金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」#30

2017-07-30 20:45:46 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#30

「地獄へは俺が行く」

って、うわわあああ!!
ついにXデーに向けてカウントダウンが始まってしまった……!

しかしラストの政次にキュン死しそうであったよ。
もうダメ、なんなの、この自己犠牲がデフォルトな感じ!

******

「徳政令出せ」
→方久に借金返さなきゃいけなくなる
→土地を売らなきゃいけなくなる
→井伊家自滅

という、非常に地味だが効果大な嫌がらせをしてきた今川。
方久は、「銭の犬」と見せかけて
やっぱり直虎への忠誠を見せるんじゃないかと思ってたけど、
実際はそう美しくはないのであった。
反面、百姓らが井伊家のために、徳政令撤回を求めて
関口のところへ押しかけるというキレイすぎる展開もあり、
うまくバランス調整してるなあ。

六左と中野の役立たずっぷりがひどいが、
まあ、ここからは政次の見せ場だものね。

来週以降のことを思うと胸が痛いのだけども、
「徳政令の史実をこう使ってきたか!」
という驚きの方が上回り、今回は満足です。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」#29

2017-07-23 20:44:57 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#29

うっうっ
まさかしのに泣かされるとは……!

「母上は虎松のことが一番お好きなはずじゃ!」
で泣き、嫁入りのときの笛の音で泣き……

ヒステリックで直虎にかみついてばっかりだった若いころを
描いていたからこそ、その成長ぶりにじーん
直虎に対してびしばし言いながらも、
井伊のために役立とうという覚悟と直虎との信頼関係も垣間見えて
たいへん感慨深い。

武田の不気味さをずっとほのめかしていたのに、
愛嬌たっぷりな信玄がおちゃめすぎて、
何だろうね、これ……。

そして未婚のあやめさんをギャグに使うのはやめろよ!
もう新野家にはあやめさんしかいないわけなんだけど、
家はどうなるんだろうね。

すっごく忘れられがちなんだけど、
六左って、寅松にとっても亥之助にとっても伯父さんなんだよね。
まったく伯父さんらしいシーンがないんだけど。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」#28

2017-07-16 20:47:21 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#28

わあ、どうした、大河ドラマになってるぞ!!

直虎ではなく寿桂尼にスポットをあてて始まった今回、
驚くほど大河ドラマであった。
主要キャラでない人物にスポットをあてた点で、
まったり進行にちがいはないんだけども。

直虎と対面してわかり合うシーンを入れたことで
「いい話」に落としたかと思いきや、
寿桂尼がその対面を根拠にして井伊を粛清することを決めたの、
とてもいい。
甘くない脚本。
タイトル、デスノートってなんだよって思ってたけど、
こういう使い方だったのね。

次回、しのが人質に?
結構前、新キャストの発表見て
しのが××するというネタバレを食らってしまったのだが、
結構楽しみ。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」#27

2017-07-09 20:44:28 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#27

「義信が幽閉された!」→「武田め~!」
っていうのをずっと引っ張ってたせいで、
義信が自害しても「まだ生きてたのかよ」としか思えなかったよ……。
次回、長すぎた「武田が来る来る詐欺」もようやく終了?
寿桂尼も倒れてから、ずいぶん引っ張ったなあ。

今回は囲碁デートを3回もさしはさみ、
ちょこちょこ政次が助言もしているのだが、
気賀対策の話し合いになぜか毎回彼がおらず、
方久大活躍。
直虎も、気賀を井伊の管轄にという申し出に
反射的に答えず返事を保留して、
かなり頭を使うようになった模様。
龍雲丸は城のデータを集めて普請を請け負い、
才能を発揮。

政次は始終穏やか。
井戸端で「おとわが気賀を取ったぞ」と語りかけていたのは
感慨深かったけれど、これさ……

「もはや井伊は脳筋集団じゃない、
 政次がいなくても井伊は機能するようになった」

ってことを描いてるんだよね……。
Xデーへの布石のようでつらい。

大河ドラマにおけるオリキャラには、
いつも興味が持てない。
龍雲丸パートになると、とたんにつまらなく感じてしまうのだが、
直虎が以前のような、へんに女をむき出しにしたふるまいをしなくなり、
今回、ふたりの間に流れる淡い感情を
ちょっとリリカルに描いていたのはよかった。
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71:斎藤孝・西村則康 『なぜ受験勉強は人生に役立つのか』

2017-07-04 15:37:32 | 17 本の感想
斎藤孝・西村則康『なぜ受験勉強は人生に役立つのか』(祥伝社新書)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

少子化に伴い「全入時代」といわれる大学入試。
一方で中学入試は競争が激化し、問題の難易度も年々増している。
世間では受験の弊害が叫ばれ、親は「これさえ過ぎれば楽になる」と、
塾や家庭教師選びに頭を悩ませる。
しかし、受験は合否だけでは測(はか)れない。
多くの人は気づいていないが、受験勉強で学んだことは、
単に試験のみならず、その後の人生において大きな力を発揮するのだ。
中学受験のプロとして難関私立中学に多数の合格者を送り出してきた
家庭教師の西村則康と、
教育学者として小学生から大学生まで独自のメソッドを実践してきた齋藤孝が、
それぞれの教育論をぶつけあう白熱の対論!

******************************

受験で「成功」した人間は、

・ゴールから逆算した課題の設定(客観視)
・限られた期間内での課題の処理
・精度の高いインプット/アウトプット
・自己管理

ができている可能性が高いので、
それが活かされる分野の仕事においては能力が高い。
発想力は、それができているうえで活かされること。

……以上が、大学生のころから受験に関してわたしが思っていることで、
今に至るまで変わっていないのだけども、そのあたりのことを
対談形式でわかりやすく書いてくれているので、
子どもを受験させようか悩んでいる親御さんには
おすすめ。
受験のためだけの生活をさせているのもダメだ、と
きちんと書いてくれているし。

呼吸が浅い=ミスが多い、っていうの、ドキッとした。
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大河ドラマ「おんな城主直虎」#26

2017-07-02 21:08:30 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#26

「お前はどこの当主なのだ!」
ってお前呼ばわりで一喝したり、
打掛を踏みつけて足止めしたり、
政次の直虎への扱いが雑すぎて笑った。
六左に膝ドンしたり、龍雲丸を威嚇したり、
政次って結構足癖悪いよね……。
いつもは敬語にタメ口がわずかに混じる感じだったけど、
今日は比率が逆転していた。
政治的な心配もあるだろうけど、直虎の龍雲丸への執着を知ってるだけに、
関わらせたくないんだろうな。

「家臣の働きがあってお前の首がつながった」って
政次が正論かましたのに、やはり私情で動いちゃう直虎。
龍雲丸がらみでまた色ボケ展開になるかと思いきや、
意外に冷静に対処していた。
この子も、城主として成長したのね……。
きっかけは龍雲丸がらみとはいえ、
今回、初めて直虎の目が井伊の外に向いたんじゃないだろうか。

中村屋のおっさんが、いやにコミカルになっていたのはおもしろかった。
「つまはじきにされ」って言いすぎ。
仲間外れにされて、しょんぼりしてるのが可愛い。

井伊家女子会の庵原の話、高瀬を向こうにやろうとしてたのは
やはり下ネタだからなんだろうか。

次回予告、政次と龍雲丸のツーショットが気になる。
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