すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平〜黒谷地 4/30

2020-04-30 18:34:33 | 八幡平(積雪期)

このところお山のほうはずっと雪。今日は久しぶりに雪の降らない1日で、八幡平から源太森を経由して黒谷地までの竹竿やマーキングテープの点検です。やるべきことは粛々と。

差した竿は融雪にしたがい浮いてくるので、その都度差し直すのがこの時期の仕事なのですが、今年はアスピーテラインが開通して以来、積雪量が減ることはなく、場所によっては増えたところもあるのではないでしょうか。

天気が良ければ、遠く八甲田や岩木山、鳥海山も望めるのですが、広く平坦な地形が広がる八幡平は、一旦ガスに覆われてしまえば誘導用の竹竿が頼りです。点検作業も欠かせません。

八幡沼展望台の手すり露出部分は、今シーズンの管理員初出勤で来た時からほぼ変わらず。

強風で折れた竹竿は適宜交換。気温も低い状態が続いていたので、八幡沼はまだまだ解氷の兆しなし。

とにかく雪が降り続いていましたから、ツボ足で歩けば潜ります。ワカン、スノーシューが欠かせません。

アスピーテライン見返り峠から源太森までは竹竿が差してあります。

源太森〜黒谷地〜茶臼山荘まではピンクテープでマーキングしてあります。

黒谷地からアスピーテライン黒谷地口までは竹竿です。

黒谷地の展望デッキ、道標類はまだ雪の下なので、補助看板立ててます。

新型コロナの日別の感染者を見ていると、徐々に減る傾向にあるようには感じますが、油断せずSTAY HOMEが無難なんでしょうか。このコロナ禍を早期に終息させ、気兼ねなく山を歩けるようになったほうが良かろうと思いますが。

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七滝コース 4/22

2020-04-22 20:16:31 | 岩手山

緊急事態宣言から2週間が経過しましたが、未だはっきりした成果が見えません。そんな中、自粛疲れか、疑心暗鬼か、医療従事者や感染者に対しての差別的対応、ヘイト発言は、ニュースやSNSで聞いたり見たりするたび本当に悲しくなります。結局、感染拡大に歯止めのかからない原因は、こういう発言の中にも見て取れる気がします。

さて、全国の公共の施設も5/6まで閉鎖措置をとるところが多くなっていますが、ここ八幡平でもアスピーテライン見返り峠レストハウス(W.Cは使用可)、パークサービスセンター、県民の森フォレストi等、閉鎖が発表されました。

八幡平エリアの避難小屋、陵雲荘、茶臼山荘、三ツ石山荘、平笠不動避難小屋に関しましては、県からは具体的な指示はまだ出ておりませんが、使用に際しましては、不特定多数の方々が使用される場所であることを十分考慮に入れ、各自で感染予防対策(しない、させない)をお願いしたいところです。

今日は七滝コースを七滝まで。八幡平の山頂付近は、このところの低温で融雪がまったく進んでいませんが、お里のほうでは、ゆっくりではありますが、じわじわと雪解けが進んでおります。

融雪にしたがい、設置した造作物の修繕も必要となってきます。補助看板がビス折れで欠落していたので元通りに。

本日のメインの作業は、七滝展望台のミズナラの巨木の大枝が折れて、焼切沢への下降路を塞いでいたものをキレイに処置。

場所により、雪があるうちにやってしまうと楽なところもあります。ここはそう言う場所。手鋸で切って、フォールラインへ転がして、秩序出てて片付けていきます。

これで、雪が解けても安心です。今日切ったナラの木は、いずれ下降路の整備に使う予定です。

終息の目処も立たず、外出自粛要請も延長されそうな気がしますが、安心して出歩けるようになるまで、地道に粛々と整備作業を進めていきたいと思います。

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八幡平 4/16

2020-04-16 19:23:08 | 八幡平(積雪期)

アスピーテラインは昨日で冬季閉鎖が終わりましたが、あいにくの天気で昨日はオープンせず。そして、お天気に恵まれた今日こそオープン・・・と思いきや、道路コンディション不良につき本日も終日クローズ。

昨日は荒天の八幡平。樹氷もどきがさらに立派に成長。

誘導用竹竿びっしりと張り付いたエビの尻尾を落としながら前進。

ここまで成長すれば、樹氷もどきの「もどき」を外しても良いぐらい。

里のほうは目に見えて雪解けが進んでいますが、八幡平山頂周辺はまったく減る気配なし。

環境省、県自然保護課からは、避難小屋使用に際しての注意喚起等ありませんが、大勢で使えば感染リスクも高まります。不特定多数が使用する場所ですので、下界同様のリスク回避を心がけたほうがよろしいかと思います。小屋での宿泊も控えたほうが良いのではないでしょうか?

