美しく弧を描くベランダ
ヒノキのデッキ
ベランダの軒は厚さの違う木材を使用し、凸凹感がつけられている。
隣と隣接する外壁には延焼防止の為にコンクリートが使用され、
そのコンクリート壁には杉の木の型枠を使った木目が浮き出る浮造り加工がされている。
非常階段
こちらは中会議室。
こちらの照明は既製品のものをむき出しで吊るす形に
西日を遮るブラインドの役割をするのはなんと檜をカンナがけした薄材をガラスとガラスの間に挟んだもので
光をやわらかく通すとともに、光により木目が浮かび上がるという、木にこだわった建物ならではなアイディア。
応接室
こちらのコーナーは杉の板材にスリット加工を施したもので、
見た目の美しさと共に吸湿、吸音効果を高めているそう。
応接室の壁は檜材がランダムな幅で貼られ、壁と床の間から照明の光がぼわっと浮かび上がる。
理事長室も壁も又檜により違った貼り方に
このカレンダーはない方がいいなあ;
そしてエレベーターはスチールと木材を組み合わせ、すっきりシンプルに。
階数表示サインがつく檜の柱。
エレベーター内も
最後に、トイレのペーパーのストック置き。
ペーパーの形に溝を彫っただけの置き場なのだけど、このさりげなさがいい感じ。
大阪木材仲買会館、木材をさまざまな形で魅せる工夫がされた美しく魅力的な建物で、
小1時間があっという間の楽しい見学会だった。