すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

8月26日~29日 幌尻岳(2052m)

2006-08-30 16:20:34 | 登山
日本百名山にも数えられる日高の最高峰・幌尻岳。
アプローチの長さや徒渉の連続という百名山の中でも難しい山で、この山が最後の百名山という方も多い。今回のツアーでも、これで百名山完登という方が3名。
18日の集中豪雨の影響で、林道、登山道がクローズしており直前まで催行が危ぶまれたが、25日やっとオープン。がしかし、日高を流れる沙流川はまだ褐色の濁流。幌尻岳の登山では、沙流川支流・糠平川の徒渉を繰り返さなければならず、先が思いやられる。
登山口までは、林道のあちこちで土石流が流れた形跡があり、集中豪雨の凄まじさを見せつけられました。幸いなことに、糠平川上流は濁りもなく、水量も通常レベルまで下がっていて、一安心・・・ただし、糠平川の渓相は一変し、岩の配置が変わっていた。水のパワーは侮れません。徒渉の回数も増えたような気がする・・・
翌日は徒渉無しの登山。幌尻山荘から山頂までは、森林限界を超えるまでは急登続き。途中には『命の水』。岩の間から流れ落ちる冷た~い水を飲めば、ホント生き返ります。
森林限界を越えるとお花畑なのだが、もう8月も下旬。ほとんど花は終わっていたが、チシマヒョウタンボクの赤い実が鮮やかでした。ナキウサギは鳴き声だけ。展望はよく、山頂からは芦別岳、夕張岳も見えた。
ケイタイが使えるのは新冠コースの分岐のあたり。山頂付近で、明日の天気をチェックすると、今晩から雨の予報。安全を期して予定を変更し、今日中に下山を開始することに。降雨中の徒渉は、沢の突然の増水があり、出来ればやりたくない。下山を開始した頃からガスが湧き、風も出てくる。
山荘からまた沢靴に履き替えて徒渉しながらの下山。明るいうちに林道に到着出来た。林道歩きの途中からは、ヘッドランプを着けることになったが、沢の増水の危険性からすれば致し方ない。
参加者全員登頂、全員無事下山。良かった。良かった。良かったね。

写真は幌尻山荘手前、最後の徒渉


 
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finetrack フラッドラッシュタイツ

2006-08-23 22:50:51 | グッズ
最近、ウォータースポーツウェアで評価が上がっているfinetrackの製品の紹介。
この間の夏合宿で、フラッドラッシュタイツを初めて使ってみました。
高い耐久撥水性、保水率2.6%という今までにない素材。確かに、濡れてもサラーッと水滴が落ちていく。水を含んで重くなるということもありませんでした。ん、これはいいかもしれない・・・
「処暑」も過ぎ、これから山も秋めいて、水に浸かっているのも徐々に辛くなってきますが、水中保温性も良いらしいので、これからまた秋の沢で使ってみて、またご報告します。
詳しくは、finetrackのHPをご覧下さい。
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キャラバン 渓流シューズ 奥利根

2006-08-22 23:16:35 | グッズ
昨シーズン5.10のソールを使ったウェーディングシューズが発売され、気にはなっていた。
今まで使用していたキャラバンの「赤石」は、フェルト底がもう張り替え不能まで使い込んだので、新しく5.10のソールを使用した「奥利根」を購入する。
渓流シューズと言えばフェルト底と決まっていたが、はたして5.10のソールは陸上と同じように、そのフリクションを水中、水際で発揮出来るか?
「奥利根」の使用した感想はというと、フェルト底に分があるという感じ。「赤石」のほうが自分的には好きですね。

キャラバン
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国家の品格 

2006-08-21 21:46:49 | 読書
国家の品格

新潮社

このアイテムの詳細を見る

著者の藤原正彦さんのお父様は、山岳小説の巨匠新田次郎さん。藤原さんは数学者。話しの内容は山とは関わりないですが、ベストセラーということもあり、書店で平積みになっているのを購入。
タイトルからすると、なんだか小難しい話ばっかりでつまらなそうに感じるかもしれませんが、ひじょうに読みやすく、内容も素晴らしい。ひじょうに共感出来ました。これからの子育ての参考にもなりました。
藤原さんの言いたいことは何か?
武士道精神の見直し。卑怯なことを許さないということ。ダメなものはダメなのだ!ということ。大勢で一人をいじめたり、弱いものいじめたり、万引きしたり。
国語力アップ。ゆとり教育が始まってからというもの、日本人の学力は年々低下の一途を辿るばかり。すべての思考は言語によって行なわれ、国語力の低下は思考力、判断力、理解力の低下にもつながってくるのである。たとえ英語が流暢に喋れるようになっても、話しの内容が薄っぺらでは、国際的に尊敬される国家にはなり得ない。
藤原さんが言いたいことをかいつまんでみると、こんな感じでしょうか。
この本の帯にもありますが、「すべての日本人に誇りと自信を与える!」一冊であります。そんなに難しい本ではありません、この夏、ぜひ読んでみて下さい。


