花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

ちょっと名前負け? 八重海棠

2010年02月08日 06時14分27秒 | うめ     
白色に近い淡いピンクの中輪の八重梅、八重海棠 (やえかいどう、野梅系・紅筆性)。
花びらは波打っています。

HappyRetirement によると、  
「名付けの由来は八重の花が全て海棠 (中国原産のバラ科の植物で、長い枝の先
に房状に花を付ける) のように下を向いて咲くのでこの名が付けられたようです。」
とあります。
海棠には実のなる実海棠という種もあるそうですが、これは花がとても美しいので
ハナカイドウとも呼ばれる種類を指しているのでしょう。しかしこの梅は 「花がすべて
下を向いて咲く」 というほどではありません。

花の写真館 によると、
海棠の字義は 「外国から来た (海) ナシ (棠)」 のことで、中国へも海外? から来た
物らしく原産地は不明で、また、唐の玄宗皇帝が楊貴妃を評した 「海棠睡 (ねむり)
未だ足らず」 とは、まだ酔いのさめきらない美人のなまめかしさを例えたものという、
とあります。
玄宗が召しだしたとき、貴妃はまだ酔いが醒めていなかったらしく、それでこう評され
たようです。なお白居易の 「長恨歌」 にこの句はなく、出典は分かりません。

海外旅行お助け手帖 によると、
玄宗皇帝の離宮・華清宮には、皇帝専用の湯殿 「蓮花湯」 と楊貴妃専用の湯殿
「海棠湯」 が造られたといいます。
とすれば楊貴妃は玄宗から海棠というニックネームを賜ったのかもしれません。

海棠は花中神仙と呼ばれたとも言われ、ハナカイドウの美しさは例えようもありま
せん。それからするとこの八重海棠の梅はやや名前負けという感じでしょうか。
       (東京都調布市 神代植物公園 100206)

       
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