妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

危機一髪

2017-02-17 17:03:53 | 日記


危機一髪だった。


  危うく、妻に毒を盛るところだった。


  漂白剤が入ったスリ鉢でバナナを潰し

  それを食べさせるところだった。


  スプーンを妻の口に運ぼうとした

  その時に気が付いて

  思いとどまった。


  何故気が付いたのか自分でも不思議だ。

  よく気が付いたものだ。


  
  すり鉢で色んなものを潰している。

  その都度タワシで洗うが

  次第に「目」が黒ずんでくる。


  漂白剤を吹き付けてしばらく放置しておくと

  きれいになる。


  その後は、いつもはシンクの中に

  置くのだが

  昨夜は上の方に置いてしまった。


  洗ったときも水切り籠に入れないで

  シンクの上に置くことがよくあったので

  今朝も特に怪しまないで

  バナナを入れて潰した。



  よく見ると

  すり鉢のふちの茶色い部分に 

  吹き付けた漂白剤の跡が残っている。

 
  今となっては、

  それを見て気が付いたのか、

  思いとどまった後で

  それを見つけたのか

  はっきりしない…。


  神が気付かせてくれたのか。


    あのまま食べさせて

    下痢やおう吐になり、

    警察の取り調べで

    私の過失が明らかになる。


    過失傷害で起訴される…。


      新聞に大きな見出し。
  

     「介護疲れの夫、過失か故意か、妻に漂白剤入りのバナナ食べさせる」



  「手抜かり」、では済まない。

  気を付けよう。


  危なかった…。


  再発防止。 


  どうするか。


  「老老介護」が「認認介護」になってしまうのか…。





   
   





  

  


  



  





  
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝・昼・晩 | トップ | 午前零時の浣腸 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事