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ベスト・オブ・スパイダーマン2

2023-09-18 | 漫画

むちゃくちゃ久しぶりの邦訳アメコミ感想記事になります。
復刊サンドマンとか届いてるんだけどね…。

以前の「ベスト・オブ・スパイダーマン」は原書での30周年記念ベストが
日本では50周年のタイミングで邦訳されたものでした。
そしてそこから10年(10年!?)、
今回は日本独自編集でセレクトされた6篇が収録された1冊となります。

内容は
ドクター・オクトパスにマスクを剝がされる(!?)Amazing Spider-Man#12(64年)
麻薬を扱うということでコミックスコード認可を受けなかったASM#97(72年)
最強無敵のジャガーノートに立ち向かうASM#229-230(82年)
スパイダーマン誌でのブラックコスチュームデビュー回ASM#252(84年)
過去の語られなかったストーリーを描くUntold Tales of Spider-Man#1(95年)
という内容。

いずれも前作では選ばれなかったものの、スパイダーマンの物語としても
あるいはアメコミ史的にも大きなポイントとなる作品となっております。

個人的な思い入れ(というか今回買った理由の8割くらい)があるのが
スパイダーマンvsジャガーノートの前後編。
実は四半世紀前にアメコミ個人サイトでテキストのみの翻訳を読み
いつか原書も手にしてこの作品を完全な状態で味わいたい…と思っていたのですが
今回ついに翻訳発売が実現、ということで
圧倒的な強敵に立ち向かい、一度は敗れるも心折れず
知恵と技術を活かして再戦に挑むピーターを堪能させていただきました。

初期のマスクを剥がされ正体バレ!?がストーリーの前半に過ぎない詰め込みっぷりは
今の漫画って展開ゆっくりになったんだなぁ…と思わされる部分もあったり
このブラックコスチュームが後にヴェノムを産み、ゴアやヌルへと繋がっていくんだな…と
歴史の重みの原点を味わったり、と満足度は高いのですが
やはり90年代以降の作品は長編化してるからこういうベストに取り上げにくいのかなぁ、と
思ってしまったりもいたします。

キャップやアイアンマンのベストも買えるうちに買わなくちゃなぁ。

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