ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




茅場橋。中央区日本橋小網町1。1987(昭和62)年4月5日

関東大震災後、復興事業として新大橋通りが通されたときに日本橋川を渡るのに架けられた橋である。『Bridge Watching 』によると、1929(昭和4)年12月の竣工、3径間ゲルバー鋼鈑桁橋という構造。現在、架け替えられた橋は、1992(平成4)年9月の完成で、単純鋼床版箱桁橋という形式。
旧茅場橋の写真はこの1枚しか撮っていない。橋の北東の親柱? 欄干の押さえくらいにしか見えない。どういうわけか現在の橋にはちゃんとした親柱がある。
この橋を都電が通っていた。渋谷駅―浜町中ノ橋の9番で、戦前は鎧橋を通っていいたが、橋の老巧化により昭和23年7月から茅場橋を通るようになった。この路線は昭和43年7月で廃止されたが、浜町中ノ橋―茅場町間はそれ以前に廃止されていたように思う。

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