金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ『青天を衝け』#3

2021-02-28 20:47:58 | 大河ドラマ「青天を衝け」
藍が美しいね。
江戸で出てきた染物には、うっとり。
江戸へ売り込みに行っても商家はブランド志向で
阿波藍しか買ってもらえない状態だったり、
作っている藍が虫の害にやられて
よそへ買いに行かなければならなくなったりと、
家業の詳細をドラマとして自然に見せてくれるのが
いいねえ。
そして主人公の愛嬌ゆえなのか、
「来年を見越して、あえて高く買い取ってくるなんてえらい!」
「よかったね、お父ちゃんに認められて!」
とおばちゃん視点で主人公を見守ってしまうのであった。

このドラマ、わたしの中ではえらく好感度が高いのだけど、
これ、たぶん、メインキャラクターに嫌な人がいないからだな。
そして展開にも、不自然さがない。
3話通して、主人公にも展開にも、一回も苛つかなかった。

【その他いろいろ】
・「こんばんは、徳川家康です」が今日は冒頭じゃなかった。
 「私のお気に入りの外国人」紹介が始まった……。
 ラナルド・マクドナルドのこと、まったく知らなかった。

・千代の兄、ものわかり良すぎだな!?

・慶喜が家慶と親愛の情で結ばれているのにキュン。

・高島秋帆がかっこよすぎた……。
 顔も見てないのに覚えててくれたらキュンだよね。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ『青天を衝け』♯2

2021-02-21 20:45:59 | 大河ドラマ「青天を衝け」
小林薫の表情が死んでたし、
労役と普段の仕事の両立で働きすぎたお父ちゃんが
倒れて死ぬ展開なんじゃないかと、
めちゃハラハラしてしまった……。
杞憂だった。

主人公の「ききわけのない駄々っ子」設定が
ヘイトがたまる方向にいかないのは
主人公の可愛さと愛嬌のためかな。
序盤は、人物像を固めて種まきをしているタームだろうから
主人公近辺に大きな動きはなし。

子役時代が終わって将軍家がやや不穏、
アメリカ艦隊がやってきてかなり不穏、
というところで終了。
平田満さん、今回もうだつのあがらなそうな
アワワな役どころ……と思ったが、
川路聖謨って結構な要職についてたのね。 
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

53-58:最近読んだ漫画

2021-02-19 00:56:27 | 21 本の感想
★★★☆☆3.5

読むまで、教師の話だと思い込んでいた。
表紙のヒロインがジャージ着てるように見えて。
思ったより可愛いお話だった。 


★★★☆☆

読み進めていけば面白いお話なのだろうという
予感はあるのだけど、
つらくなりそうな要素がちりばめられていて、
今はその先を読む気力がない……。


尾崎衣良『深夜のダメ恋図鑑7』
★★★☆☆

あれ、再読だった……。
よくもまあ、人の嫌な言動を
ここまでバリエーション豊かに
すくい上げて描けるものだ。


ムラタコウジ『高嶺のハナさん 1~3』
★★★☆☆3.5

ばかばかしいと思いつつ、
3巻まで買って読んでしまった……。
才色兼備なバリキャリヒロインが、
年下のダメダメ社員に惚れているが
恋愛偏差値が低すぎてツンデレをこじらせて……
というラブコメ。
この設定だけでよくここまで引っ張るな……。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ『青天を衝け』♯1

2021-02-14 20:59:39 | 大河ドラマ「青天を衝け」
近代には興味が薄くて、あまりそそられないんだけど、
見るつもりもないまま見た『いだてん』が
とてもよかったから、しばらくは視聴予定。
初回は主人公の紹介と、状況説明、
慶喜が一橋家に入ったところまで。

・「こんばんは、徳川家康です」から始まったのが
 なんかシュールで笑ってしまった。

・大河恒例幼少期パートだが、しょっぱなから
 すざまじくウザいクソガキムーブをかましてくれた……。
 母ちゃんとのほんわかしたやりとりと
 父ちゃんのゲンコツがなければ
 初回から主人公へのヘイトたまるとこだった。
 しかし、その後、愛嬌と子供らしさ・かわいらしさで
 ウザさをカバーするなかなかのキャラメイク。

・Twitterで話題になっていたので肖像画見たけど、
 徳川斉昭、ほんと竹中直人と似てるのね……。

・斉昭からおかしな健康法を伝授される慶喜。

・主人公、初回でいきなり千代ちゃんにプロポーズした!!!
 大河の主人公にしては恋愛強者だな、こやつ……。

・子供に簡単に侵入される陣屋の警護の役立たずぷり。

・秋帆「そこに誰かおるのか」
 栄一「誰もおらん」
 かわいい。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

49-52:最近読んだ漫画

2021-02-13 23:26:43 | 21 本の感想
漫画って、生み出すのにものすごい労力を必要とするのに
消費するのはあっという間だなあ。
もちろん一度読んだだけでは気づかない点や楽しみがあって、
再読に耐えうる作りになっているのだけども、
一度で読み捨てられていく可能性のほうが高いわけで、
生産と消費の非対称性に呆然としてしまうな。

志水アキ『鉄鼠の檻(1)
★★★☆☆3.5

原作は京極夏彦。
原作に興味を持ちつつ、読む気力がなくて漫画版を。
シリーズものの一作なのでいきなり登場人物が多いのだけども、
処理できないほどではない。
続きが気になる。



