私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

小野不由美の"屍鬼"

2008年10月23日 04時32分39秒 | ホラー
長かった~~。 上下巻1600ページ2段組の超大作。内容をどうこういう前に、とりあえず長かった。感想は?と聞かれたら、まっさきに"長かった"という言葉がもれてしまう。

内容自体は別に悪くはないのだけど、これだけの長編なので、最初の200ページほどは登場人物紹介をかねたストーリーが延々と続く。田舎にある孤立した村が舞台で、その村民がえんえんと出てくるのだが、これは全員知っておかないといけないものではないのでさっさとすっ飛ばして大丈夫。その後上巻では村人の不審な死が続き謎がどんどん深まっていく、このあたりがこの本の一番面白いところだった。1日で読み終わってしまった。

その後は、ただたんに誰々が死んだとか葬式が多いとかの繰り返し。下巻は本当に苦痛だった。40%ほどはすっとばして読んだ、それでも内容は分かるのでご心配なく。下巻を読み終わるのに6週間かかった。

プロットはいいと思う、ただこの長さで語るものかな?と疑問がのこる。間延びしてただつまらなくしているだけのような気がする。これが上下巻ではなく、ただ1巻に収まっていたらもっとおもしろくなっていただろう。
この本週間ジャンプで漫画の原作として連載されているらしいけど、絵を見る限り登場人物が変わっている。村に住む医者とお坊さんが主人公なはずなのだけれど、村に引っ越してきた高校生が主人公?になっているようだし。
とりあえず、これを終わらせるのにはかなりの時間がかかるだろう。

よしながふみの"きのう何食べた?"

2008年10月05日 08時56分07秒 | マンガ
先日届いたばかりのまんが。 とてもおもしろく、かつ、おいしそうだったので買ってみた。
43歳独身弁護士の筧史朗は料理に至福の喜びと充実感を見出すゲイである。史朗のゲイのBFの矢吹賢二(41、美容師)とマンションに同居している。ゲイのカップルだからといって決してあやしい話のマンガではない。8話入っていて、どれもがこの2人の夕飯と日々の暮らしについてである。食事について50%以上さいての細かい描写。お料理まんがのようなもの。 この巻での献立は以下の様:

塩鮭、まいたけ、ごぼうの炊き込みごはん、かぶとかぶの葉のお味噌汁、小松菜と油揚げの煮浸し、卵とたけのこのザーサイ炒め、大根とほたてのなます。

たけのことがんもどきとこんにゃくの煮物、菜の花のからしあえ、かつおのたたき、春キャベツとわかめとあぶらあげのお味噌汁。

いわしの梅煮、じゃがいもといんげんの味噌汁、トマトの韓国風サラダ、きゃべつとベーコンの煮浸し。

さんまの塩焼、栗ごはん、ほうれん草の胡麻和え、なめことミツバの味噌汁、きゅうりとなすのぬかずけ。

などなど、すーごくおいしそうなのである。これを読んでいて、いくつか作ってみたくなった。

史朗さん、弁護士なのに6時帰宅を旨として、夕飯づくりにいそしむ。一見ふつうの夕飯の献立のようだけれど、1ー2品おかずの数が多い。しかも、出来合いではなく、ちゃんと作っているし。
とりあえず、夕飯の参考にはなる。このまんがとってもおすすめ。
ちなみに第2巻は11月に発売予定。

ニモ

2008年10月02日 11時39分30秒 | 日常の話

先日うちの母がししゃもを送ってくれた。
ししゃもを焼いたものを真空パックにしたあるもので、すごくおいしかった。
あまりにおいしかったので、以前ここでも話した同僚でハワイ出身の子にもおっそわけした。
さすが、さきいか、梅干し、などを食べるだけあって、ししゃもの食べ方も心得たもの。ちゃんと頭から丸かじりして食べた。 大変美味しいと、大好評だった。"ワインがあるといいね"などといって、二人で2袋目を開けてたべていたら、学生アルバイトの子たちが、"XXXとOOOがニモを食べてる!"と興味しんしんに覗きにた。 すすめたら、戦々恐々として走って逃げた。このおいしさが分からないとは。