ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




山手26番館。神奈川県横浜市中区山手町26。1993(平成5)年5月5日

山手本通りに「中央大学横浜山手中学校・高等学校(旧横浜女子商業学園)」だった校舎が残っている。2013年に筑区牛久保東に移転し、現在は「学校法人中央大学」の看板になっている。この跡地の今後が気になるが、やはりマンションが建つのだろうか。その校舎の西から、北へ下る路地があり、その路地から26番館が見下ろせる。路地を下っていけば山手トンネルの元町側の出口に降りられそうだが、ぼくは未踏査である。
26番館は平成25年に横浜市の認定歴史的建造物に指定された。「構造=[主屋]木造平屋[附属屋]木造2階、建築年代=大正末期(関東大震災後)、設計・施工=不詳」とある。写真の建物は平屋に見えるから「主屋」に当たるのだろうか。附属屋というのは山手本通りに面してガレージになっている建物を指しているのだと思う。
26番館の特徴は応接室の外側にサンルームがあること。同じ窓の、写真で手前に出ている部分は出入り口で奥に廊下が通っている(「住総研 研究論文集No.42、2015年版」『横浜山手に現存する個人所有住宅(洋館)の履歴・変遷とその考察』)。
写真右の建物は関東大震災後に建てられた洋館のようだが、塀にさえぎられてよく観察できない。地図では「東洋物産」となっている。


山手26番館。2013(平成25)年4月18日

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