ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




山手214番館。神奈川県横浜市中区山手町214。2016(平成28)年12月23日

『日本近代建築総覧』では「214 PERSSN邸」となっている。横浜共立学園が214番館を購入したのは1972(昭和47)年で、それ以前はPerssnという人が住んでいたのかもしれない。
『ハマの建物探検』(横浜シティガイド協会著、神奈川新聞、2002年、1,000円)によれば、1927(昭和2)年にエドワード・メンデルソンという人が自邸として建てたものという。メンデルソンはスウェーデン系会社の日本代表を務め、同国の名誉領事を兼ねていた。名誉領事という肩書だけで214番館を「旧スウェーデン領事公邸」としていいものなのだろうか? 夫人は、戦後、エリザベス・サンダース・ホームに関係していた、ともある。
現地の説明板によれば、建物は木造2階建てでRC造の地下室を持つ。袴腰屋根と2階の屋根窓形式の窓が特徴。間取りは、玄関ホールと階段を中央に、左右に主たる部屋を配した中廊下型のプランで、玄関ホール西側に暖炉を持つ大広間・東側に洋室が2室、2階に寝室が3室配されている。


山手214番館。横浜市中区山手町214。2016(平成28)年12月23日

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