陵雲荘には2箇所出入り口がありますが、両方とも使える状態になりました。

今日は自然公園財団のAさんが、秋田県担当分の竿差しをおこなってくれました。ありがとうございます。八幡平山頂周辺はこれで全部竿差し完了です。

支度は整った八幡平ですが、経路不明の感染者が増えおり、公共の交通機関を利用した長距離の移動、大人数での登山、避難小屋の宿泊は避けたほうが賢明かと思います。

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八幡平 4/14

2020-04-14 21:13:31 | 八幡平(積雪期)

アスピーテラインの開通を明日に控えて、八幡平山頂付近の支度が一通り終了。

昨夜南岸低気圧が通過しましたが、内陸では思いの外降雪はありませんでした。とは言え、誘導用の竹竿にはびっしりとエビの尻尾が張り付き、あまりに沢山くっつくと竿が折れてしまうので、エビの尻尾落としも入念に。

ガマ沼展望台手前、土曜日歩いた足跡が浮き出て見えます。

八幡平山頂。立派な樹氷もどきに成長しました。

例年に比べて積雪量は少なめとは言え、4月に入り気温は低めで推移しているので、この1週間、全く積雪量が減りません。場所により増量。

陵雲荘の除雪も行い、夏の入り口からの出入りも問題無し。

竹竿が頼りの八幡沼湿原。岩手県側の管理員担当で竹竿が差してあるのは、アスピーテライン県境登山口~見返峠WC~ガマ沼分岐~八幡平山頂~ガマ沼分岐~陵雲荘~源太森です。鏡沼分岐から八幡平山頂、見返峠WC~源太分れ(キスゲ通り)は担当が違うので、まだ差しておりません。ご注意ください。

源太森までは竹竿で、源太森〜黒谷地湿原〜茶臼山荘はピンクテープでマーキングしております。黒谷地湿原からアスピーテライン黒谷地口までは竹竿差しが終了しております。

コロナ騒動が早く落ち着いて、こんな景色を誰に気兼ねすることなく、存分に堪能出来る日が1日も早く来ることを願います。

明日、アスピーテライン開通予定ですが、声を大きくして『WELCOME TO HACHIMANTAI!』と言えないのが辛い。今は我慢の『STAY HOME』なんでしょうね。

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八幡平 4/11

2020-04-11 20:03:34 | 八幡平(積雪期)

昨日は黒谷地口から黒谷地の竿立て作業を完了し、茶臼山荘までのマーキングテープ付けを行い、今日は陵雲荘から源太森までの竿差し作業。

昨日も降雪があり、ワカンやスノーシューを装着し出発。4月になったとは言え、山はまだ冬です。ツボ足なら膝上のラッセルを強いられるところもありそうな感じです。

今週は気温低く、降雪続き、アオモリトドマツにはエビの尻尾がびっしりと張り付き、樹氷もどきを形成。

八幡沼湿原の竿差し作業は、視界の良い時にズバッと差してしまわないといけません。テクノロジーの進歩にしたがい、職人の技がやや蔑ろにされがちな世の中ですが、経験がものを言う作業も沢山あります。

本日、源太森までの竿差し作業完了。アスピーテライン開通前のメインの任務が終われば、あとは単独でも出来る作業なのでひと段落です。

源太森から八幡沼方面を望む。まだまだ真冬の様相を呈しています。

1日も早く新型コロナ感染拡大が収束に向かい、安心して山にも来られるようになることを願います。それまでの間、しっかりと山の管理を滞りなくおこなっておきます。

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八幡平 4/9

2020-04-09 19:23:00 | 八幡平(積雪期)

