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ガイマン賞2014結果発表

2014-12-13 | 漫画
翻訳海外コミックの中でもっとも面白かったものはなにか?を
読者投票によって決める「ガイマン賞」。
2011年から毎年開催され、今年は4回目になります。

1年間の間に海外で出されたコミックの翻訳作品すべてが対象、ということで
アメリカ、フランスに留まらずアジア圏のコミックも対象になり
ひとり3作品までの投票が可能、というシステム。
例年はヨーロッパ系のコミックが1位、という流れだったのですが、今年は・・・

1位 ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン(アメリカ) 64票
2位 カンポンボーイ(マレーシア) 40票
3位 かわいい闇(フランス/ベルギー) 36票
4位 ヒットマン 2(アメリカ) 32票
5位 バットマン:アンダー・ザ・レッドフード(アメリカ) 28票 
6位 完全成形術 マスタープラスティー(イギリス) 27票
7位 デッドプール:スーサイドキングス(アメリカ) 25票
8位 プロメテア 1(アメリカ) 21票
9位 デイトリッパー(アメリカ) 19票
9位 ポリーナ(フランス/ベルギー) 19票
小野耕世特別賞 リトル・ニモ(アメリカ) 25票

と、アメコミ、それもヒーローものが1位を取る、という事態になりました。
開始当初は「カンポンボーイ」や
BL作品「In These Words 2」(18位)にまとまった票が入る展開でしたが
Twitterで小学館集英社プロダクションが既刊紹介と合わせて投票を呼び掛けたことで
アメコミ票が増加、そしてヒーローコミックの中でもオルタナティブ色の強い
ホークアイ」が票を集めての1位、という結果になったと思われます。

出版社別に見ると、小プロ作品は(刊行点数の多さもありますが)10位内に6冊に対し
同じく邦訳アメコミを刊行しているヴィレッジブックス
最高位が「ミラクルマン BOOK1」の19位、
「ユーロマンガ」の飛鳥新社は「カニカニレボリューション」の11位、
パイ・インターナショナルは「ガリバリアーナ」の20位が最高となっています。
(得票数などはガイマン賞サイトから見ることができます)

例年の傾向なら「かわいい闇」が1位かなー、と開始当初は予想していましたが
(それだけに「カンポンボーイ」の大量得票は驚きでしたが・・・)
賞自体を盛り上げたい、と小プロが動いたことで得票数も増加し
結果として主流ムーブメントであるアメコミ、それもマーベルのヒーローが
1位を獲得した、というのはおもしろい結果だと思いますし
これに影響されて各社も賞を盛り上げる方向に動いて
邦訳海外コミックシーン全体がもっと活気に満ちた状態になってほしいものです。
(2015年は「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」も公開されますしね)
当ブログもそのお手伝いのひとつになりえれば、と思っております。
(なら買って読んだけど感想書いてないアメコミなんとかしろよ、とは思いますが・・・
「プロメテア」「アンダー・ザ・レッドフード」は書こうかな・・・)

おまけとしてアメコミ出版社ごとでベスト10を出してみます
(一度出てるタイトルやシリーズまとめては略称で)

マーベルコミックス作品BEST10(()内は総順位)
1:ホークアイ(1)
2:デッドプール(7)
3:ミラクルマン(19)
4:スパイダーマン:ブルー(20)
5:デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース(24)
6:アベンジャーズ:ダークレイン(2タイトル)(28)
7:アルティメッツ2(30)
8:キャプテン・アメリカ:ロード・トゥ・リボーン(31)
9:キック・アス2(2タイトル)(40)
9:ロケット・ラクーン&グルート(40)

DCコミックス作品BEST10(()内は総順位)
1:ヒットマン2(4)
2:バットマン:レッドフード(5)
3:プロメテア(8)
4:デイトリッパー(9)
5:バットマン:ブラックミラー(12)
5:ロビン:イヤーワン(12)
7:バットマン:喪われた絆(3タイトル)(16)
8:バットマン:ノーマンズ・ランド(20)
9:ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃(24)
9:バットマン&ロビン(4タイトル)(24)

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