金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
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69:和泉かねよし『二の姫の物語』

2024-04-04 19:00:40 | 24 本の感想
和泉かねよし『二の姫の物語』
★★★☆☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
戦乱の世、姫と家臣という身分を超えた絆(きずな)で結ばれたふたりがいた―――。
やがて、避けられぬ運命に翻弄(ほんろう)された時ふたりが選んだ道は―――――?
●収録作品/二の姫の物語/サーキットの女王様/地上20mで会いましょう
 
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初めて読む漫画家さん。
ずいぶん前に買ったのを積ん読していたので記憶もおぼろなんだけど、
確か、SNSでフォローしてる歴史好きな人が勧めていて
知ったんじゃなかったかな?
 
読み始める前は「絶対私が好きな話じゃん!」と思ったのだけども、
意外に淡々と冷静なまま読了してしまった……。
ヒーロー・ヒロインの美点が「設定」だけで、
実際に感じられなかったからなのかしら。
そして、架空の国とはいえ、ベースは中華もの。
この国では閨閥が権力に結びついていないんか?
とか、国のシステムのあやふやさも気になった。
短編だし、そこがメインじゃないのはわかってるけど、
皇位継承がストーリーにかかわってくるなら、
おざなりにしちゃいけない部分だと思う。
がっつり説明はしなくても、解釈できる程度の匂わせは
しておかないといけないと思うのよね……
 
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