★★★☆☆3.5

さらっと読み流すにはもったいないくらい
一コマ一コマのデザイン性が高い。
おいしいものを作って人と食べたくなるね。


★★★☆☆3.5

気になりつつも読んだことがなかった漫画家さん。
興味を惹かれる要素がいくつか。
叔母さんの元彼が気になる。


★★★★☆

フランス史にはたいして興味はなかったんだけど、
とっても面白かった。
ヒロインはマリー・アントワネットの
ファッションを支えたデザイナー。
1巻はパリに出てきてのちのデュ・バリー夫人と
出会い、認められるまで。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

44-48:最近読んだ本

2021-02-10 22:13:16 | 21 本の感想
窪園晴夫 編『オノマトペの謎』(岩波書店)

小野正弘『オノマトペがあるから日本語は正しい』(平凡社)

山口仲美・佐藤有紀『「擬音語・擬態語」使い分け帳

ひらがなやカタカナ自体に意味はなくても
「音」が表す印象やムードってある。



上の本で感じたことを、「音声」中心に
しっかり説明してくれていた。
おもしろかった。


小西紗代

プリント類をスキャンしてペーパーレスにするの、
試みてるが、やっぱり紙のほうが見やすいんだよな~。
機密書類の処分は圧倒的にデータの方が楽だけど。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

36-43:最近読んだ漫画

2021-02-10 21:59:51 | 21 本の感想
電子書籍ストアの購入本を整理する方法を
よくやく知ったので、せっせと積読消化して
整理している。
なんか、こう、おもしろい本は多いけれど、
次巻の発売を心待ちにしている本って
そこまでないんだなあ……。
消化しきれないので、購入本をしぼっていかないと。

★★★☆☆3.5

これも長い間、積読していたな~。
今の時期は冷静な気持ちで読むことができないよ。


★★★☆☆

サッカーにめっちゃ興味ないんだけど、
おもしろく読めた。
でも、主人公が癪に障る……。
真面目なキャプテンが主人公から
ひどい目にあわされなくてよかった!


★★★☆☆

『地獄のガールフレンド』からの流れで買ったのかな?
タイトルがこれなので、妹や母との関係が主軸になって
進んでいくのだろうか。


★★★☆☆3.5

これ、月刊少年マガジン連載だったのか。
少女漫画だと思ってた。
挫折した元・天才少年のボーイ・ミーツ・ガールという
定型にはちょっと辟易なんだけど、
ヒロインがいいね~。


おざわゆき『傘寿まり子(1) ・(2)』
★★★★☆

ヒロインが80歳なのだけども、
高齢者をめぐる現実をストーリーに取り入れつつ、
少女漫画しているのが新鮮。
2巻、めちゃ気になるところで終わった……。
かつて憧れた男性に痴呆の気が出てきているのが
つらい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

35:田中ほさな 『川島芳子は男になりたい(1)』

2021-02-08 08:44:41 | 21 本の感想
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

時は1924年、大正末期――。
夢を抱いて一人 上海に渡った少女がいた。
その名を川島芳子・17歳。
全てが手に入るというこの都市で芳子が望む夢、
それは―――「男になりたい」!!
欲望、陰謀そして夢が渦巻く魔都・上海を舞台に、
ヒロインにしてヒーロー・川島芳子の
国を股にかけた大冒険が、いま幕を開ける!

***********************

積読していた間に、もう3巻が出ちゃう。
1巻の時点ではファンタジー要素が多分に入ったコメディ。
エロい気分になると男に変わる、という設定だが、
変身シーンで必殺技みたいに「変成男子」の文字が
入るのに笑ってしまう。
この時代の大陸には暗いイメージしかないんだけど、
このコメディテイストでどこまで行けるのか。

川島芳子自身が興味を惹く人物だから、面白くなりそう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「麒麟がくる」 最終話

2021-02-07 21:06:16 | 大河ドラマ「麒麟がくる」
なんだかんだで完走してしまった。

終盤、十兵衛と信長の間で齟齬が積み重なって
本能寺ポイントがたまっていくところは
おもしろかったし、最終回も、
本能寺の変のシーンまでは
最終回にふさわしい盛り上がりがあった。
幼児性全開、承認欲求の塊みたいな信長のキャラ立ては、
新鮮でおもしろかったし、
丁寧に描いてきた信長の十兵衛へ向ける巨大感情も、
終盤の展開に説得力を持たせていた。

それだけにたいして機能しなかった
前半のエピソードがもったいなかった。
「十兵衛はこういう人です」という人物像が確立するのが
遅くて、彼が主人公らしい行動をしても、
ストーリー上の必要に迫られてのものとしか
思えなかったんだよな~。
ハマった大河でも、序盤はつまらなくて
投げ出しそうになったものは結構あるから、
一年という長いスパンで物語を組み立てるのは
やっぱり難しいのだと思うけれど、
序盤から信長と十兵衛の関係にフォーカスして作っていたら
十兵衛のキャラももう少し早く確立したんじゃないだろうか。

それにしても、前半、異常に十兵衛好きだった藤孝の
掌の返しよう……。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

34:河村恵利 『平安ラブロマン2 末の松山』

2021-02-07 08:59:17 | 21 本の感想
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

華やかな恋愛遍歴と和歌の才で名を残した、
女流歌人・伊勢。
彼女の真実の姿とは…!! 

***********************
伊勢は実際、モテモテだったそう。
宇多天皇とその皇子、
二代に渡って愛されたとのこと。

「秘め鏡」
藤原仲平との恋

「敷妙」
宇多帝の寵愛、道真の失脚

「末の松山」
敦慶親王

「山つ姫」
藤原高藤とその妻

「わらわべ子守唄」
オリジナル? 江戸時代
ホラー風味と思いきや、ほろり。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする