すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平〜茶臼口 5/30~5/31

2020-05-31 20:04:38 | 八幡平(積雪期)

いよいよ5月も終わり、日も長くなるにつれ、融雪のスピード感は日に日に増しております。

5/30

茶臼口から茶臼岳へ向かう際、まず最初の土留めの階段で出鼻をくじかれ、一気にやる気を削がれる方も多いかと思います。その土留めの階段もすっかり露出。「階段は私の歩幅に合わないのよねえ・・・」と文句は言うまい。

ところが問題は、茶臼岳山頂直下の雪渓トラバース。毎年、スキーヤーの訪れのなくなる頃合いを見て、登山者用ステップを掘っております。立派なトラバース道を作りましたので、3〜4日は持つでしょう。

核心部を過ぎると、茶臼山荘まで所々登山道の露出が始まってきましたが、簡易的なステップを掘っております。トレッキングシューズ履いていれば、問題なく歩けると思うのですが。。。「雪の上は滑って怖いのよねえ・・・」と文句を言うまい。

茶臼山荘から茶臼岳の間は、中間までは雪、その後山頂までほぼ露出。

前山方面から茶臼岳山頂直下の雪渓トラバースを遠望するとご覧の通り。

5/31

昨年のドラゴンアイ狂想曲に比べて、やや大人し目とは言え、大勢の行楽客、ハイカーが訪れ賑わいを見せております。

鏡沼の現状はこんな感じ。ドラゴンアイのクライマックスはもう少し先ですね。

八幡平山頂展望デッキも賑わいを見せております。

八幡沼の解氷も間も無く。八幡沼周辺はまだ雪上歩きがほとんどですので、靴底のつるんとしたものはオススメ出来ません。トレッキングシューズや長靴がよろしいかと。

毎度毎度しつこいようですが、融雪のキワの部分は踏み抜き注意です。今年は特に積雪下部があまり氷化していないので、融雪スピードが速いので油断せずに。

源太森から黒谷地湿原までは雪上歩きですが、黒谷地湿原展望デッキから黒谷地口に向かう木道の露出が始まっています。黒谷地口から黒谷地湿原までは積雪下に幾筋も沢が流れており、危険箇所での踏み抜きは重大事故に繋がりかねません。これからの時期はなるべく竹竿通りに歩いてもらえると、たとえ踏み抜いても大事には至らないと思います。

コメント (4)
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八幡平〜茶臼口 5/26 5/28

2020-05-28 18:37:25 | 八幡平(積雪期)

5/26

融雪進む八幡平。緊急事態宣言の解除により、山にはハイカーや行楽客が少しずつ戻ってきました。

ここ数年、この時期話題の鏡沼のドラゴンアイ。一昨日の状況はご覧の通り。ポスター等でよく見られるような状態になるのは、6月に入ってからと思われます。

ガマ沼の解氷も進む。

陵雲荘手前のベンチも露出し始めました。

八幡沼湿原の木道も日に日に露出距離が伸びています。融雪の際の踏み抜きにはご注意。

源太分れの木道も露出開始。こうなると完全露出まであっという間。

源太分れから源太森、源太森から安比分岐への誘導用竹竿は冬のスキーツアールート沿いから、夏道登山道仕様に替えました。

源太森裏手のお花畑の竹竿は、すっかり夏道というわけではありませんが、融雪にしたがい、少しずつ夏道に近づけていきます。

5/28

今日は、茶臼岳山頂直下の雪渓トラバースのステップ掘り。茶臼口から前山の登りはかなり階段が露出してきました。

茶臼岳山頂直下の雪渓トラバースは、こちらも夏道に近づけました。

茶臼山荘から黒谷地湿原への登山道はまだ雪上歩きですが、山荘近くはダケカンバの枝が前を遮り歩きづらい状態です。

雪の下から、水の流れる音が聞こえてくるようになりました。登山道上の残雪も少なくなってきたようです。

黒谷地湿原のデッキから少しずつ木道が露出してきました。これからの時期、踏み抜きに十分注意してください。出来きる限り、竹竿通りに歩いてもらえれば比較的安全です。

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八幡平〜茶臼口 5/25

2020-05-25 20:21:26 | 八幡平(積雪期)

