三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

第三回 多磨農協脅迫事件発生(2)

2016-06-11 05:20:04 | 日記
1968年6月14日、金曜日、8時40分ごろ、旧甲州街道沿いの、綿新商店へ電話が、かかってくる。
一橋本、79頁によると、
「綿新さんですね。お宅の前にある緑の箱の横に名札をかけるところがありますが、その箱と名札入れの間に手紙が入っています。その手紙を多磨農協に届けて下さい。さもないと、お宅に迷惑がかかりますよ」
そして、
9時過ぎに、多磨農協に、脅迫状は、届けられている。
届けられたのが、9時過ぎなので、三億円事件犯人の指定した、9時5分出発、というのには、まったく、間に合わない。
多磨農協で、警察に、通報し、府中署刑事が、また、極秘に、到着。ファミリアで、指定コースを、走り出したのは、一橋本、79頁によると、15分遅れ、ということなので、9時20分、なのだろう。
なお、多磨農協に、届けたのは、綿新商店の誰かは、わからない。
ちなみに、同日、毎日新聞夕刊によると、次女が、電話を受け、しかも、脅迫状の開封も、次女が、おこなっている。
もし、多磨農協脅迫事件のことを、知っていたなら、開封はしなかっただろう。
(2013年7月記)

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