すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

松川温泉〜三ツ石山〜小畚山〜源太ヶ岳〜松川温泉 9/28

2021-09-28 16:51:00 | 裏岩手縦走路

今日は松川温泉から三ツ石山、小畚山、源太ヶ岳をぐるっと回って再び松川温泉。

週末は過去最高の激混みだった三ツ石登山道。駐車場に停められず、樹海ラインにまで路駐の列が続きましたが、火曜日にもなれば、人流もだいぶ落ちついた感じです。

いっときに人が入ると、登山道にも相当なストレスが加わります。しかも降雨後の泥濘んだ時と時期が重なれば、なおのこと。オーバーユースです。

普段は振興局側の管理員Mさんの大活躍で、トイレのオーバーフローをなんとかギリギリ免れている三ツ石山荘。Mさんが他のお仕事でしばらく上がって来れないと連絡がありましたので、今日は山荘の清掃メインで私が上がって来ました。こういう協力体制が大切ですね。

山のフロントワーカー管理員。モップがけとトイレ清掃の清掃中は、全く存在を無視される悲しさ。三ツ石REDとか言って宣伝するのも良いでしょう。ただ、現場には相当な負担が強いられます。協力金箱にチップを入れてくれる方も、清掃中いませんでした。

集中的に人流が増えれば、踏み荒らされる箇所も比例して増えます。現場丸投げでは無く、行政と地元山岳会等で、しっかり対策を講じなければいけないと思います。

三ツ石山の紅葉のピークは過ぎましたが、激混みの登山よりは、少々葉っぱが落ちても落ち着いて景色を堪能したいところです。

刈り払いの成果はしっかりと確認できます。自己満足。

ピークは過ぎたとは言え、まだ十分鑑賞に耐え得る紅葉です。

フロントワーカーがいくら頑張っても、歩きやすいのは当たり前。

小畚山から大深岳方面を望む。裏岩手縦走路最深部の刈り払いで何往復もしたのが、ずいぶん昔のようです。

せっかく登ったのに、これだけ降りなきゃいけないのが残念ですが、それが山。

八瀬森分岐を過ぎて大深岳手前。道々、あっちのだ、こっちのだ、どっちの紅葉のほうが綺麗だとかって言うのが聞こえてきましたけど、お天気さえ良ければ案外満足して帰ってもらえるし、土地には土地の良さがあるってことじゃないでしょうか?

大深分岐を過ぎて、分岐と源太ヶ岳との中間地点から大深岳を振り返る。

源太ヶ岳と岩手山。源太ヶ岳を過ぎたら、登山道上に転がる転石を整えながら下山。

徐々に晩秋の佇まい。葉が落ちてくると、登山道に日が差し込むようになります。

山麓のブナ林の黄葉はまだですが、歩いているとカノカの甘い香りが漂って来ます。

源太ヶ岳登山道の木道も老朽化が進んでおります。破損箇所通行に際しては、お気をつけください。

泥濘箇所も多くなっております。足元の装備はしっかりと。

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安比岳分岐〜安比岳 刈り払い 9/26

2021-09-26 19:06:14 | 八幡平(無雪期)

アスピーテラインの交通量は目に見えて増え、紅葉シーズンもいよいよ本格化。

アスピーテラインの展望台からは、岩手山屏風尾根にかかる滝雲の壮大な景色に、車を止めて写真を撮る方もおりました。

今日は、黒谷地から入って安比岳分岐から安比岳登山道の刈り払いです。黒谷地湿原の草紅葉はかなり脱色され、黄金色を呈してきました。

安比岳分岐へ向かう登山道脇も色づいて、三ツ石山ほどではないにしても、秋を求める往来は引きも切らず。

ところが安比岳分岐から先は、静かな山の小径。

本来、こちらの担当分ではありませんが、利用者にとってはそんなことは関係ありません。前回まで2回ほど刈り払いを終えた分は、遮るものがなくなり見通しもよくなり、クマとの出会い頭の遭遇に対しても多少は効果が期待出来ます。

