左:福井ビル。右:山城屋。台東区浅草橋2-6。1987(昭和62)年頃
前回の小林酒店と同じ通りを少し東に行った辺りだ。
福井ビルの正面上部の壁面に装飾が剥がれたような跡がある。モルタルのレリーフでもあったのだろうか。3階の窓の上下に角だけ庇があるが、そこだけ残ったものかもしれない。
看板は「(株)エースボタン」「(株)フロンティア喜世分室」「ドレミ」。「ドレミ」は喫茶店らしい。
山城屋は店名の文字が一部剥がれているが「山城屋洋品店」と読める。商売はやめたようだ。
福井ビル
2005(平成17)年4月9日
福井ビルと山城屋の現状である。
この写真を撮ったときは、ビルの後ろから歩いてきたので古いビルを発見した気になっていた。正面から見ても以前撮影した建物とはしばらく気がつかなかった。
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ところで、長いこと廃墟だった江戸通り浅草橋脇の浅草橋ビルは一時足場が架かっていて解体かと思っていたのですが、先日、通ったら改装してダンス用品店として復活していました。客のふりをして中にも入れます。内装もほとんど元のまま古い文字盤のあるエレベーターなども見ることができます(ただし、使えません)。福井ビルも浅草橋ビルのように生き延びてくれればと願っています。
浅草ビルのエレベーターはぜひとも見たいのですが、ダンス用品となると、どうも入る勇気が……。だれか写真を撮ってネットに乗せてくれないものか。