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8月20日 葛根田川

2006-08-21 19:14:07 | 釣り
酒癖の悪い会長だが、昨晩の酒もあまり残っていないようで、おかげで6時には歩き始めることが出来た。
しかし、同じキャンプ場に泊まった一橋大W.Vの学生たちに先を越され、本流での釣りは芳しくない。18日の豪雨の影響もあるかもしれない。いつでも本流はあんまり釣れないのだが・・・
昨年、爆釣だった明通沢もさっぱり釣れない。諦めてまた本流戻る手前、大物が川底にへばりついているのが見える。Z家が粘って、それを釣り上げる。30cmをこえる尺物である。
その後、お函の入口くらいまで釣り上がったが、結局15cmくらいの小物を3人で6匹、大物1匹という惨憺たる状況。2日前の豪雨が何らかの影響を与えているように思います。ちょっとした雨なら、その後はけっこう釣れるもんですがねえ・・・

写真は明通沢で釣るZ家。
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8月19日 和賀山塊・大荒沢/本内川

2006-08-21 18:02:31 | 釣り
19~20日と羅須地人クラブ山行・葛根田川遡行の予定だったが、前日には豪雨により葛根田は濁流と化し、19日もやはり川の濁りはとれず、台風も日本海をうろうろしているため葛根田はあきらめ、目的地を和賀方面とした。
和賀の方まで来ると、川は増水した形跡がなく水量も少ない。まずは大荒沢で釣り。かなり奥まで林道が続いている入渓しやすいこのての沢は、8月ともなればとたんに釣れなくなる。さらにザラ瀬が多く、あまり良い釣りが出来ない。魚影もうすい。大荒沢は午前中で切り上げ、真昼の本内川へ移動。
真昼岳の兎平登山口から入渓する。ブナ、ナラ、サワグルミの林に囲まれたなかなかの渓相であるが、ここも川のすぐ横を峰越林道が走っているため、釣り人の入渓は多そうだ。魚影をとらえることは出来るが、食いつきがよくない。釣りは釣れないと面白くない。
明日はまた葛根田に引き返し、明通沢で勝手に爆釣の予定をたてる。明日に備えて、滝の上温泉のキャンプ場まで移動。焚火をし、今日の釣果のイワナを焼いて食す。ご飯もうまく炊け、味噌汁には沢で採ってきたミズを入れる。贅沢ですねえ・・・
メンバー:会長、Z家、RST

写真は本内川で釣る会長。
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ウラジオストク航空の客室乗務員

2006-08-19 00:17:41 | 海外の山
成田からの直行便でカムチャツカまでは3時間半。快適な空の旅とまではいきませんが、そんなに悪くないです。
ロシアの飛行機は、エアバスやボーイングといった機材に比べると、シートは狭いし、がたつくし、エアコンの効きも悪い。
しかし、意外かもしれませんが機内食はそんなに悪くない。そりゃ、東南アジア系の飛行機会社に比べると勝ち目なしですが、ヨーロッパ、北米系の飛行機会社の比べると、ロシアに分があるように思います。現地で食べるロシア料理も結構うまいんです。
そして、なんせ客室乗務員のお姉様たちが美形ぞろいです。ついつい視線が行っちゃいます。

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アバチャの花

2006-08-18 23:41:45 | 海外の山
砂礫に咲くチシマクモマグサ。
あまり派手ではありませんが、よーく見るととてもきれいです。
この時期、よく目立ちました。

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8月12~16日 カムチャツカ・アバチャ山(2741m)

2006-08-17 21:39:17 | 海外の山
中国の後は、カムチャツカのアバチャ山。現在も噴煙を上げる活火山です。
4泊5日のツアーですが、登山は日帰り、12時間の行程です。朝7時半出発で、夕方8時に戻ってくるというハードスケジュール。夕方8時と言っても、10時過ぎまで明るいんです。
火山なのでザレ場がほとんどですが、特に山頂直下は「3歩進んで2歩下がる~」というようなザレ場が続き、イライラします。B.C周辺の高山植物はもう終わりかけで、花を見るならやっぱり7月です。とはいえ、チシマクモマグサ、イワブクロ、インディアンペイントブラシ等は全開でした。
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中国的乾杯

2006-08-10 13:57:11 | 中国/台湾
「乾杯」とは杯を空にすること・・・要するに一気飲みってやつですね。
写真は現地スタッフとの慰労会での一コマ。ビールはこのテーブルの下にもゴロゴロ転がっています。
まさに私は狙い撃ちにあいましたが、日本代表として中国人に負けるわけにはいかない!中国人スタッフからの乾杯攻撃を受けて立ち、僅差の判定勝ちって感じだったでしょうか・・・火鍋食ってる暇がありませんでした。
「チャイニーズカンペイ!」には要注意。
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