りのロープ


        1295m付近のルンゼを下る


        1225m暫定山頂(旧第二見晴台)


      旧第二見晴台から山頂を振り返る


        980m付近のロープを下る
     
 来た道を下り大岩と堰堤が出てくると登山口の駐車場に着いた。
 天気が良く暑く汗をかいたため丸駒温泉で風呂に入ってくつろいだ。かけ流しの温泉で、しかも湖畔にあるため眺めがよく気持ちが良かった。入浴料は高いけど気持ちが良くお薦めの露天風呂である。
 コープさっぽろでおみやげと弁当とトウモロコシを買ってフェリーターミナルで苫小牧港で乗船手続きをし、太陽が沈んだ後に出港した。トウモロコシはフェリーにある電子レンジで加熱していただいた。大変おいしかった。
 前半は天気が悪く期待していたクワンナイ川を遡行することができなかったが、もう一つ予定していたカムイエクやコイボクシュメナシュンベツ沢、芦別岳などを登ることができて大変満足した。


        夕暮れに苫小牧を出発


        大洗港に着いた  


恵庭岳GPSトラック 
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カムイエクウチカウシ山 2014年8月28~29日

2022-07-05 13:11:31 | 登山

 1740mからカムイエク山頂を望む


期日: 2014年8月28~29日
メンバー : (L)KMさん、Akky 
 
コースタイム、天気
8月28日(木) 晴
  道の駅コスモール大樹8:20=札内川ヒュッテ9:15~37―七ノ沢出合11:34~57―八ノ沢テン場13:50
8月29日(金) 晴
 八ノ沢テン場4:40―三股6:27―八ノ沢カール9:05―稜線9:42―頂上10:33~53―八の沢カール11:54―三股13:22―八ノ沢テン場14:47~15:09―七ノ沢出合16:54~17:00―札内川ヒュッテ18:40~50=更別福祉の湯20:10~21:10=帯広コインランドリー(シャボン)21:50~23:30=帯広スーパーⓅ 23:50 
行動時間 18:13(4:13+14:00) 標高差1979-505=1474m、距離33.0km、累積標高差1820m


記録
8月28日
 道の駅コスモール大樹は快適に泊まれた。
 札内川ヒュッテ駐車場で沢装備(沢靴にチェンスパイク持参)に変えて出発する。通行止めのゲートを脇から通り抜けると直ぐにトンネルの歩きとなる。1本目は短いが続く2本目のトンネル長かった。7kmの林道歩きは辛くて長い。地元の人は自転車で来るとのこと。途中崩れた林道の修復工事が行われていた。工事関係者はユンボを止めて丁寧に通してくれた。


        札内川ヒュッテ

 七ノ沢出合に着くと7名程のグループが渡渉して歩きだした所であった。赤テープを頼りに踏み跡を行く。始めは七ノ沢を渡り中洲や右側の倒木帯を通り渡渉。流れが強く手をつないで左岸に渡る。しばらく左岸の踏み跡を歩き625m付近の赤テの所で右岸へ渡渉。水量がまだ多いので川幅が広い所まで戻って渡る。この後は右岸の林の中の踏み跡をたどって660m付近で渡渉し右岸へ渡る。水が少なくなり問題なく渡渉。沢が南西へ曲る所の右岸の岩の道を行くと開けた所に出て八ノ沢出合に到着。ガイドによればすぐにテン場があるはずなのに、見当たらない。少し行くとテントが見えた。ここまで10回ほど渡渉した。


        七ノ沢出合 準備して中洲へ


        中州から右岸へ


        ヒュッテ628m 流れが強いため下流―戻り右岸へ 


        標高665m  左岸から中洲へ渡って右岸へ


        標高685m八ノ沢出合

 テン場は沢の岩ゴーロから少し入った平らな所。ツェルトとタ―プを張り今夜の快適な宿。テントは八張り程あった。7名グループはツアーであることが判明。二人グループやツアーの人達と情報を交換する。単独行の男性は道を間違え別の沢を登って引き返してきたとの事。焚火を起こし、ご飯を炊いておいしい夕食。明日は明るくなり次第出発。


