日清製油本社ビル。新川1-23。1986(昭和61)年6月8日
玄関を角に置くのが古いビルの特徴のようなもので、それ以外にはなんの装飾もなくごく普通のビルだが、落ち着いたたたずまいが実にいい。建物の端に日清サラダ油の広告を建物自体を隠さないように置いただけで、コンビニや飲食店も入れず、本社としての品格を保っているのだろう。今ではこういう雰囲気の建物はほとんど見られなくなった。
*『日本近代建築総覧』によると「T15、改築S39」(2008.04.28追記)
日清製油本社ビル。1987(昭和62)年5月31日
1枚目の写真は永代通りの歩道橋に上がって撮ったもの。2枚は歩道から普通の目線で見たもの。
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玄関の部分が円形のデザインになっているところなど、当時の建築のモダンさを感じます。
「東京案内記」の案内文は興味深いです。
これによると、東京温泉にはいろいろなお風呂があり、トルコ風呂はそのうちのひとつだったということでしょうか。
「ミス・トルコ五十余名が色とりどりのサーヴイス」、開業当初からミス・トルコという呼び名が定着していたようですね。