私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

赤川次郎の鼠、江戸をはしる

2011年11月27日 18時11分42秒 | 歴史/時代物
三毛猫ではなく、鼠。

赤川次郎が時代物を書いていると知って、早速かりてみた。
赤川次郎というと、まんねり、定番、火曜サスペンス劇場、などの言葉がうかぶ。
あまり期待しないで読んだけれど、おもいほかおもしろかった。
タイトルどうり、鼠小僧の話。

鼠の次郎吉とその妹の小袖が活躍する。
6つの短編が入っていて、鼠と小袖が活躍するんだけど、結構あっさりしてる。
あっさりしてるけど、テンポよく書かれている。
よくある時代物につきものな江戸っ子魂とか人情とかもしつこく無く程々におさえてあり、読みやすい本だった。


平岩弓枝の御宿かわせみ第2作目、江戸の子守唄

2011年11月22日 15時01分01秒 | 歴史/時代物
先日話がでたので、御宿かわせみの1作目と2作目をよみかえしてみた。
かなりひさしぶりだったので、もうすっかり話は忘れていたので、新鮮だった一方、こんな話だったかと驚いた。

御宿かわせみの女主人るいとその恋人神林東吾の身分違いの恋(町娘と一応与力の家柄のあととり)がベースになっているが、もちろん事件連発。 
与力なのは東吾の兄である通乃進、本人は一応あととりっぽいけど、冷や飯食いの次男坊というかんじ、もちろん役職などない。ないのに、事件探索、同心と一緒に行動して口はさむ。一応、上司のあととりなので、もちろんみんな”あんたなんでここにいるの?”とは聞けない。
一方、るいの父親は元八丁堀の同心。 今は宿屋の女主人をしているが、れっきとした武家の出。ちなみに、東吾さんより1歳上の25歳。

まず、この二人いろいろと家の事情があり結婚できないらしいが、なぜなのか今ひとつ分からない。
るいは今こそ町方ではたらいているが、元は武家の出。 東吾さんもるいの家に婿にいってもいいとさえ思っていた。たしかにストレートではないけど、いくらでも方法はあるはず、二人がなぜこんなに深刻に悩むのかなぞ。

第2に、東吾さんダメ。
確かに仕事がない、ふらふらしている次男坊だといえ、蕎麦屋の勘定をるいに払わせるのはいかがか?
おひねりだって、るいがいつも払ってる。 

次に、いくら正式な関係でないとはいえ、東吾さんが気の向くままにるいの宿に寄ったり寄らなかったり、これでいいのだろうか? 好きな時に来て、お酒とご飯食べて、仕立てられたばかりの着物に着替えてのんびり。また、気の向くまま、出て行く。 こんな男はいやだな~。それでまた、るいが辛抱強いんだ。
日陰の身で東吾さんが来てくれるだけでうれしいらしい。 

こんなダメダメぶりの二人にイライラするばかりであった。








宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話シリーズ1幻の声

2011年11月20日 18時29分53秒 | 歴史/時代物

時代小説のシリーズにうかうか手をだすとかなり面倒なことになる。
シリーズになると、とにかくずーっと続く。
えんえんとお付き合いしなければいけないというしがらみ。
池波正太郎の剣客商売、鬼平、梅安、平岩弓枝の御宿かわせみなどなど。
時代ものの第一作目を買うということは、この先の長いお付き合いを予感させる。

今回は、そんな時代小説新シリーズ。一体どれだけ続くのか分からないが借りてしまった。
ちょっと、かわせみを思い出させる話だった。
深川芸者の文吉と髪結いの伊三次の恋のはなし、お互い25とかなり年になってきているのだが、伊三次がいまだに床をもたない髪結いなので、文吉を養えないために、紐のような存在となっている。
その上、八丁堀の同心の手先もやっている。お金もあんまりもらえないのに。それも文吉には不満。
文吉も伊三次といっしょになりたいのだが、伊三次の遠慮に困惑する。
伊三次も一生懸命お金をためて、文吉といっしょになろうと思うのだが、そのお金も盗まれてしまう。
伊三次にぜひがんばってもらいたい、このままだと文吉に新しい旦那がついてしまうかも。
こんな二人の周りで、事件がおこるってな感じ。
おもしろいのは、いつもこの二人が主人公の短編ではなく、他の登場人物たちと入れ替わり立ち代りで話がかかれているところ。このスタイルはぜひ貫きとおしてほしい(もうシリーズ完結してるかもしれないが)。



ガチャピン日記

2011年11月17日 13時12分21秒 | 日常の話
ガチャピンがブログをしていたとは!
さらに、このブログで冬眠宣言!
いったい、ガチャピンの生態は? ムックは冬眠しなくていいのか?
二人のうちどっちが冬眠ぽいかといえば、ムックだろう。

ガチャピンのブログ、その名も”ガチャピンときどき日記”
ときどきなんてはじめっからやる気あまりなしなネーミング。
しかも、ガチャピンのつぶやきにムック乱入。
かなり、わたし好み。

ガチャピン日記

よしながふみのきのう何食べた?

2011年11月01日 18時05分38秒 | マンガ
今回も手軽で栄養満点の毎日の家ごはんのアイデアがいっぱい。
常備野菜の使いまわし、サイドのおかず使いまわし、底値お買い物などなどレシピだけでなく、日頃の役立つ知恵も教えてくれます。

5巻のおもなメニューは、夏野菜カレー、コールスロー、豆ごはん、あじのたたき、などなど。 私もさっそくチキンのトマト煮みたいのを作ってみた。

おすすめの一冊。