老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

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浅尾慶一郎議員の民主党離党歓迎

2009-07-26 06:51:50 | 安全・外交
民主党陰の内閣で防衛大臣を担当して、防衛問題の議論には民主党を代表して良くテレビにも出演していた浅尾慶一郎参議院議員が、既に民主党公認候補が決まっている神奈川4区から突如次の衆議院選挙に立候補する意思表明をして民主党を除名されたと、アサヒコムは報じている。

http://www.asahi.com/politics/update/0725/TKY200907240404.html

どのような経緯があったのか不明であるが、浅尾氏のこれまでの防衛外交に関する発言は自民党や民主党前原議員に近く、北朝鮮船舶への貨物検査につしてもそれを肯定する発言であったように思う。

即ち朝鮮戦争は休戦中で、米韓・北朝鮮の戦争当事国で完全に戦争は終結されていないとの認識がなく、今日本が北朝鮮の船舶検査に加われば、休戦中に戦争当事国の米韓に与することになり、一つ間違えば第二次朝鮮戦争に巻き込まれ、ノドンを日本に打ち込まれ兼ねないとの危険意識が全くなく、まるでマグマがまだ冷え切っていない休火山の火口に国民を降り立たせるような冒険をしようとしているのである。

因みにウィキペディアの浅尾議員の外交防衛政策の解説では、氏は北朝鮮に対し、「日本の敵基地攻撃能力」保持を唱え次のように紹介されている。

『「2012年までに北朝鮮が核放棄を行わない場合、日本は敵基地攻撃能力を持つということを国際社会に理解してもらうべき」と主張している』。正直このような信条の議員は民主党からの離党を歓迎したい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E5%B0%BE%E6%85%B6%E4%B8%80%E9%83%8E

朝鮮戦争は完全に終結しておらず、在韓米軍の後方基地(在日米軍)が日本にあるから日本も北朝鮮のターゲットになっているのであり、先ず米国に北朝鮮との講和条約締結と米日韓と北朝鮮との国交樹立を説く外交が「日本の敵基地攻撃能力」論より先のはずである。

一方、クリントン米国務長官は先日アセアン会議での記者会見で北朝鮮が非核化をすすめれば、米朝の国交の樹立等包括的な解決も視野に入れている旨の発言をしている。

http://www.asahi.com/international/update/0723/TKY200907220486.html

自民党・外務省・民主党とも冷戦終結後の米国オバマ政権の外交を全く洞察できず、相変わらず冷戦時代の外交の延長線上をさまよっているのが現状のようである。

「護憲+BBS」「09年衆議院議員選挙に向けて」より
厚顔の美少年

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