晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

上信越  仙ノ倉谷西ゼン

2020-09-30 17:29:07 | 沢登り
二段17m滝


期日:2020年9月21~22日(月、火)
メンバー : (L) Yさん、TSさん、Akky

コースタイム、天気 晴後曇
21日 吉井IC15:30=湯沢IC=土樽林道ゲート前Ⓟ18:06(個人テント泊)
22日 ゲート前Ⓟ5:37=林道ゲート5:39→群大ヒュッテ6:04=(石碑)入渓7:18→ダイコンオロシ沢出合7:57→イイ沢出合8:30→東ゼン出合9:59→第一スラブ10:06~46→第二スラブ11:01~52→1680m二俣12:41→(笹藪こぎ)→1735m修正13:08→1738m(昼食17分)13:17~34→1860m登山道14:18→池塘14:20→(平標新道)→渡渉点16:27~41→林道ゲートⓅ18:01~22=吉井IC 20:21~39
歩行時間12:07、距離14.1km, 標高差1,860-675=1,185m、標高差+1,350m

山行記録
21日
土樽ゲート前広場で各自テント泊。夏用シュラフでも暖かく良く眠れた。
22日
 本日は長丁場なので、明るくなってすぐ出発。寒くはない。良く固められた林道を歩き、橋を渡って新道入口から登山道に入り、二つ目の徒渉点(石碑がある所)から入渓。少し右から回って沢に入った。
 しばらくゴーロ歩き。所々小滝がある。イイ沢出合から10分ほどすると4mナメ滝が見えてきた。右の乾いた岩を登って行く。すぐ後に6m二段ナメ滝。スケールが大きい。岩が濡れて滑りそうなので右から草や灌木に掴まって登る。
 3m幅広ナメ滝を越すと東ゼン出合下の6m直滝。Yさんは右の隅から登ったが私は滑りそうなので手前の岩から登った。

 この上、直進が東ゼン。右側から注ぐ17mナメ滝から西ゼンが始まる。雄大な滝で圧倒される。17mナメ滝は乾いたスラブが登れそうだが上部が怖いので右側の草付き際を登った。その上は二段17m。右側の草付きを登った。乾いた岩の上のチムニー6mは左側の倒木を使った。すぐに三段24m直滝。左側の草付の踏跡を巻いた。横から見るとすごい迫力があった。
 この上は広い第一スラブ。少し登って1345mで流れを横切ってトラバース。スラブはそれほど滑らなかった。乾いたスラブを登ると4m滝や二段7+8mが出てきて流れの右側を登ると第一スラブは終了。

 二段15mの流れの右を登ると第二スラブ。踏跡をたどり、草付きを登って結果としてスラブ上部は流れのかなり右側(西側)を登った。下を見ると怖い。第二スラブは第一より傾斜が急であるが手掛かりがあるとの事。
 スラブが狭くなってくると15m幅広直滝。ここは左から巻いてバンドをたどり落口へ戻った。この上は小滝やナメを楽しく登って行く。沢が狭いが良く滑る。足を置くところにきをつけた。7mと4m階段状を登ると滝は終わりとなり、1680m二俣は平標山下の1860m鞍部につながる右俣を行く。すぐに2m程の笹薮となり踏跡も定かでない。笹の薄い所を登って行くと沢筋を離れ西に向かってしまった。密藪になったので修正し沢筋に戻ったら少し歩きやすくなったが所々密藪で足が滑り、竹に抵抗されエネルギーを消耗。13時過ぎに昼食を取りエネルギーを補給。少し頑張ると坂が緩くなり笹の抵抗が少なくなりようやく登山道に出た。目指した池塘の所であった。1時間20分もかかってしまった。

 仙ノ倉山や、西ゼン沢のスラブや東ゼン沢の滝を見ながら平標新道を下った。新道入口からは良い道になった。林道ゲートに着いたら暗くなってしまった。長い一日であった。
 スケールの大きい滝とスラブに圧倒された沢であった。


        林道ゲートを出発


        橋を渡り平標新道へ


        入渓点 右から


        ゴーロの小滝


        イイ沢出合


        4mナメ滝


        6mナメ滝  右から登る


        東ゼン出合下6m滝  右隅から


        東ゼン出合 右が西ゼン17mナメ滝


        東ゼン方向 三段の滝と奥に大滝


        17mナメ滝 乾いた岩を登る


        二段17m滝


        二段17m滝を巻く


        チムニー滝6m


        チムニー滝を登る


        三段24m 上は第一スラブ


        三段24m滝から第一スラブを望む


  24m滝の上から第一スラブを望む





        第一スラブのトラバース 標高1345m


        14mトイ状滝下


        14mトイ状滝上より振り返って


        4m滝 第一スラブ終り


        二段7+8m滝


        二段15m 右側を登る


        第二スラブ始まる


        第二スラブを見下ろす


        第二スラブ上方を望む


        第二スラブを登る


        第二スラブを振り返る  結構急なスラブ


        第二スラブ終り 標高1535m  


        幅広15m滝 左から巻く


        バンドを通り落口へ  


        幅広滝上のナメ


        ナメの小滝 滑るので注意


        7m滝  大きな滝もある 


        4m滝


     1680m二俣を右へ すぐに藪こぎ  踏み跡はなく、右にそれる 


        笹の反発がすごいし滑る 


        仙ノ倉山が見えて来た 


        天国の登山道に出た 1時間20分の藪こぎ  先頭ご苦労様でした


        目指した池塘 田んぼみたい  入渓点へ下る


        登山道より西ゼンを望む  標高1665mより


        入渓点下の徒渉に戻った


        平標新道入口に戻った
       


 










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奥秩父・ 雁ヶ腹摺山から楢ノ木尾根

2020-09-10 11:41:45 | ハイキング
雁ヶ腹摺山 山頂


期日:2020年8月29日(日)
メンバー : (L) Wさん、Akky、Mさん、Uさん

コースタイム、天気 晴れ後曇
大月9:05=(タクシー)=大峠9:45~50―雁ヶ摺腹山10:52―大樺ノ頭(昼食)11:49~12:09―鉄塔No.5(唐松立)12:45―休憩14:37~15:08(:31)―泣坂ノ頭15:25―大峰15:53~16:03―西沢ノ頭16:20―水無山(東沢の頭)16:48―15林道17:47―上和田バス停18:04~25=猿橋駅18:55~19:13=(タクシー)=大月駅19:17 

 
歩行時間7:23、距離 12.5km、標高差 1874-533=1341m、累積標高 +790m, -1790m


記録
 大峠登山口からよく整備された道をトラバース気味に登り道標(1530m)よりコナラの森の尾根を登って行くとアキノキリンソウ、マルバダケブキなど黄色の花が一面に咲いている草原。昔きたことを思い出した。雁ヶ腹摺山山頂には500円札の裏の富士山の撮影場所が示されていたが、富士山はガスで見えなかった。

 北に進んで道標のある1789mピークから北東に方向を変えてダケカンバやモミなどの林を楽しく歩いていくと大樺ノ頭。山頂標識があった。ここから東の尾根を進むのだが尾根が広くて分かりにくい。磁石で方向を定めて進む必要がある。鉄塔が見えて進む方向が定かになり、石小屋ダルの道標まで来ると分かりやすい尾根道で唐松立のNo.5号鉄塔。見晴らしは良くない。尾根に沿って進むと大岩が現れて二番目の鉄塔No.29号。鞍部から登り返すと栂尾根ノ頭(1409m)。山頂標識は見当たらない。下りは急坂、慎重に下ると1370m付近にワイヤロープが設置された岩場。右側に巻き道があった。鞍部から登り返すと1360mピークに道標があった。泣坂ノタルから急な登り。閻魔を背負った鬼が泣いたので泣坂と言われるようになったという。坂が緩くなると三角点がある泣坂ノ頭。ここも道標はあるが山頂標識もない。

