ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




やの中電気。千葉県松戸市根本12。2015(平成27)年3月16日

常磐線松戸駅付近の旧水戸街道は常磐線の西を南北に通っていて、商店街になっている。上の写真はその旧水戸街道(現県道261号)の根本交差点からすぐ北のところ。この辺りの街灯には「根本商栄会」の表札が付いている。やの中電気は出桁造りの母屋の前面に平屋の店舗を建てたものらしい。『昭和の松戸誌』(渡邉幸三郎著、崙書房出版、平成17年)によると、「(昭和12年は)肥料・雑貨商。後燃料商。現在は電気工事業。健在」。
写真右のゴルフ用品店は、『昭和の松戸誌』に「金子鞍屋」とあり、クリーニング店も昭和12年の街並み図に載っている商家が業種は変わったが、続いている家。



渡辺種苗店。根本420。2008(平成20)年3月7日

通り沿いに店舗と作業場の建物、その裏に住居、さらに奥に蔵という建物の構成が建築時のままに残されている商家。『昭和の松戸誌』には「渡辺農園」で、「タネ屋。現渡辺種苗。健在」。その右の駐車場は「魚力」と2軒のしもた屋があったらしい。『昭和の松戸誌』では魚力は「健在」なのでわりと最近まであったのかもしれない。

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コメント
 
 
 
魚力 (表の家)
2017-12-08 09:39:15
魚力さんは少なくとも2001年まで建物がありました。
私も探せば写真が出てくると思います。
 
 
 
解体始まっています (道草亭ペンペン草)
2022-03-11 11:42:15
ご無沙汰しています。
ご報告です。

上のやの中電気は三年前くらいに解体され、駐車場の入口になりましたが、2022年3月11日現在、その右方向にあったマス・ヤマモトというプロショップが解体、隣の二軒も解体されるものと思います。
https://omotenouchi.jp/nemoto-shoten/
の途中に写真を載せました。
 
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