放っておけば両サイドから笹が覆いかぶさってくるというような植生。

とにかく登山道脇にしっかり型を作ってやるのが肝要。

日が当たるようになれば、登山道も乾きやすくなり、登山道脇のツツジ類等の高山植物も勢いを増して、笹が繁茂しずらくなります。

今日は安比岳分岐から安比岳への最低鞍部手前の急斜面の入口まで。

倒木の迂回路も整えて本日終了。

管理員の仕事は、あまり人目につかないとは思います。ですが、利用者目線を忘れずに、このように職務に励んでおります。

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松川温泉〜姥倉山 9/25

2021-09-25 19:38:49 | 岩手山

今日は松川温泉から姥倉山へ。

三ツ石山の紅葉が各社メディアに取り上げられ、今日の松川温泉の駐車場は溢れかえって路駐も多数。三ツ石山の訪問者過去最高記録ではないかと思われます。期間限定とは言え、本気でオーバーユースの問題に取り組む必要がありますね。

そんな三ツ石山の喧騒を他所に、松川温泉キャンプ場にある姥倉山登山口を静かにスタート。湯の森を乗越すまでは、ブナやミズナラの急登ですが、紅葉の時期ともなれば、玉のような汗を滴らせることもありません。

姥倉山登山道。そこには静寂と安らぎがある。

ほぼハーフウェイの補助看板がクマにガリッとやられたので、新しいものと交換。

ハーフウェイを過ぎると徐々に斜度が増していきます。

九十九折れの急登を何度も折り返していけば空が広がり、姥倉の山頂が近いことを知らせてくれます。

姥倉山の山頂看板も古くなったので、新しいものを設置。

そして姥倉山の北峰と南峰の間に、春先ちょっと分かりづらい場所があります。そこにも補助看板設置しておきました。

普段は人気(ひとけ)のない姥倉山頂ですが、三ツ石山ほどではないにしても、今日はこれでも大賑わい。

看板設置の作業を終え、下山を開始する頃には、彼方に真っ赤な三ツ石山が遠望できました。

下山は、刈り払いで出た枝類の片付け作業を行いながら。

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黒谷地木道補修 9/22~9/23

2021-09-23 19:26:38 | 八幡平(無雪期)

9/22~9/22の2日間は、黒谷地口から黒谷地湿原へ向かう木道補修です。確かなことはわかりませんが、この区間の木道が八幡平エリアの中でも最も古いものと思われます。

木道部分は県から支給されたものです。それを2枚背負って現場まで運びます。結構重い。。。

老朽化進む黒谷地木道。全面的に改修して欲しいところですが、なんせ自然保護行政に回される予算は限定的。

ご覧のように継ぎ接ぎだらけ。涙ぐましい努力を重ねておりますが、限度があります。

思いっきりパワー系の瞬間の写真はありませんが、古い木道の撤去作業は筋力と忍耐力が要求されます。

2日かけて完成した木道4枚分。この4枚を歩数で言ったら何歩分かは考えない。

撤去した木道も上手く利用し、部分的破損箇所と組み合わせて手直ししたり。

積年の積雪荷重で傾いてしまった木道も、やはり廃材利用で補修。

反対側の通行止めにしている箇所から、使用に耐えうる木道を1枚移植。傾きも無くして今日はここまで。

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茶臼口〜屋棟岳 9/20

2021-09-20 19:29:26 | 八幡平(無雪期)

今日は茶臼口から茶臼山荘を経由して屋棟岳まで、パトロールと登山道整備。

3連休ともなれば、茶臼口の駐車スペースもほぼ満車。今日はファミリー登山の方々多く、普段より平均年齢が下がった感あり。

茶臼岳の登山道脇もかなり紅葉が進んでおります。例年より早めに推移。

茶臼山荘はスルーしてまず恵比寿森へ。恵比寿分岐から先は、数年前に開削し、笹に埋もれた登山道を復活させましたが、立派な石段もあります。松尾鉱山で賑わった頃の石段でしょうかねえ?

