ガイマン賞ベスト10発表されました

1年間に刊行された翻訳海外コミックの人気投票を行う「ガイマン賞」。

その第6回、2016年のトップ10が昨日Twitterで発表されました。

10位　『フアン・ソロ』

9位　『沸点　ソウル・オン・ザ・ストリート』

8位
『ムーミン・コミックス セレクション ムーミン谷へようこそ』
『ムーミン・コミックス セレクション2ムーミン一家のふしぎな旅』
『サーガ3』

7位
『オールスター:スーパーマン』
『LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ』

6位　『ブラックサッド アマリロ』

5位　『アナと雪の女王 ステキな毎日 (まるごとディズニーブックス)』

4位
『スパイダーバース』
『エッジ・オブ・スパイダーバース』
『ワールド・オブ・スパイダーバース』

小野耕世特別賞　『アルファ』

3位　『ゴッサム・アカデミー』

2位　『ラストマン1』

1位　『グレイソン』

1位と3位、内藤真代（SEN）さん翻訳作品！
昨年も「シャザム！」で2位だったということもありますが
今年は「グレイソン」でその技量を実感いたしました。
「ゴッサム･アカデミー」は続刊決定したので、是非「グレイソン」も続刊決まりますように。
（原書、すでに完結してるわけですしね）
・・・早く「アクアマン」読まなくちゃ。

そして4位にはおそらく売り上げでは邦訳アメコミ1位だったであろう「スパイダーバース」が。
（即重版決まったもんなぁ）
しかしこれがマーベルでは唯一のベスト10入り、というのは
やはりデッドプールは票が分散したのと、アベンジャーズ系は途中から入りづらいんだなあ、と。

一方のDCは1、3位以外にも7位に「オールスター:スーパーマン」と「LOBO」という
ベクトル的に真逆なものが同票で並んでいる、というのも面白い状況かなぁと。
しかしこちらもバットマンは途中から入りづらい、
そしてスーサイド･スクワッドとハーレイ･クインで
票が割れてしまったのかなぁ・・・と思ったりもしています。

そして刊行数は減ってきたとはいってもまだまだBDは強いし、
アジア勢もこれからどんどん注目されていくんだろうなぁ、と思ったりしつつ
アメコミは定着したとはいえ、実は今新規読者が入りにくい状態なのかもな・・・と
心配もしたりしております。

とにかく今はガイマン賞の全順位＆ポイント数発表が楽しみです。
11位以下はどんな状況なんだろう・・・？