老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

(続)八ッ場ダム建設中止反対に関して

2009-09-26 15:59:10 | 民主党政権
9月26日のアサヒコムは、「(先日前原大臣が八ツ場ダム現場を訪問し町長・県知事等ダム建設推進派と面談後)長野原町の町役場に、一晩で4千件のメールが殺到していたことが25日わかった。建設推進を求める地元に対し、8割が批判的な内容」と伝え、また町はこれ以上の批判メールの受付をストップしたとも報じている。
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200909250393.html

先の衆議員選挙後の各紙の世論調査では、民主党支持が7割を越えたと報じられていたが、群馬県長野原町役場へのダム建設推進に対する8割の批判メールと重ね合わせると、国民はほぼ民主党政権のダム建設中止を支持していることが分かる。

また群馬県及びダム建設推進派はダムを造ってダム湖への観光客誘致を計り、地元の経済を潤したいとの構想も描いているようだが、昔から役所の建設プランは交通量や利用者数をかなり水増して、建設促進に都合のいいように数値設定されていることは周知の通りであり、住民はこれを鵜呑みにしては大きな誤算に見舞われることは明らかである。そして建設後に予定がはずれても誰も知らぬ存ぜぬがいつものパターンである。八ッ場ダムの観光構想もまさに水物で、当初は物珍しさもあり観光客も一度は来るであろうが長続きするか保障されたものではない。

因みに昭和30年代~40年頃に建設反対で大騒動になった熊本県杖立(熊本大分福岡の県境)の下筌(しもうけ)ダムも近くには有名な杖立温泉があるが、ダム湖を見物する観光客はまばらで、下記の下筌ダムのスライド(約5秒でスライドされます)を見ても人影は皆無である。

http://koga.mymy.jp/tanbou/entry2.html
http://koga.mymy.jp/photo/08shimouke/

小生も近くに親戚がいるので年1回くらい下筌ダムを通過するが、車窓からの人造湖の眺めは無味乾燥であり、山奥なのに自然の風情など全く感じられない。おそらく八ッ場ダムも人造湖の見物を目的に観光客をつなぎ止めることは難しいであろう。

それより現在の自然の渓谷を生かし、林道を延長整備した観光こそが、都会の生活に疲れた人には心身が癒され、また行ってみようという呼び水となるはずである。住民には自民党王国のダム建設推進派にだまされるな、と言いたい。

「護憲+BBS」「新政権ウォッチング」より
厚顔の美少年

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