今日は八幡平から茶臼口。昨晩、短時間でしたが、ザアーーッと雷雨となり、山も急激な融雪となりました。

露出箇所も多くなり、徐々に夏も近づく。

見返り峠WCからアスピーテラインを見下ろすキスゲ通りは、遊歩道がかなり露出しましたが、、、

見返り峠WCからガマ沼展望台にかけてはまだ残雪豊富。

八幡沼は融雪により縁取られてきました。

八幡沼湿原では木道露出開始。こうなれば、あとは夏へ向かって一気呵成。

気温上昇、降雨、強風。いろんな要素で融雪が進みます。今日は麓の松川でも、ユキシロが流入し濁流と化していました。

源太分れの分岐付近でも木道露出。露出箇所の際のところでは踏み抜きに注意してください。

源太森へは現在スキーツアールート上に竹竿を差していますが、間もなく夏道沿いに差し直さないと通れなくなりそうです。

源太森裏手のお花畑付近はスキーツアールートから一部夏道沿いに竹竿、ピンクテープを付け替えました。融雪にしたがい、アオモリトドマツが徐々に高くなっていきます。

黒谷地湿原の融雪も一気に進む。奥の湿原の池塘が顔を出し始めました。

融雪が進むにしたがい、歩きづらくなる黒谷地湿原から茶臼山荘間の登山道。

山麓は日を追う毎に緑濃くなり、山の雪は解けてく。

茶臼山荘から茶臼口間の一番の難所は、山頂直下の雪渓トラバース。一昨日掘ったステップはまだ使える状態でしたが、これからマメに手入れしないとすぐに、解けてなくなってしまいます。

積雪量の少ないところから順に登山道の露出が始まっていますが、あまりにも軽装でお越しになるのはどうでしょうか?これから雪も締まって硬くなってきますので、特に足元の装備選びはよく考えて。

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三ツ石山 5/24

2020-05-24 19:22:03 | 裏岩手縦走路

今日は三ツ石山の登山道のマーキングテープ付けと山荘清掃。

先週は低温続きでしたが、それでも里のほうから融雪は進み、三ツ石山登山道名物の登り始めの土留め階段はすっかり露出し、最初の30分は修行モード。

滴る汗もとめどなく、階段が終わったところで一枚薄着に。「春過ぎて夏来にけらし白妙の・・・」は季節的にはまだ早いのですが、この時期一枚薄着になる毎に、このような万葉集の景色がまぶたに浮かんでは来ないかしら?

白妙の衣を干す代わりに、ピンクテープを付けながらの登山道マーキング作業。この時期の三ツ石山は道迷いの名所。このような伝統的手法が意外と大事だったりします。ですが、冬に入山された方が付けたピンクテープがそのまま放置されると、山中ピンクテープだらけになってしまうので、非常に紛らわしくなり、不要なものは外しています。

奥産道からの合流の手前からはほぼ雪上歩きです。

根開きしたところをよく観察しながら登山道を探し、テクノロジーで答え合わせをし、かなりの精度で夏道登山道上にピンクテープを付け、やっと到着三ツ石山荘。ただ歩くだけではないので時間がかかりました。

今日は水も担ぎ上げて三ツ石山荘のトイレお掃除も行い、綺麗にしておきました。

また次回、山荘から山頂方面の難所にも手を入れたいところです。傾斜のきついところがあり、軽アイゼン、スパイク長靴、ストック等あれば安心です。

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御在所沼遊歩道 赤川河川工事 5/20

2020-05-20 18:16:42 | 八幡平(無雪期)

昨日、御在所沼遊歩道のパトロールに来てみると、御在所沼、五色沼ともに水位が上昇し、今まで見られないほど遊歩道上に水の流入が見られました。そして今日は、その原因の一端と思われる赤川の流路の復旧工事。