開削時、彫刻刀で彫って作った「恵比寿森」看板も健在です。

大黒森山頂の切れたロープを新しくして。

さらに誘導用に並べた岩も少し整えて。

道中所々に丸い標識がありますが、写真の標識は大黒森から西森山へのスキー用ツアー標識。本来、もっと高いところにあったものが、脱落し低いところに付け直されたものです。

屋棟岳までは、遠望の効く場所がほとんどありませんが、大黒森と屋棟岳の鞍部、赤川源頭だけが唯一と言って良い開けた場所です。

設置した補助看板を手直ししたり、登山道脇の笹をトリミングしながら、屋棟岳に到着。屋棟岳に設置していた山頂看板は無残にもクマにより粉砕。。。また作り直し。

戻ってきて茶臼山荘の清掃。

トイレも綺麗にしておきました。トイレの中に水が入った大五郎ペットボトルが置いてあります。使用後に流してください。

彼岸ともなれば、日が暮れるも早くなります。早出早着を心がけてください。

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モッコ岳登山口〜大深山荘〜松川温泉 9/19

2021-09-19 17:53:33 | 裏岩手縦走路

紅葉シーズン本格化で、まず裏岩手縦走路のパトロール。

モッコ岳の紅葉はピーク手前とは言え、それなりに色づいております。

モッコ岳分岐から先は7月上旬に刈り払いをした場所なので、笹が伸びているところもあり、手鋸を使って剪定をしながらのパトロールです。

諸桧岳の平坦な山頂も裏岩手縦走路らしい景色です。

諸桧岳から下ると石沼。干上がり具合がちょうど石沼らしい景色となっています。

石沼を過ぎ、前モロビの登り途中で倒木あり。

これも手鋸で処理。普段何気なく歩いている登山道だと思いますが、適宜このような作業があり、歩きやすい状態が保たれます。

前モロビと嶮岨森の間が今日1地番のアップダウン。と言っても、あっという間です。

嶮岨森の山頂もかなり紅葉が進んできました。紅葉ピークの三ツ石山も良いんでしょうけど、静かに裏岩手縦走路歩きたい方は、大深岳よりも北をお勧めします。

この時期、激混みの大深山荘のお掃除もおこないました。トイレにお水置いておきましたので、使用後に流してください。

大深山荘清掃後は、湿原を通り松川温泉へ。湿原の草紅葉は稜線の紅葉に先んじてピーク。

稜線の紅葉が里へ向かって降りてくるのも、今年は早そうです。

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七滝〜大地獄谷〜お花畑 9/16

2021-09-16 19:57:31 | 岩手山

今日は七滝コースを大地獄谷経由で、お花畑までの登山道整備。

七滝コース担当地区スタートは七滝入口から。

今日のメイン現場は、まず湯華採取跡周辺の整備。

七滝から上がってきて湯華採取跡を過ぎると小さい沢の渡渉がありますが、その前後がやや分かりづらいので、ガイドロープを延長したり、薄くなったペンキを足したり。

見上げる黒倉山の断崖の紅葉が始まっています。

大地獄谷の補助ロープの支点、ロープの点検も忘れずに。

大地獄分岐からお花畑への途中で、沢の中を歩く区間がありますが、そこも十分な処置をして不測の事態が起きないように。今日のメインその2。

昨年刈り払い機で刈り払いした沢沿いも、今年はまだ昨年のアドバンテージがあります。ですが、少々はみ出した笹や枝を手作業で綺麗にしたりと、1日目一杯使って整備を行います。

 

お花畑から不動平入口も少し笹の刈り払いをおこなって、御釜湖前へ。

我々が設置した看板類は御釜湖前までなので、今日はここで作業は終わり。

 

