Rimshot!!!!

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袂を分かつ野良の虹

2012-10-15 | 音楽
KIRINJI - <キリンジ>堀込泰行・来春脱退に関する大切なお知らせ

ファンクラブ会員には今月頭に知らされていたようなのですが、
(そしてそこから漏れ聞いてはいたのですが)
本日、キリンジからの弟・堀込泰行の脱退が発表されました。

堀込高樹と泰行の兄弟バンド(あくまで「バンド」)がキリンジであり、
二人がそれぞれ作詞、作曲し、歌い、ギターを弾くというスタイルであり、
その兄弟の作詞・作曲のカラーの違いが魅力の一つとなっていたことは
いまさらここで説明することでもない気がいたします。

兄のひねくれ、時に変態的でありながらも美しい楽曲に対し
素直なポップス的な印象が強いのが弟の楽曲であったように思いますが
その楽曲のカラーの違いが双方を引き立てあい、
また、兄の朴訥な印象のあるボーカルに対し、
真似の出来ない穏やかさや軽やかさを持った弟の声質が
キリンジというバンドの魅力を一層高めておりました。
(それゆえにキリンジのメインボーカルは弟のほうでした)

兄弟バンドで両方がボーカルを取り、作曲も・・・といえば
海外だと喧嘩別れしたOASISが思い浮かびますし
今回の報道を聴いて同様の喧嘩別れ、というイメージを持つ人も
多いかもしれませんが、
キリンジの場合はあそこまで激しい兄弟喧嘩ではなく、
お互いに別ベクトルの才能を持ちながらも
「キリンジ」という形式ではそれを「お互いを補完しあう」という
活かし方になってしまうことと
「兄と弟」という関係性ゆえにどうしても生じる血縁・上下関係が
窮屈に感じた部分があったのではないのかな、と思います。

11月に9thアルバム「SUPER VIEW」をリリース、
そして来年に兄弟作としては最後の10枚目のオリジナルアルバムと
そのアルバムツアーを行い、ツアー終了で脱退、という予定だとか
(来年のアルバムとツアーは11月1日に発表、とのこと)
弟はソロ活動(馬の骨名義?)、兄はキリンジとしての活動を続ける、という予定。
5枚目のオリジナルアルバム「For Beautiful Human Life」で
プロデューサー・冨田恵一から巣立ち、
10枚目のオリジナルアルバムで兄弟バンドという形式を解消する。
そう考えると美しい展開なのかもしれない、とも思えてまいります。

兄弟での活動はこれでおそらく無くなってしまうのでしょうし
(冨田ラボへのキリンジ参加のように、ゲスト参加とかはあるのかも)
ひとりになったキリンジのこれからの活動形式が気になりますが
(兄ひとりの活動になるのか、ゲストシンガーを迎えるのか、etc...)
これからも音楽活動を続け、魅力的な作品を生み出し続けてくれるであろう
堀込兄弟の今後に何よりも期待しつつ、
まずはアルバム「SUPER VIEW」を楽しみに、
そして思ったより短い間隔で届けられる次作と、
そのツアーを楽しみにしていきたいと思います。

FISHMANSやICE、TMGEみたいにもう2度と戻らないわけじゃないですし、
あの兄弟はこれからもそれぞれ、素晴らしいものを生み出してくれるでしょうから。

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LOVE FES 2012行ってきたよー

2012-10-14 | 音楽
長崎はよくテレビ局主催のイベントが行われているわけですが
この土日、KTNテレビ長崎とFM長崎によるイベント
「LOVE FES 2012」が水辺の森公園で開催されていたので
土日ともに覗いてきました。

まず土曜は昼にちらっと覗いてきたわけで、屋台のポテトとチキンナゲットのセット
(たっぷり入って300円)など食べながらフジテレビの「お台場合衆国」から巡回してきた
「ほこ×たて」の金属とか絶対に折れないポールとかを見たりしていたら
夜のライブのリハーサルを佐藤竹善が開始。
リハーサルながら本域の歌声を昼の太陽の下で楽しめ、焼酎の試飲でほろ酔いになっていたので
かなり気持ちよくなって帰ってきましたw

で、日曜は夕方からライブを見るために行ってきました。
野外のフリーライブで4組出演。

最初のGILLEはAKB48の「フライングゲット」の英詞カバーなどでデビューした
宮崎出身の女性シンガー。気さくなMCときれいな英語の発音のギャップが楽しい
いかにも元気な新人さんでした。

2組目はジャンク フジヤマ。
80年代シティポップをそのまま2012年にもってきたような
(具体的には初期達郎)新人離れしたパフォーマンスと外見が特徴の人、ということで
メジャーデビュー前後から注目していた人であります。
バラードの歌い方とかがもろに達郎すぎて苦笑した部分もありましたがw
さすがにライブ経験が長いこともあり、ライブ巧者というか
盛り上げ方を心得てるな、という感じでありました。

そして3組目は大型新人・家入レオ。
福岡出身の17歳、デビューから大型タイアップがばんばん決まっており
この会場でも高校生たちを中心に盛り上がっておりました。
けど、どうもPAの音量調整がおかしいのかベースが異常にうるさかったり
ライブ経験の足りなさをジャンクフジヤマの直後だと感じてしまうなぁ、と・・・。

トリは事務所からフリーになって1年のスガシカオ。
フリーライブでありながらもヒット曲、ライブ映えする楽曲を出し惜しみせず
「19歳」「アシンメトリー」「夜空のムコウ」といったナンバーで観客を沸かせ
新曲では涙するお客さんもいるという状況に。
そして本編ラストの「午後のパレード」ではジャンクフジヤマがコーラスで参加、
会場を一気に盛り上げ、アンコールでは「Progress」で〆るという
さすがのベテラン、という貫禄がありました。

最近はUST配信ばかり見ていましたが
(最近だと1日でB'z→かせきさいだぁをハシゴしたことも)
やはり生の演奏というのはいいですなぁ、と実感。
来年はいっぱいライブ行けるといいなぁ。
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祝・復刊決定。

2012-10-12 | 
前回からさらに「アルティメイタム」の情報が公開されて
敵がアクマイザー3と聞いて
『夏映画のキョーダインはまだ許容できたけど・・・2作連続でそれもアクマイザーて・・・』と
かなりもにょもにょしてみたり、
始まった秋アニメを何本か見た中で「ジャイロゼッター」見て
『ガンダムAGEもしっかりターゲットを小学生男子に絞れば、
 他のターゲットも面白がってくれたかもしれないのに・・・』と思ってみたり
「イナイレGo」の劉備のデザインと声優が明らかにサンライズに訴えられそうだったりw
今やってた「オデッサの階段」見て
『これもっと深夜にやればいいのになぁ、で「世界は言葉でできている」この時間にしてよ』と
フジの挑戦精神に拍手はしつつも編成に疑問を持ったり
(ある意味大人向け「デザインあ」かもしれないな、これ)
ハウステンボス→長崎くんちという観光客な移動をやった1日があったり
パワースポットに参ったら即面接の通知が来て、期待して受けたら落ちたりwと
そんな毎日でございますがいかがお過ごしでしょうか。
今は12日夜の「ヤマト講座」が楽しみです(UST中継が見れれば(あれば)いいけど)

・・・そんな日常はおいておいて。
SF・ミステリー好きにはおなじみ、早川と並ぶ双璧・東京創元社。
こちらは毎年アンケートから復刊書籍を決定する「復刊フェア」を開催しております。
で、今年の復刊作が発表されたわけですが・・・

・・・T・H・ホワイト「永遠の王」がある!

わりとあちこちで触れてきたかもしれませんが、この作品大好きでして、
一時分厚い上下巻の文庫本が3セットあったことがありましたw

作品自体を一言でいえば、アーサー王の少年期から死までを描いた作品です。
少年期を描いた第1章はディズニーが「王さまの剣」としてアニメ映画化していたり、で
魔法あり冒険ありのファンタジックな作品だったりもいたします。
しかし、アーサーが成長し、王となることで話は深みを持ってきます。
「正義」と「力」、そして「戦争」への回答を求める第2章(ここまで上巻)
最高の騎士・ランスロットの視点から描かれる円卓と聖杯探究、
そしてアーサー、グィネヴィア、ランスロットの三角関係を描く第3章、
円卓と理想の終わりを描く第4章。

時々博物学知識方面に脱線する部分もありますが、
その部分も込みで引き込まれる感覚を味わえる作品でもあり
なによりも読みやすいことから「アーサー王についておおざっぱにでも知りたい」という
「Fate/Zero」放送とかソーシャルゲームの「拡散性ミリオンアーサー」ヒット以降
確実に増えている層にうまくヒットする作品になっていると思います。

魔術師マーリンが時間を逆に生きているが故に
「先のことは知っているけどなぜそれが起こったのかの原因がわからない」
(それゆえに避けえない悲劇が起こってしまう)という設定や
世間一般のイメージと異なるランスロット像など、
アーサー王の物語を知っている人も楽しめる側面も多く、
良質なファンタジーとして楽しめる作品となっております。

映画「X-MEN」のエグゼビア教授の愛読書としても知られる本。
(なぜそういう設定になったか、はこの本のあとがきでなんとなくわかるかもしれません)
「アーサー王」という単語に興味のある方は、ぜひ読んでいただきたい作品です。

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