        685m八ノ沢天場


        八ノ沢天場にて

8月29日
 昨日のオキを起こして火を焚き朝食をすばやく食べて4:40に出発。沢のゴーロを歩いて行く。所々渡渉したりして行くと前方にカムイエクのピークと八ノ沢カールが見えてきた。左から流入する二本の沢もすばらしい滝である。標高890mの左の沢は登れそうな100m程のナメ滝。


        標高890m 左から流入する沢

 1時間40分ほどで999m三股に到着。三股の雪渓は少ししか残っていなかった。
 右沢は厳しそう、左沢は二本並んで流入し楽しそうな沢。前方中央沢はすばらしい斜瀑。


      三股に流入する右沢 


        二本流入する左沢 


        中央沢のナメ滝


        中央沢 標高1035m 右の踏み跡を登る

 この中央沢の右側を登って行くのであるが、標高1115m付近で左に行く所を間違えてしまい1270mまで登ってしまう。間違えた沢に赤テープがあったのに惑わされた。
標高1100mのテープが三つある所まで引き返して左の踏み跡(赤いテープを巻いた石があった)に行き、トラバースして隣の沢に入り、中央沢の右側を登っていく。


        間違って登った沢
 
 標高1110m付近でU字滝の上に三条60mの滝が見えた。滝の右側の急坂を登りロープの着いたスラブの斜めの岩場をトラバースして巻く。慎重に登っていくと標高1295m付近から豪快な三段40m滝が見えてきた。右側から巻いて1300m付近の三角のスラブの急坂を登る。1330m付近で坂が緩くなり、1340m付近で左に渡渉してカールへ出る。途中1510m付近に水の湧水口があった。


        1100mまで戻り1110mまで登りなおす  三条の滝が見えてきた


        三条の滝60m 右側の急な岩場を登る


        三条滝上部1175m付近を登る


        標高1295m 三段40mノ滝が見えてきた


        標高1300m 右側のスラブの急坂を登る ロープがある


        標高1330m 三段滝40mの上段  左岸から右岸へ 赤テープあり


        1415m沢源頭付近


        八ノ沢カール


        八ノ沢カール天場 

 カールに出て踏み跡をたどり福岡大生の遭難碑にお参りして稜線に向かう。山は既に秋の様子。ハイマツの稜線をたどり岩場を通過すると間もなく一等三角点のある頂上。頂上を示す小さな標識は小さくかわいらしかった。エサオマントッタベツ岳方面とピラミッド峰は見えたが遠くは残念ながら霞んで良く見えなかった。展望をカメラに収めて下った。


        1740m 鞍部付近から山頂を望む ハイマツの稜線


        一等三角点の山頂  十勝幌尻岳方面


        山頂1979mにて


        コイカクシュ方面


        幌尻岳方面


        十勝幌尻岳方面 


        1900m付近からピラミッドピーク


      1900mふきんの岩場を巻いて下りる


        1510m 湧水口


        三段滝のロープの着いた岩場を下る 1310m付近


        三股まで下って一息つく

 三股からは基本的に左側の踏み跡(旧登山道)を探して八ノ沢テント場に戻った。所々沢から崩れたガレが踏み跡を消しているが河原歩きではないので比較的楽に下ることができた。

 八ノ沢テン場には14:47に到着したので、ツェルトを撤収して暗くなる前に七ノ沢に着けるとの予想で七ノ沢出合に向けて沢を下った。ここからの下りも663m付近の右岸から左岸へ渡渉した後は、原則として左側の踏み跡をたどることにした。一部枝沢のガレで不明な所があったが沢のゴーロを登るのよりは楽に下ることができた。613mで二回目の渡渉をして左岸から右岸に渡り中州を通って七ノ沢出合で最後の渡渉をして林道に戻った。ここには相変わらず自転車が三台止めてあった。ここから一時間半歩いて暗くなる直前に札内ヒュッテに戻った。行動時間14:00の長い一日であった。天気がよくなり、カムイエクに登ることができて満足した。

 この後、更別福祉の湯で二日分の汗を流してさっぱりした。露天風呂もありいい温泉であった。明日も天気が良いため、然別湖の白雲山、天望山に登ることにした。


 七ノ沢から八ノ沢テント場 GPSトラック


  八ノ沢から山頂 GPSトラック
        

コメント
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