金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

75:平山瑞穂『エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道~』

2024-04-15 18:04:33 | 24 本の感想
平山瑞穂『エンタメ小説家の失敗学~「売れなければ終わり」の修羅の道~』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
文学賞での華々しいデビュー、10万部超えのヒット、
そして相次ぐ映画化オファー。
人気作家への道を邁進していたはずの小説家は、
どうして筆を執ることすら許されなくなったのか?
著者が自らの作家人生を自虐的に再検討しつつ、
あとを絶たない小説家志望者への教訓を紡ぐ。
名だたる大手出版社で本を出してきたからこそ語れる
業界の裏事情も満載。
編集者たちとの赤裸々エピソードで、
知られざる〈小説家のリアル〉が明かされる。
 
****************************************
 
kindle unlimitedにて。
 
たぶん、どんな仕事をしているかによって感想が大きく変わる本。
 
筆者に近い仕事、すなわち、オファーを受けて
自分の名前で何かを生み出す仕事をしている人にとっては、
経験則が共有しづらいこともあってかなり有用。
 
逆に、全然違う形態の仕事をしている人にとっては、
「他責思考の愚痴ばかり」になるのだと思う。
 
第4章、「決定権があるのは誰か」、本当にそうですよ……。
建前上は作る人間に決定権があるような形を取っているけど、
「言うこときけない? じゃあ、この話はなしで」
って、普通にあるもん。畑違いの業界でも。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大河ドラマ「光る君へ」♯15 | トップ | ドラマ「95」♯2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