2018.9.30. Sun. 『まこわやさしいか』
朝: 私はコーヒーだけ。
コーヒー
ヨーグルト 『オ・タン・ペルデュ』製「フランボワーズとカベルネ・ソーヴィニヨンのコンフィチュール」 ㋕
梨
みかん
早昼:
柚子豆腐 ㋮
梅雑魚おこわ ㋚㋕㋻㋙
アサリのお味噌汁 茗荷、しめじ ㋚㋳㋛㋮
おやつ:
『鶴屋吉信』製 「薯蕷饅頭」 () ㋮
お薄
夜: ビストロ・メニューで。
鰈とポテトのグリル パルメザン、レモン ㋚㋑㋕
ステーキ マスタード、醤油 焼き茄子、青唐、プチ・トマト ㋳
チーズ3種盛 ピーナッツ(タンジィ・メキシカン・サルサ味)添え ㋕㋙
ピエダン・グロア (ウォッシュ フランス)
ゴーダ (ハード オランダ)
ゴルゴンゾーラ (ハード イタリア)
CLOS FLORIDENE Blanc 2010 (Denis & Florence) Dubourdieu AOC Graves
「面積:22.4ヘクタール(白ワイン用ブドウの栽培面積)
土壌:石灰質土壌
品種:セミヨン44%、ソーヴィニヨン・ブラン55%、ミュスカデル1%
植樹密度:1haあたり5,500本から7,140本
樹齢:20~40年
収獲:2回にわたる手摘み
一貫して伝統的な栽培方法で、除草剤は一切使用されていません。有機肥料は野菜のコンポストを主としています。摘芽、支柱作業、葉落としは手で丹念に行われます。庭の手入れのようにブドウ樹を扱い、自然を尊重し守りながら栽培は行われます。こうしてブドウは早い段階から凝縮し、味わい深く、私たちがワインに求める甘美でアロマ豊かな新鮮な果実をもたらします。
収獲は手で行われ、必要であれば2回にわたり行い、最上のアロマをもたらすブドウを収獲します。マセラシオン・ペリキュレールの後、果汁をゆっくりと抽出します。抽出時は酸化しないように保護されています。フリーランの果汁は圧搾した果汁と完全に分けられ、自然にできた沈殿物を清澄します。発酵は5年ごとに替えられる樽で行われ、熟成は澱の上で8ヶ月行われ、定期的に澱は撹拌されます。
テイスティングコメント:
石灰質土壌で育ったブドウから造られたワインの特徴が出ています。淡いグリーンゴールドの色調で、濃厚なアロマには白桃、レモン、グレープフルーツといった果実とトーストしたようなニュアンスが感じられます。
力強くフレッシュな風味にも良い果実味が溢れており、偉大な白ワインを思わせる構造と濃密さを持ちます。10年は熟成できるでしょう。和食にも合わせやすく日本人になじみやすい味わいです。
ドゥニ・デュブルデューはボルドーのワイン界で最も影響力のある人物の一人です。デュブルデュー教授はワイン醸造において科学の重要性を最初にもたらしました。生物学と家族経営のワインビジネスを同時に行い、学業を修めながら、シャトー・レイノンの最高責任者となりました。テロワールがすべて、という考え方の時代に、彼は科学と研究によってよりよいワインが造れると信じていました。そして当時問題をかかえていたシャトー・レイノンのワインをこのアペラシオン最高のワインのひとつに造り上げました。彼は世界を舞台に、デュケム、レーヌ・ヴィニョ、シュヴァル・ブラン、カルボニュー、オー・バイィ、ラフォン・ロシェなどを含む100以上のエステートのコンサルタントを務めています。
ル・クラスマンはシャトー・クロ・フロリデーヌについて、「このシャトーは、まだ小規模とはいえ、ボルドー白の大御所と目される醸造学者、ドニ・デュブルディユーが設立したドメーヌで、一流生産者としてその名を馳せるようになることは、間違いない。フロリデーヌのワインといえば、何よりも徹底した古典的な造りに驚かされる。ボルドーで意欲的な白というと樽香が強く、豊かなアロマを誇張した造りがほとんどだが、ここの白は、そうした造りからはほど遠く、細く、素直で、無理な誇張がなく、水晶のように澄んだワインである。」
シャトー・クロ・フロリデーヌについてロバート・パーカー氏は、この小さなシャトーは、ボルドーの白ワインづくりの指導者、ドゥニ・デュブルデューが所有している。彼はその「マセラシオン・ペリキュレール」の技術でボルドー地方の白ワインづくりに革命をもたらしたことによって、長年にわたって正当な賞賛を得てきた人物である。
「マセラシオン・ペリキュレール」という過程によって、ブドウの果皮と果汁との接触をかなり低温で行う期間が保証される。これは、ブドウの果皮に含まれる成分こそ、ワインにアロマの複雑さと果実味の豊かさを与えるものだというデュブルデューの信念によって行われたのだが、今ではほかの権威者からも確認されている事実である。 彼がつくるすばらしいワインを一度テイスティングすれば、クロ・フロリデーヌがラヴィル=オー=ブリオン、オー=ブリオン・ブラン、ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエのような伝説的なワインの品質にも匹敵する、見事な白のグラーヴだということが明らかになる。
デュブルデューの才能が全ヨーロッパで認められたわりには、値段は依然としてお買い得である。クロ・フロリデーヌはまさに発見されたのである。これは恐ろしく過小評価されているが、グラーヴの大空のもと、格付けシャトーに値する秀逸なワインだ。」
ちょっぴり熟成感が出始めたところか。 まだ数年後に開けても良かったか、と思わせるしっかりした造り。
セミヨンがしっかり感じられ、グラーブらしい酸味穏やかな旨み、甘みが心地よい。
CLARENDELLE ROUGE 2009 (CLARENCE DILLON WINES)
「特級格付第一級、5大シャトーのひとつ、シャトー・オー・ブリオン、その向かいにあり、兄弟にしてライバルと言われる、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン。この2つの名門シャトーを擁するのが クラレンス・ディロン・ワインズです。
クラレンス・ディロンの中核であるシャトー・オー・ブリオンの歴史は1533年にまで遡ります。17世紀にはヨーロッパ各地にその名声が伝わっており、1855年のメドック格付けでも、当然のごとく、第1級に格付けされます。その後、1935年にクラレンス・ディロン氏がシャトーを購入。ステンレスタンクの導入や収量の制限など、近代的なワイン造りを積極的に取り入れ、常にワインの品質向上に努めてきました。そして1983年、ルクセンブルグ大公国ロベール殿下が最高経営責任者に就任しました。以来ロベール殿下は、複雑化していたシャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンに関連するラインナップを見直し、ブランドに磨きをかけています。海外に進出する大手生産者も多い中、クラレンス・ディロンは、テロワールを知り尽くしたボルドーの地で、その魅力をもっと広く世界へ伝えていくことを目指し、利益の追求ではなく質の高いワインを造るための努力を惜しまないことを守り続けています。
そんな超一流シャトーの新時代を担う、ロベール殿下が新たに造り出した、プレミアムブランドワインが「クラレンドル」です。シャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンが特別な日のワインだとすれば、クラレンドルは場面を選ばず、いつでも楽しめるワイン。たくさんの人にボルドーワインに出会ってもらいたいという想いから、最上級の技術を惜しみなくつぎ込みつつも、手軽に手にとれる価格を守っています。味わいも熟成が必要な重厚なタイプではなく、スムースでエレガント伝統的なボルドーワインのスタイル を実現しています。
クラレンドルの生産を手掛けるのは、シャトー・オー・ブリオンと同じ醸造スタッフ。しかもシャトー・オー・ブリオンやシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの畑を含む、クラレンス・ディロンが所有する畑全域から収穫されるブドウを使用しています。まさにこの偉大な2つのシャトーのサードラベル的存在の非常にお買い得なワインなのです 。
クラレンドルのコンセプトは、「ボルドーのテロワールを表現すること」。ボルドーの主要品種、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランをヴィンテージごとに異なる比率でブレンドし、ボルドーのエレガンスが見事に表現されています。 もう1つのこだわりは、「常に飲み頃でリリースすること」。2014年現在だと、ボルドーの最新ヴィンテージは2011年ですが、クラレンドルに関してはこの2009年が到着したばかり。4年ほどワイナリーで瓶熟させることで、すべてベストな飲み頃のワインをお客様の手元にお届するよう努めています。元来、最新ヴィンテージはエイジングさせることが常識であったボルドーワインですが、それこそがボルドーワインの敷居を高くしている要因でした。そのため、お客様が手に取ったときに、飲みたいときに、魅力をあますことなく発揮するワインで、もっと気軽にボルドーワインを楽しんでもらおうという意思が込められています。クラレンドル・ルージュは、クラレンス・ディロンのこだわりによって初リリースから今まで、常に「飲み頃」の状態で出荷されています。ボトルの状態をワインの醸造責任者でもある、ジャン・フィリップ・デルマス氏が試飲をして決めており、2009年ヴィンテージが飲み頃と判断され、満を持してリリースされたのです。
誰もが認める非常に卓越したヴィンテージとして知られるボルドーの2009年は、クラレンス・ディロンにとっても歴史に残るヴィンテージとなりました。なんと、所有するシャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンのいずれもがパーカーポイントで100点満点を獲得するという偉業を成し遂げたのです。このクラレンドル・ルージュには、その2つのシャトーで育つブドウが一部ブレンドされています。しかもシャトー・オー・ブリオンと同じスタッフがその技術と伝統をつぎこんで醸造を行う事で、ボルドーのテロワールが見事に表現されています。
クラレンドル・ルージュは、一部、サン・テミリオンのブドウも使用しており、メルロが多く使用されていますが、特に2009年は、2006年に比べメルロ比率の高いブレンド。そのためしっかりとしたタンニンがありながら滑らかな印象で、濃厚で凝縮した味わいの中にも、まろやかさ、上品さ、繊細さを併せ持つ仕上がりです。すべての要素が非常によくまとまっており、適度な酸とタンニンがあるため、食事にも合わせやすい味わいとなっています。 500年の歴史を誇る一流シャトーがワインラヴァーのために造る特別なこのワインは、一度飲めば、クラレンス・ディロンと、ボルドーワインの魅力に虜になるに違いありません。
オー・ブリオンのブドウを含むボルドー全域からクオリティの高いブドウを選抜して造り出されるクラレンドルには、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンで培われたワイン造りの哲学と最高の技術を惜しみなくつぎ込まれています。
ロベール殿下のこだわりは、そのボトルデザインにも表現されています。
肌ざわりの良い上質なラベルが貼られ、ボトルの注ぎ口には「CLARENDELLE」の刻印が刻まれており、通常のものよりやや背が高い高級感溢れるボトルは、贈り物にも最適です。
このクラレンドル・ルージュはメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランから造られ、複雑で多彩な要素を大いに表現した上品なスタイル。
ボルドーらしいしっかりとした骨格で、タンニンやフレッシュさとが絶妙なバランス。チェリー、ブラックベリー、カシスの心地良い風味に、ほのかなチョコレートの甘みが加わる芳醇かつ柔らかなニュアンス。
タンニンはしっかりとしていますが、滑らかな印象で、濃厚で凝縮した中にも、まろやかさ、上品さ、繊細さを併せ持った料理を引き立たせるバランスの良さが魅力的な1本です。
飲み頃:~2018年」
飲み頃ばっちり。
ステーキに文句無しの◎
梅雑魚おこわ (私) ㋚㋕㋻㋙
『鶴屋吉信』製 「薯蕷饅頭」 (私) ㋮
キット・カット
コーヒー