ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




サンケイメリット。台東区浅草橋2-6。2011(平成23)年12月18日

福井町通りというのは総武線の北を、清洲橋通りと江戸通りを結ぶ東西の通りで、浅草福井町・浅草新福井町はJR浅草橋駅の北にあった旧町名。その通りに向いて「東宝商事」の看板がかかる古いビルがある(「福井ビル、山城屋」)。その横を入ったビルの裏手に2棟の銅板葺二軒長屋が並んでいた。今、ストリートビューを見たら、すでに小さなマンション(サンブリヤ浅草橋、4階建て9戸、2013年1月築)に建て替わっていた。


サンケイメリット。浅草橋2-6。2011(平成23)年12月18日



左:旧なかや(うなぎ)。浅草橋2-6。2013(平成25)年4月29日
右:Googleマップ>ストリートビューより

1枚目写真の左に写っている建物で横丁同士が交わる四つ角に向いている。その角の方から建物の表面を撮った写真がないので、ストリートビューからお借りしたのが右の写真。隣の稲生治療院は昭和41年の地図に「マッサージ稲生」と出ている古い治療院。さらに隣の民家は木造長屋の1軒が残っているものだと思う。
四つ角の向かい側は「なかや」といううなぎ屋だ。そのなかやの建物は3階建てのビルに見えるが航空写真では2つの切り妻屋根が見え、古い家を看板建築風に改修したものらしい。昭和41年の住宅地図をみると、写真の角の家が「うなぎなかや」となっている。その家が手狭になったためか、向かいの二軒を買い取ったかなにかして移ったのだろう。

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