ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



三慶商店。千代田区神田神保町1-19。左:1983(昭和58)年9月、右:1985(昭和60)年7月21日

三慶商店の旧店舗はすずらん通りの冨山房ビルの斜向かいにあった。主に中古の楽器を扱う店。角にあって建物の2面を見せていて、横丁の側は全面ショーウインドウになっている。洋館風店舗建築といったらいいだろうか? 1999年11月に建物は取り壊され、その後ビルに建て変わった。三慶商店の隣は「はちまき」というてんぷら屋で、タイル張りの建物は今も健在。その隣が現在の三慶商店で、当時も住宅地図では三慶になっているから倉庫にでも使っていたのかもしれない。



やっこ。神田神保町1-25。1991(平成3)年

すずらん通りから三慶商店の角を南に入ったところ。左奥がすずらん通りを越えて靖国通りに出る。「やっこ」という飲み屋の隣はやはり「つねか」という飲み屋。このあたりはすずらん通りの裏手の飲み屋街。


三慶商店の後ろの家
神田神保町1-19
1992(平成4)年5月5日

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コメント
 
 
 
神保町 (ヨウタロウ)
2007-12-22 10:12:21
流一さま、お久しぶりです。以前、銀座・鈴木ビルの記事で私のブログを紹介していただき有難うございました。すっかりお礼が遅くなってしまいました。たいへん申し訳ありません。

神保町は学生時代に某レコード店でバイトして以来、とても大好きな町です。コメントを書かせていただいた三慶商店をはじめ、とても懐かしく思えます。
最近取り壊された奥野書店で、講義のため買った歴史書を友人と大量に買取して貰ったのですが、カレー一杯がやっと食べられる金額しかならなかったのを、写真を拝見して急に思い出してしまいました(笑)。
裏通りもかなり建て替えられてしまいましたが、神保町らしい風情は相変わらずだと思います。でも、こういう建物があった方が素敵ですよね・・・・?。
 
 
 
>ヨウタロウ様 (流一)
2007-12-22 21:26:13
私もひところは古書店をみてあるくのが楽しくて、なにかというと足が向いた町です。近頃は置き場所に困ってなるべく本は買わないように方針転換したのですが、たまには散歩のつもりで出かけます。
奥野書店は倒産したようですね。どうゆう事情だったのでしょう。
 
 
 
三慶商店 (りんだ)
2018-06-10 14:47:47
1959年の東宝映画「暗黒街の顔役」を見ていたら、すずらん通りの三慶商店が写っておりました。角から三軒ぐらいが確認できます。角の店は飲食店のようで「三慶の中食」という暖簾がかかっています。その二軒となりの店は「三慶商店」の看板が出ていて「高価買入美術品カバン麻雀カメラ」などと書いてあり古物商か質屋のようです。
 
 
 
>りんだ様 (流一)
2018-06-11 10:11:36
1959年の映画に神保町の街並みがどのように出てくるのか興味をそそられます。
すずらん通りに向いた店の裏の建物が倉庫、さらにその裏の路地との角がやはり三慶商店のもので、飲食店をしていた、ということかと思います。「中食」とは昼食? あるいは中華食堂?
 
 
 
カラー映像です (りんだ)
2018-06-11 19:11:46
「三慶の中食」の暖簾が出ているのは、角のいちばんいい場所のすずらん通り側です。この映画ありがたいことにカラーなので、ぜひごらんになってみてください。ツタヤでレンタルできます。
 
 
 
>>りんだ様 (流一)
2018-06-13 09:18:12
なるほど、逆に考えてしまいました。三慶商店は裏で質屋を営業していたのを、中古楽器を中心に売る店にしたのを契機に表通りに店を移したのかもしれませんね。1969年の住宅地図を見ると、すずらん通りから裏の路地まで「道具三慶商店」の1軒の家のように書かれています。
 
 
 
Unknown (水無草)
2021-10-02 19:58:56
初めまして。はちまきを挟んで隣りの三慶商店は1980年代中頃は骨董品店でした。
 
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