今日もアスピーテラインの開通を前にした誘導用竿立て作業です。

昨日からの続きで、見返り峠WC〜ガマ沼分岐〜八幡平山頂〜ガマ沼分岐〜陵雲荘と竿差し。昨日ほどではないにしても、今日も視界のない1日。

ですが、一瞬だけ日が差して八幡沼が見えました。エビの尻尾がびっしりついた樹氷もどきが綺麗です。

天気が良かったのは一瞬。しかし、昨日よりも視界があるので、ガマ沼分岐から山頂まではテクノロジーに頼らずに竿差し可能。

八幡平山頂の展望デッキの手すり部分の露出は昨年4/9に比べるとやや大きく、やはり今シーズンは積雪量が少なかったですね。

山頂の300番のツアー標識にはエビの尻尾がびっしりと張り付いています。

陵雲荘のデッキ入り口付近の積雪も昨年4/11と比べると少なめ。中に入るのも楽です。

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自然公園保護管理員の仕事始まる 4/8

2020-04-08 17:42:02 | 八幡平(積雪期)

7都道府県に対して緊急事態宣言が出され、外出自粛、業種によっては休業要請であったり、テレワーク、オンライン授業の促進等、首都圏を中心に緊張感が高まっていると思います。岩手県は未だに感染者が未確認ということもあり、そういう緊張感が今ひとつ実感としてありませんが、このような状況を鑑みGWまでのステップソールツアー&講習は中止に致しました。ご予約いただいていた皆さま、大変申し訳ございません。

と、そういう状況下ではありますが、昨日から自然公園保護管理員の仕事が始まりました。テレワークというわけにはいきません。

アスピーテラインの除雪はいよいよ佳境に入り、あとは見返り峠の県境まで100mほどを残すばかりです。一昨日、かなりの降雪がありツボ足で膝上まで潜ってしまう状況で、今日はワカンやスノーシューを装着し、転落防止用&誘導用竹竿差しの作業です。

今日は視界不良で、勘だけでは竿差し作業はままなりません。仕方ないですが、テクノロジーに頼ってなるべく登山道に沿って竹竿を差していきます。

今日の竿差しは見返り峠のWCまで。GPSがなければ見つけることは困難でした。地形的に平坦な八幡平山頂付近は、こういう天気になると、道迷い遭難に要注意です。

3密とはまったく無縁な山ですが、感染するリスクが全くないとは言えませんし、長距離移動中に罹患することもあるでしょう。やはり感染拡大の流れを止めるのは外出自粛に尽きると思いますが、仕事は仕事として粛々と進めるということでしょうか。

皆さまにおかれましては、新型コロナウィルスに罹患しませんように、十分慎重な行動をお願いしたいと思います。自分はもうすでに罹患しているかもしれないという心持ちで行動すれば、感染拡大の流れも収束するのではないかと思います。

1日も早い事態の終息を願います。終息後、心置きなく山に来てもらったら良いと思います。

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源太ヶ岳 4/1

2020-04-01 16:58:07 | 源太ヶ岳

岩手県では新型コロナの感染者が確認されておりませんが、首都圏では感染拡大が止まらない状況で、当スクールでの今週末のステップソール講習は募集を中止しました。これから先のツアーや講習につきましては、今後の状況の推移をよく見た上で判断したいと思います。

霧雨。「こんな天気でも山さ行ぐのが?」と休憩中のバスの運転手さんに声をかけられながらも源太ヶ岳へ向け出発。一応下見もしておかないといけません。

奥産道入り口には、雪が思いの外まだ残っています。

奥産道を歩くことしばし。丸森川も前回3/10に来た時に比べても、極端に開いた感じはありません。

いつもの場所から取っ付いて、ブナ林をステップを効かせて登っていきます。

1/25000の1146m地点を過ぎれば源太ヶ岳の東斜面が見えてくるはずも、生憎のガスで見えず。夏道の上倉の水場を過ぎると急登ですが、キックターンが上手く出来れば、シールなしでも登っていけます。

急登も一息つく頃には、本格的にガスってくる。雨はショボショボと降り続く。

森林限界を越えると山頂直下のオープンバーンです。思ったほど縦溝が入っていません。

視界がないので、山頂は目指さず様子を見ながらダウンヒル。

そして今日はルートの新規開拓。野を巡る獣のように、テクノロジーに頼らずに山を歩きたい。

4月になりましたが、真っ白い冬毛のウサギが駆けていった。

少々の雨ならブナ林の逍遥も悪くないでしょ。

腰を下ろして上を見上げる。毛細血管のように枝を広げるブナ。

あちこち歩いては滑りしながら下山。ステップソールは便利な道具です。

志村けんさんが亡くなった。ドリフで育った世代にとっては、思いの外ショックです。ご冥福をお祈りします。

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