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雲雀丘花屋敷の建築巡り

2008-06-23 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



冷蔵庫を衝動買い?した私達は池田の実家へ向かった。
夕飯までに時間があったので前から気になっていた雲雀丘花屋敷の建物巡りへ一人行くことにした。
池田からなら電チャリで行けるのだ。

雲雀丘花屋敷は明治後期から発展した街で都心部から環境がよく健康的な住宅地として注目を集め始めた。
大正4年に阿部元太郎氏という土地経営者が雲雀丘地区にモダンな洋風住宅を建てたことが始まりで、以降山手に向けて開発がすすめられたとのこと。
隣地の花屋敷地区は東洋紡社長の河崎助太郎氏が花屋敷土地(株)を設立して開発を手がけた。
「宝塚雲雀丘・花屋敷物語」という本が詳しいそうで一度読んでみたい。





NHKの朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」でも登場したという登録有形文化財にも指定されている
S邸。
この洋館は昭和初期に建てられ、戦後の一時期は進駐軍のダンスホールとして接収されていたという。

この辺のどこの家もそうだけで門から家までのアプローチが長すぎて、塀や木々が邪魔をしてなかなか建物の全貌を見ることができなくて無念・・





木々の隙間から撮ってみるが・・





真っ赤な屋根が印象的!
これはこの地を開発した阿部元太郎氏の先進的な思想により、この地に建てる建物の屋根は、すべて赤い屋根瓦の洋館にし、外国のような洋風モダンスタイルの街並みを創ろうとしたためだそう。





そういえば、この家も赤い屋根だし、





この家も!と赤い屋根が目立って多かった。





東洋食品研究所 高崎記念館と書かれた表札があった建物。
帰って検索してみると唯一一件ヒットした「ヴォーリズを訪ねて」のブログより、
ヴォーリズの近江療養院の医者だった諏訪蛍一博士の住宅で、昭和初期に高崎達之助氏という事業家に引き継がれ、高崎氏由来の東洋食品研究所の「高崎記念館」として改修されて(1990年)管理されている。
とのことがわかった。









ものすごい植木群に覆いつくされた邸宅。
この奥には素晴らしい建物があるはずだろうけど家までが遠すぎて全然見えない。
こんなお宅がたくさんあった・・
植木の手入れ、大変そうだ・・









ここは洋風のイングリッシュガーデン風の庭を持つ家。





煉瓦で出来た倉庫?みたいなものも発見。

もっとじっくり歩き廻りたかったがここら辺で雨が土砂降り状態になってきたので仕方なく帰途についた。
又天気のいい日に歩きで来たいなあ。


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-06-23 22:56:38
まゆままさん こんばんわ
覚えていますか?池高つながりです。

ちょうど昨日ネットで阪急路線図を見てて
20のとき清荒神いったなあとか感傷にふけってた
とこでした。
雲雀丘花屋敷って北摂人(=ハンキュリアンとも言う)は、みな名前は知ってるけど意外と知らないのでは?
自分も降りたことなかった駅なのでレポートすごく
勉強になりました。ああ関西戻りたい。。

余談ですが昨年帰省した際に伊丹空港の南側で着陸飛行機が真上に見えるポイント探したのですが昔と風景変わっててポイント見つかりませんでした。。
約20年の歳月重し。。
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Unknown (mayumama)
2008-06-23 23:15:51
こんばんは!
名前ないのに覚えてますか?って誰!
って思いましたよ・・・
mixiの足跡でなんとか・・・シャアさんですよね?
どこへ消えられたのかと思ってました。
阪急路線図見てて・・ってホームシックですか~?!
雲雀丘花屋敷、私もOL時代に「明月記」へ何度か行っただけでゆっくり歩いたことなかったんですが・・あんなに坂が急激だとは!
重い電チャリ押してて倒れそうになりました・・
下りも恐すぎ!

伊丹空港はスカイパークっていう飛行機の離着陸が間近で見れるきれいな公園が
できてますよ~子どもも結構遊べるのでぜひまたどうぞ~!
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Unknown (シャア 89年卒)
2008-06-24 00:02:58
名無しですみませんでした。
システム(笑 に慣れてなくて。。
最近mixi復活です。よろしくです
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Unknown (mayumama)
2008-06-24 15:47:46
シャアさん
ちょっとー
何で公衆の面前で卒業年度まで書くんですか!
年がバレるじゃないですか!
まあ、いいです、
シャアさんとは微妙に年違いますし・・

実は昨日懐かしの高校時代の友人と久々会ってました。女子硬庭部キャプテンです。知らないと思うけど。

復活おめでとうございます。
又覗きにいきます。
返信する
懐かしいわぁ (タダノオヤジ)
2008-06-28 13:35:25
雲雀丘花屋敷に友人が住んでいますた。
その友人の父上が亡くなった時に相続の
問題で結局屋敷は手放したらしいでつ。
一度だけ泊りがけで遊びに行きますたが
残念ながら写真にはのってませんわ。(笑

立派な屋敷ですたが、古くて少し傾いてますた。
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Unknown (mayumama)
2008-06-28 21:59:06
タダノオヤジさん
庭の植木に埋もれて、見えそうで見えない立派なお宅がたくさんあったのでそのうちの一つでしょうか~
いいですね~こういう豪邸の洋館に一度は泊まってみたいものです!
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庭園公開 (ひろ009)
2012-04-22 20:51:49
こんばんは。

「宝塚オープンガーデンフェスタ」というイベントでS邸のお庭も公開されていることを知り、土曜日に行ってきました。
あくまでも庭園の公開ですが、建物も近くで見ることができましたし、和館+洋館+庭という敷地の広大さ&ロケーション・見晴らしの素晴らしさを実感することができました。

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Unknown (mayumama)
2012-04-22 23:10:52
ひろ009さん
こんばんは!
そんなイベントがあったんですね~
この辺りのお宅は生垣が立派で門から建物まで距離があるので
お庭まで入れて建物を間近で見れるのはうれしいですね。
高台にあるので見晴らしもよさそうだし。
またひろ009さんのブログで見せていただきます~
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Unknown (Unknown)
2012-08-25 09:02:45
結局お屋敷は相続の時に手放されて切り売り
安っぽい建売住宅になるんですわ・・・
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Unknown (mayumama)
2012-08-28 23:06:45
Unknownさん
文化財クラスのお屋敷が取り壊されてしまうのは忍びないですが
莫大な固定資産税や相続税対策の為にはそうなっても仕方ないのでしょうか・・
もったいないですね・・
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