三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

第五回 多磨農協脅迫事件 脅迫状について(1)

2016-08-31 22:45:49 | 日記
五回ともなると、またか、と思ったかもしれない。
ただ、いちおう、脅迫事件なので、公安も、相応の、対処をしなければならない。
脅迫状は、以下。
いい加減にしろ。約束通りこの前の死体の場所を教えてやる。命を売ったことを世間に発表しろ。
警察でもだいぶ捜しているが、俺たちは絶対、口を割らない。団結しているから安心だ。
お前のところを恨んでいない。どうしても金が必要なだけだ。
今度は300万でいいから間違いなく持ってきてくれ。それ以下ではどうしてもだめだ。一度よこせば、二度とよこせとは言わない。誓う。あなたのところではこの位の金は、どうでもできるはず。
出発は9時15分ぴったり。時間はじゅうぶんやる。コースその他は、前と同じ。新宿まで行くのも忘れるな。
今度、失敗したら二人か三人か殺してやる。殺し方は包んであるものを使う。何か分かるかい。
もう警察に届けるなとは言わないが、12時過ぎにしろ。
こんなことを何回もしていると俺たちよりお前たちがだんだん困るぞ。一度目を瞑れば済むことだ。その方が男らしいぞ。サツを頼りにするな。男らしく、あなたの腹で解決せよ。そうすれば、死体のことも黙ってやる。そうすれば、農協の名にも傷が付かない。死んだ者は仕方がないのだから、利口になれ。もうこれ以上、殺人のないようにするのが本当の勇気だ。警察に知らせるのは誰にでもできることだ。
同封の包み紙には以下。
殺人などは一番簡単さ。誰を殺してもいいならな。これを大量に使えば、また世間は大騒ぎするぜ。人は死ぬ。
宮川本、103~104頁による。なお、文中、「9時15分」には、注意の印を、右側に、付してある。改行は、こちらで、適宜、加えてある。また、表記は、第一回目と同様、カタカナ分かち書きであり、文節分かち書き、単語分かち書き、漢字が、混在している。
当初の迫力が薄れ、なにか、落ち着いた感じもする。
そろそろ、幕引きを考えているのだろうか。
(2013年7月記)

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第一回 多磨駐在所脅迫事件(5)

2016-08-31 04:54:43 | 日記
「紅葉丘、朝日町1丁目」。電話での受け答えなので、はっきりとは、わからないのかもしれない。
ただ、怪文書事件と合わせても、その放火地点、かなり、まとまっている。
なぜ、執拗に、その地域、火災にしなければならないのだろう。
偶然、そのような地域、選んだとも思えない。
では、もし、かりに、紅葉丘、朝日町、多磨町に、大規模火災が発生したら、どうなるか、考えてみる。
そして、もし、それが、冬だったら。
北西風が、吹きつける、冬。
大火災は、間違いなく、南東へと、広がっていくことだろう。
南東側には、何があるのか。
府中米軍基地がある。
むろん、三億円事件当時、府中米軍基地は、関東村という、米軍関係者の住宅地になっており、季節は、冬ではなく、それに、そもそも、三億円事件犯人、時限発火装置のようなものを、開発すらしていない。放火する気なぞ、もとやり、ないわけだが。
でも、16年前の、武装蜂起だったらどうだろう。
武装蜂起の標的は、日本の警察、軍隊、そして、何よりも、米軍基地だったはず。
16年前が、甦るような気がする。
(2013年7月記)

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第一回 多磨駐在所脅迫事件(4)

2016-08-30 23:11:46 | 日記
駐在所、交番を、標的にしたわけではないものの、やはり、公安に対して、直接、脅迫電話をする、というのは、かなり、特異なことと、考えなければならない。
それは、世間づれしているとか、していないといったレベルのことでは、むろん、ないことだ。
公安、いや、体制そのものに対する、公然とした、挑戦、である。
とはいえ、そうした、事件、ないわけではない。
ないわけではないものの、当然ながら、自暴自棄、刹那的、ではある。
三億円事件犯人のように、確信的、とすれば、たとえば、三億円事件の翌年、1969年10月24日、警視庁機動隊庁舎ピース缶爆弾未遂事件、翌々年、1970年12月18日、上赤塚交番襲撃事件。
多磨駐在所脅迫事件が、そうした、事件の、系列になるものなのか、わからないが。
それはそれとして、そうした事件、ある一つの、歴史を、根に持っている。
三億円事件の16年前あたり、日本共産党の武装蜂起である。
ただ、現状の日本共産党と当時の日本共産党、根本的に異なり、同一視するのは、誤りである、ということは、付記しておく。
(2013年7月記)

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第一回 多磨駐在所脅迫事件(3)

2016-08-30 04:14:20 | 日記
「この前」というのは、6月25日、多磨駅周辺怪文書事件のことだろう。ここで、放火の予告をしている。
もっとも、実際、三億円事件犯人、時限発火装置の開発など、やっていないだろうし、放火など、毛頭、やる気はないはず。
脅し、あるいは、陽動作戦にしろ、もし、そんなことをやっていて、公安に、逮捕されるようなことがあれば、三億円事件、遂行することは、不可能だからだ。
とはいえ、怪文書で、放火の予告をやっておきながら、何もなかった、ということであれば、後が続かない。
後に続けるためには、弁明が必要となる。
その弁明が、「雨が降ったので、時限発火装置が作動しなかった」ということ。
6月25日、東京の天気。9時から雨が降ったり止んだり、なのだが。
府中あたりは、東京の西側、天気は西から変わる、ということを考えれば、たとえば、8時くらいに、雨が降ったり止んだり、だったのかもしれない。
なんとも、微妙な天気ではある。
(2013年7月記)

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第一回 多磨駐在所脅迫事件(2)

2016-08-30 00:04:04 | 日記
基本的に、駐在所、交番には、直通の電話は、かけられない。
たとえば、多磨駐在所の場合は、府中署に、いったん、電話をかけて、多磨駐在所に、つないでもらう、ということだ。
このときも、当然、三億円事件犯人は、まず、府中署に、電話をしている。
だからといって、そのことが、三億円事件犯人を、特定する、というわけでもないだろう。
それ以前に、電話をかけた相手、多磨農協、府中市役所東部出張所、綿新商店、府中ガス、となっているが、電話でのやり取りからみて、駐在所に電話をかけるぐらい、三億円事件犯人にとって、さほど、ハードルが高いとも思えない。
相応に、「世間づれ」を持ち合わせ、交渉に関しても、高い経験値を持っている、ということだ。
たとえ、なにかしら、想定外の対応があったにしても、冷静に、対処し、目的を、達成したに違いない。
(2013年7月記)

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