ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




明治書院。千代田区神田錦町1-16。1985(昭和60)年2月24日

本郷通りの、靖国通りとの小川町交差点の少し南にあった。「建築年:1932(昭和7)年、設計:復興建築助成会社、施工:藤木工務店」となっている。スクラッチタイル貼りのロマネスク様式の中に古典様式をはめ込んだように見える。一見、銀行のような印象も受ける。
明治書院は国語の教科書を中心とした出版社で、創業は1896(明治29)年という老舗だ。明治書院のHPを見るとぼくでも名前を知っている編集者や執筆者が出てくる。
現在はエムズスクエアという2003(平成15)年に竣工したビルが建ち、明治書院は新宿区大久保へ引っ越してしまった。エムズスクエアは明治書院神田錦町ビルという別名もあるようで、明治書院の持ちビルらしいから安定経営に役立っているのだろう。



1986(昭和61)年6月8日

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