 尾根に乗って行くと大峰。山頂標識と祠があった。南東に方向を変えて下ると西沢ノ頭1298m。水無山への道標に従って尾根に乗る。大峰を下ると境界道標に赤テープがあり西沢ノ頭。
時間が無くなってきたので急いで下り緩坂を登ると1139m水無山。手前に道標はあったが、ピークを過ぎた所に山頂標識があるとの事で探したが分からなかった。ここで北東尾根に方向を変えて下る。木が切られており比較的よく踏み跡がわかった。下に黄色のタンクが見えたので近くで見たら水道の貯水槽であり林道もあった。暗くなる前に林道についてホッと一息。
途中715m付近に右への踏み跡が有ったが直進がわかりやすいのでそのまま進んだ。林道へは灌木に掴まって降りた。段々よくなる道を下って上和田のBSに着いた。最終バス18:25に間にあった。利用する人が少ないのか自動販売機もなかった。後半は余裕がない山歩きで終わって物足りなく思った。


        大峠登山口で準備


        雁ヶ腹摺山登山口


        ハナイカリ


        大岩 神奈備石 登れそう


        山頂下の草原


        お花畑


        アキノキリンソウ


        ウメバチソウ


        雁ヶ腹摺山山頂 


        雁ヶ腹摺山 山頂 500円札の裏の富士山の撮影場所 富士山は見えない


        山頂


        大樺ノ頭 山頂と三角点


        鉄塔No.5が見えた


        石小屋ダルの手前


        No.5号鉄塔 葛野川線 (唐松立)


        no.29号鉄塔


        ミヤマママコナ


        栂尾根ノ頭


        栂尾根ノ頭から急坂を下る


        栂尾根ノ頭からの下り ワイヤーロープがある 右側に巻き道あり


        1360mピーク 道標


        泣坂ノ頭山頂と三角点


        泣坂ノ頭山頂


        大峰山頂と祠


        西沢ノ頭にて


        水無山への登り 山頂標識は見つけられなかった 北東尾根を下る 少し暗くなってきた


        北東尾根先端、林道降り口 黄色の貯水槽がある


        少し行くとしっかりした林道になった


        林道から舗装道路に出る


        上和田バス停に到着 最終バスに間に合った 


        雁ヶ腹摺山 GPSトラック 1 


        雁が腹摺山 GPSトラック 2 

 

        
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丹沢・水無川本谷     沢登り

2020-09-06 22:12:57 | 沢登り
期日 : 2020年8月29日
メンバー : (L)Akky, 他3人

コースタイム、天気 晴
 山スポ下7:40=戸沢出合8:10~33―書策新道(昼食)11:55~12:22―F8 13:24―塔ノ岳15:11~21―1340m源次郎尾根入口15:46―戸沢出合17:22~34=山スポ18:02=大磯18:45
     
    
歩行時間(登り6:11、下り2:01)8:12、距離 7.1km、標高差1491-578=913m、累積標高+963m


山行記録
 堰堤を越えて入渓。ゴーロを行くとF1-10m。水も少なく滑らないので、流れの左側を登る。階段状で登りやすいが、高さがあるが中間支点がないのでTSさんからロープを出してもらって登る。飛沫もかからず楽しく登れた。セドノ沢を分けるとF2-5mが豪快に水を落としている。流れの左側にロープと鎖があったが、滑るとの情報があるので乾いている右側ルンゼを越能さんがリードで登る。中間支点もある。スリングを使わないと上部が難しいが右側のホールドを探してうまく登った。屋根状大岩を過ぎるとF3-10m。長いスリングが下がっている所は難しそうなので手前から私がリードで登る。中間支点が取れるので安心。結構ホールドが有り難しくない。

