依然厳しい旅行業界。アルパインツアーは海外トレッキングツアーを出すことが出来ておりません。ゆえに現状では国内ツアーで生き残っていくしかありません。
今回は森吉山、乳頭山、秋田駒を巡る山の旅4日間のご案内でした。
初日は角館駅で集合し、チョーローカルな秋田内陸線で阿仁前田温泉へ移動して、森吉山の小又峡のハイキングからスタートです。
秋田県の天然記念物にも指定されている森吉山東麓の小又峡。凝灰岩を穿つ流れの渓谷美は、森吉らしさ全開です。遊歩道も整備されひじょうに歩きやすいです。
遊歩道が整備されている最奥は三階の滝まで。天気の急変には十分な注意が必要な場所ですが、往復2時間の満足いく散策コースです。
翌日は、阿仁ゴンドラ山頂駅から森吉山を目指し、山人平を経由してヒバクラ登山口までの縦走です。
現地ガイドの宮野さんの案内も楽しく、アッと言う間に山頂を通過して山人平。
しかし、気温は上昇、積乱雲も上昇。この日は乳頭山周辺では相当雨が降ったとのことでしたが、森吉山はギリギリセーフ。
ブナ林を抜け、ヒバクラ登山口到着する頃にポツポツと雨が落ち始めるという具合。
森吉山登山の後は乳頭温泉郷の鶴の湯へ移動して、乳頭山と秋田駒ヶ岳の2座登頂。ガイドも交代し、安定感あるベテランのワダさんと2日間です。
ピークに到着する頃は、まだお天気が良かったのですが、復路のブナ林の下り坂では、お天気も予報通りの下り坂となってしまいました。
最終日の秋田駒登山も、気温上昇と上空の寒気の影響で雷雨の可能性を山テンのエース予報士から報告を受け、予定を変更して縦走を諦め8合目から山頂往復。阿弥陀池から男岳へ登る分岐のニッコウキスゲが見事な咲っぷり。
雪解け遅い浄土平ではチングルマ満開。やっぱり花の駒ヶ岳です。
男女岳もしっかり登って3つのピークは全てクリア。
雷を気にしながらの4日間。まさに神経戦でしたが、無事に終わることが出来てホッとしてます。