すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

ニセ小畚Ⅱ峰

2018-04-02 17:34:55 | 裏岩手縦走路

朝方は山全体に雲が厚く覆っていましたが、お昼前頃からお日様が顔をのぞかせ、青空が広がってきたところで、さっと様子見でニセ小畚へ。

奥産道ゲートは昨秋より閉まったままです。道路の路肩崩壊で通行止になっていましたから、雪が解けても路肩の工事が終わるまでゲートが開くことはないでしょう。

奥産道ゲートを少し越えると、水芭蕉の群落。もう時期開花を迎えそうな勢いです。

気温上昇。ベタベタ雪でウロコが良く効いてくれますが、緩斜面ではもう少し板を走らせたいところ。

小畚橋からの湯ノ沢。だいぶ開いてきましたね。

松川大橋の上にはまだ雪がこんもりと載っかってますが、GWまで持ってくれるか微妙な量です。

松川大橋で休んでいると、ガラガラガラ〜ッ!と轟音が山に響き渡りました。写真の全層雪崩かどうかは分かりませんが、真新しい全層雪崩のデブリです。これからの時期は全層雪崩に要注意ですね。

ニセ小畚へ伸びる尾根に取っついて、順調に高度を上げていきます。ベタベタ雪ならステップといえども、かなり上を向いて歩いていけます。

そろそろクマの冬眠も開けてウロウロし始める頃。キョロキョロしながら周囲の様子をうかがいながら歩きましたが、痕跡は見つからず。オオッ!っと思ったらカモシカの足跡。

南から源太ヶ岳を望めば、写真左の大深岳の方が標高が高いのですが、より重厚に立派に見えます。

尾根をあっちこっちと様子見しながら、ようやく森林限界を越える。

そして、今日はニセ小畚Ⅱ峰へ。先客のトラックが残っていました。

左がニセ小畚Ⅱ峰、右奥がニセ小畚Ⅰ峰。裏岩手縦走路の雪解けもこれから一気に進んでいくことでしょう。

手前がニセ小畚Ⅲ峰、奥が小畚山。

まだまだ稜線上では新雪が降るらしく、ベタベタの沈む雪はけっこう手強い。

ネパールに行って不在にしている間に、強風を伴った雪の積もり方をしたらしく、ブナ林の中は変な起伏があって、しかも重くベタベタで悶絶の雄叫び。。。

絶叫とともにブナ林を滑り終えたら、ベタベタ雪で進まない奥産道をプッシュプッシュで下山です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする