ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




古ヶ崎浄水場。千葉県松戸市古ヶ崎951。2015(平成27)年3月16日
上:坂川沿いの道から本館を遠望。
下左:管理棟?の後ろ側。前面は木立で見えない。
下右:敷地の東南角にある工作室。手前に六角形の土台がある。配水塔の跡だ。この配水塔は昭和38年の航空写真には写っていないので、昭和40年代の建設かもしれない。『千葉県の近代産業遺跡』というサイトに半分だが写っている写真が掲載されている。2011年に解体されたようだ。


千葉県水道局の古ヶ崎浄水場は松戸駅の北約500mほどの江戸川低地にある。今は住宅地といっていいが昔は水田が広がっていたのだろう。1940(昭和15)年の開設で、2007(平成19)年10月に柳原水閘のすぐ横に完成した「ちば野菊の里浄水場」に役目を譲って閉設した。
松戸市南部、江戸川低地を見下ろす北総台地の西端に建つ栗山配水塔は「県営水道創設事業の中で「千葉県水道事務所江戸川水源工場(旧古ヶ崎浄水場)」の付帯施設として1937年に建設され、昭和30年代の第1次拡張事業で栗山浄水場が完成した後は、同浄水場の管理となり現在に至る」(いろいろなサイトでこのフレーズが出てくる)そうである。正確なところはよく分からないが、古ヶ崎浄水場で浄水した水は、全部ではないと思うが、ポンプで約5km離れた栗山配水塔にいったん運び上げてから配水していたらしい。
千葉県の近代産業遺跡>土木>古ヶ崎浄水場』によると、古ヶ崎浄水場は昭和15年5月の運転開始で、施設は昭和11年から14年に建設された。写真のキャプションの建物名称は当サイトによる。


古ヶ崎浄水場本館。この建物は裏側になってしまうが、敷地の北の道から近くに見ることができる。

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