 すぐ上がF4-5x8m。流れの右側をシャワークライミングで登れるが、左側の棚を登る。次の4x6mを登るとCS3m。バランスを取って登る。
次がいよいよF5-二条9m。昨年は右壁にロープと鎖があったが、今年は、右上部の岩が崩れてなくなりスッキリした岩になった。しかし鎖は上部で切れている。ここは中間支点がなく岩も脆そうなので、確保のロープを張り登ることにした。TSさんが手前の右ルンゼを登りロープを出してくれた。下の取付は右側を登り斜面を登って行く。鎖を掴んで一安心。結構ホールドが有った。鎖の上に有ったハーケンは曲がっていて使えない。書策新道で昼食。道標も支柱を残して無くなっていた。
 沖ノ源次郎沢を左に見てすぐに木ノ又大日沢出合。昨年あった看板はよく分からなかった。4分程で
F6-6mCS。右側大岩の両側の岩の窪みに足をかけてスリングを頼りに腕力で上がる。女性陣も無事突破。ここから崩れてきた大岩が多くなり昨年の台風の影響がすごい。

 大岩の間をあえぎ登って行くと左から二段12m滝が流入。ここにも右側に崩れた大岩が堆積。すぐにF8-25mが見えて来た。滝の下は倒木があったりして荒れている。F8-25m手前上部が崩れたようだ。
ガスがかかりすっきりした写真が撮れない、残念。頭を冷やして右のガレルンゼを登りF8-25mを巻く。
右の尾根へはロープがあった。二つ目の枝沢を越すところが崩壊していやらしい。木の根に掴まり慎重に越してトラバースして本谷沢に下りた。沢を登り二つ目右沢に入ると「F」だけの看板があった。F9-10mの下から右の尾根へ登ってチェンスパイクを付けた。すぐに蛭に取り付かれてしまった、嫌だね。
35分程草付きの急坂を登ると表尾根登山道に出た。塔ノ岳で記念写真を撮り花立山下1340mから左に入り源次郎尾根を下り戸沢出合に戻った。
 昨年の台風でF5やF8があれていたのには驚いた。水無川4本谷沢はこれからも崩れていくのであろうか。



        戸沢出合から出発


        堰堤を越えて


        F1-10m 水が少なく滑りもないのでカッパを着て登る


       F1-10mを登るTさん


        F1-10mを登るKさん







        F2-5mを登るKさん


        F2-5mを登るTSさん


        大岩がある2m滝 右壁を登る


        屋根状大岩 スリングが下がっている


        F3-10m 右手前から登る


        F3-10mを登るKさん




        F3-10mを登るTSさん





        F4-5x8m 左側バンドを登る



        CS3mを登る



        F5-9mを登るKさん 右上部岩が昨年崩れた








        F5-9m落ち口より


        書策新道に到着 右が上部登山道


        書策新道の道標 支柱しか残っていない


        二段2+4m 右から


        木ノ又大日沢出合 左へ


        F6-6mCS 右側チムニーを登る スリングが有る


        チムニーは両足を岩の窪みに突っ張って腕力で登る


        5mトイ状の滝


        金冷し沢出合 3m滝


       3m滝


        左枝沢の下 3m滝 奥にF8が見える


        左枝沢二段二条滝 出合


        F8-25m 看板はまだ残っている  左壁が崩れた


        F8-三段25m


        右のガレルンゼを登り巻く


        尾根にはロープがある


        崩れた沢を越して尾根をトラバース


        越してきた二番目の沢を振り返る 尾根へは根っこを掴んで登る 少し怖い


        沢をトラバースして本谷沢へ降りる


        サガミジョウロホトトギス


        右側二番目の沢に入る


        F9の看板「F」があった


        F9-10mの下から右尾根へ登る


        右尾根に出てチェンスパイクを付ける 



        後100mで表尾根登山道へ出る


        塔ノ岳山頂に到着


        標高1340mで源次郎尾根に入る  運よくブッロッケンが見られた 珍しい


        下の草原


        1070m右へ進行禁止

  








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