Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

朝食、昼食、そして夕食

2017-08-16 21:41:28 | 映画 た行
           
原題:18 comidas
2010年/スペイン・アルゼンチン合作/107分
監督:ホルヘ・コイラ
出演:ルイス・トサル(エドゥ)、フェデリコ・ペレス・レイ(トゥト)、ビクトル・ファブレガス(フラン)、エスペランサ・ペドレーニョ(ソル)、ペドロ・アロンソ(ヴラディミル)
ストーリー:スペイン巡礼の最終地で世界遺産にも登録されているガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラを舞台に、食事を通して出会い、別れていく人々の姿を描いたドラマ。前夜から飲み明かし、そのまま朝食へと突入した2人の男、夫と息子に朝食を準備する主婦、兄を昼食に誘いながらも関係を隠し通そうとするゲイのカップル、愛しの女性を待ちながら食事を作る男など、さまざまな人々がそれぞれの幸せを求める姿を、俳優たちの即興演技を取り入れて撮られた。~映画.comより

この映画、5年前に劇場で観ているのだが(その時の記事⇒こちら)私にとって強烈な印象が残ったというより、それはひっそり心の奥に普段は沈んでいて、ああ、あの時観たなぁ、と懐かしく思い出すという作品だ。
またいつか機会があれば観たいと思っていたのだが、「レンタル落ち」ということでDVDが¥600ちょっとで販売されていたので、迷わず購入した。(しかし、最近では新品のDVDも随分安価になっているんですね!!)
それで、コーヒーなど片手にのんびり観たのだが、全く忘れていたエピソードが幾つかあったり、食事も以前観た時よりまた更に種類が豊富でかつ美味しそうだったり、再発見が色々あった。
別にドラマティックなことが起こるわけじゃない。日常生活=食事、それは暮らすことであり、生きることであり、人間関係を構築することであり、再確認することでもある、といったことがさりげなく展開し、朝食で始まり夕食で一日が終わるのだ。登場するそれぞれの食卓にドラマがある。
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朝食、昼食、そして夕食

2013-05-09 23:56:04 | 映画 た行
           
2010年/スペイン・アルゼンチン/107分
原題:18 comidas
監督:ホルヘ・コイラ
脚本:アラセリ・ゴンダ、ディエゴ・アメイシェイラス
音楽:イヴァン・ラクシェ、ピティ・サンス
出演:ルイス・トサル 、フェデリコ・ペレス・レイ、ビクトル・ファブレガス、エスペランサ・ペドレーニョ、ペドロ・アロンソ、セルヒオ・ペリス=メンチェタ、ビクトル・クラビッホ 、クリスティーナ・ブロンド

GW最終日に出会った作品。
スペイン巡礼の最終地のガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラを舞台にした作品で原題の『18 comidas』そして邦題の『朝食、昼食、そして夕食』からも容易に推察できるように、食事を通しての出会いと別れが描かれる。
全体は朝食・昼食・夕食の三部で構成され、各部分で食事を摂りながらの登場する人々の様子、会話そしてその背景にある彼らそれぞれが抱えている、あるいは抱えきれない「もの」をさりげなく映し出す。そして最後の夕食を摂って一日が、どの人にとってもそれぞれの一日が静かにまた賑やかに、あるいは苦くそしてまた楽しく終わっていく。
食、という生命に直結する一つの要素を扱うことで描き出される人生の重さ、人と一つの食卓を囲んで食事を摂る、ということの意味を胸の中で反芻していた。
そして、お腹が減る映画だった
そしてこの作品の中での発見の一つは、誕生日のパーティーの中で聴けた&見られたのはガリシア州の伝統楽器「ガイタ」!!(イギリスだとバグパイプ)以前、この楽器の演奏を聴いた時の印象とは全く違い、ここでは生活に溶け込み、人々に愛されている身近な楽器として登場していたことで、以前感じていた違和感が払拭されようやく自分の中ですとんと腑に落ちた気がした。

この日は入場者プレゼントで「Estorella Galicia/エストレーリャ・ガリシア」というビールをゲ~ット  
                 
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