岩手山のカルデラ内も実は紅葉スポット。昨年よりも早めにナナカマドも赤く色づき始めています。

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大黒森環境整備 9/15

2021-09-15 19:54:26 | 旧八幡平スキー場

本日は大黒森の環境整備です。派手で見栄えのする作業ではありませんが、滑走環境を整え、満足度を上げるには必要欠くべからざる作業です。

朝も早うから組合員に集まってもらい、旧第3まで上がります。見下ろす雲海の彼方岩手山。

今日は手鋸と電動チェーンソーを使って、笹藪の中へ突入し、細かいブッシュを伐っていきます。

精鋭揃いの本日は、コストパフォーマンスの高い1日。

ヒョロヒョロのブッシュを伐る労力よりも、藪漕ぎの労力のほうが大きかった。。。

笹藪の高さから飛び出ていたものが、、、

かなりスッとしました。

出来高の高い作業に満足の皆さん。

これからも地道に作業を続けて滑走環境を整えていきたいと思います。勇ましい掛け声だけに終わらないように、地道な作業を続けていきます。

参加の皆さん、お疲れ様でした。

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恵比寿分岐〜安比高原・赤川方面 倒木処理 9/14

2021-09-14 21:31:00 | 八幡平(無雪期)

安比地区担当の管理員さんからの依頼により、普段は担当外の登山道の倒木処理、登山道整備に行ってきました。

今日の担当エリアは、安比高原からのアプローチよりも我が担当地区からのほうが近いので、茶臼口からスタート。見上げれば、茶臼岳直下のミネザクラも色づき始めています。

茶臼山荘まで上がってきたら、次は大黒森方面へ。

茶臼山荘から屋棟岳までは我が担当地区ですが、刈り払いは地元の業者さんにお願いしている場所になります。

頻繁に訪れる場所ではないので、設置した看板類の脱落を元通りにしたり、ついで仕事もこなしていきます。

恵比寿分岐からは、倒木箇所をチェックしながら、トドマツ、コメツガの森をどんどんと下っていきます。

安比の管理員さんからの指定された場所まで下りきったところから、またすぐさま作業をしながら来た道を登り返していきます。前日には、安比の管理員さんがここまで上がってきて、倒木処理等の作業終了していました。

倒木と言っても、小ぶりな処理しやすいものほとんどだったので、作業は比較的速やかに。

とは言え、テンションのかかり具合には十分注意しながらの作業です。油断していると怪我します。

倒木処理にあまり時間がかからなかったので、後は登山道脇の笹を刈ったり、灌木の枝を剪定しながら任された区間を時間の許す限り整えていきます。

と言う具合に、恵比寿分岐から安比の茶臼岳分岐までの登山道は問題無く歩ける状態です。

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黒谷地〜安比岳分岐 登山道整備 9/13

2021-09-13 19:36:01 | 八幡平(無雪期)

昨夜は寒冷前線の通過時に一時集中的に雨が降りましたが、それも長くは続かず星空となり、今朝は少し肌寒。

今日は黒谷地から安比岳分岐までの登山道整備です。黒谷地口のミネザクラは、いち早く赤く色づき始めてきました。

黒谷地湿原の草紅葉は奥のほうからもう脱色気味で、日が当たれば黄金色に輝くようになってます。

黒谷地〜安比岳分岐の登山道整備は2日目。

この区間はえぐれ区間があり、また転石もゴロゴロと歩きづらく、時々整地作業をおこなって歩きやすさを回復させます。

えぐれ箇所には石を詰めて補修しているところも多くあります。そのうち、苔むす石垣みたいになると景観とマッチするようになるでしょう。歩きやすさと登山道の維持をバランス良く行わなければなりません。

雨天時の水切りが機能するように、水の流れる方向へ適度な傾斜を付けてあげることも必要です。

登山道脇のオオバスノキやオオカメノキもかなり色づいてきました。平日は静かな秋山散策出来ます。

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