寒気が入った八幡平。御在所より標高の高いところは雪となりました。

昨年ぐらいから水位上昇傾向が見られる御在所沼。

4月に来た時に比べ、遊歩道の冠水区間が多くなりました。雪解けの時期で沢の水量が多くなるとは言え、今までこれほど冠水したことはありません。。。

五色沼の色はご覧の色ですが、沼から溢れ出す量が今までないぐらいの量です。

赤川の本来の流れは、前方の橋の下を通っているのですが、融雪による増水で上流で流れが変わり、木道上が流路となってしまいました。昨年秋の台風通過後もこんな状態になりました。過去に無いような流量がいっぺんに流れると、上流から土砂が大量に供給され堆積し、川床が高くなるというようなこともあり、流路が以前の状態に安定的に保つのが難しくなるのだと思われます。

上流の流路復旧に手をつける前に、橋の下に溜まる土砂の除去から。人力です。

本来の流路に戻す前に橋の下をスッキリさせておかないと、今度は橋がダムの役割をしてしまいます。掘って掘って。。。

橋の下をスッキリさせいよいよ、上流の流路復旧に着手。本来、写真右奥へと流れているはずですが、9:1で左へ引っ張られています。

人民解放軍並みの人力で、掘って寄せてを繰り返し流路復旧。翌日の腰痛必至です。

上流から掘って寄せてを繰り返しながら下り、橋まで到達。見事復旧。

朝には激しく流れていた橋の手前の木道上は効果覿面。今日の作業では、五色沼から御在所の地熱発電側への遊歩道の水没は解消されましたが、御在所沼、五色沼の水位には変化なし。融雪期が終われば、少しは水位が下がるのだろうか?

御在所沼遊歩道を歩く予定のある方は、長靴をお持ちになってください。

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茶臼口〜茶臼岳 5/17

2020-05-17 20:50:30 | 八幡平(積雪期)

融雪が進み、アスピーテライン茶臼口から茶臼岳への登山道の露出も始まってきました。

露出が始まれば、山頂直下のステップ掘りが毎年恒例となっております。必要なところに適宜ステップを掘ったり、ピンクテープをつけたり。

木道や登山道の露出部分の際は踏み抜きに注意してください。

山頂直下の大トラバースの手前はすっかり露出です。

まずシーズン最初のステップ掘りは、夏道通りというわけではありません。ステップは掘ってますが、心配な方は黒谷地口から往復の方が無難です。

今日はまず、ステップを茶臼山荘まで通すのがミッションなので、スピード重視です。これからは融雪にしたがい、拡幅しながら整えていきます。

茶臼山荘前も露出し、若干ぬかるんでいます。

茶臼山荘から茶臼岳山頂への登山道は、山頂手前の半端に露出していたところも適時除雪。だいぶ歩きやすくなったと思います。

茶臼口からダイレクトで山頂へ雪上を登ってくることも、もう少し出来そうです。

今日は急いで作ったステップなので、雨や気温上昇、強風等ですぐにステップはなくなりますので、いつも完璧な状態であるとは限りませんので、ご了承ください。

緊急事態宣言が多くの都道府県で解除されましたが、これでコロナ禍が収束したというわけでありません。すっかり緊張の糸を緩めて、無茶しないように。

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八幡平〜黒谷地 5/16

2020-05-16 18:17:03 | 八幡平(積雪期)

多くの県で緊急事態宣言が解除され、少しずつ行動の制限がなくなっていき、山にも人が戻ってくるのでしょう。しかしながら、ポストコロナの時代を生きていくには、しばらくは感染予防に努めた行動が求められるところだと思います。

昨シーズンは、ドラゴンアイで大騒ぎだった鏡沼。昨シーズンからは、環境省が沼の周りにロープを張り巡らせました。今シーズンも同様の措置が施されましたので、安全のためロープ内には立ち入らないでください。

鏡沼に先駆けて、水の滲み出たメガネ沼の右目。人によってはドラゴンアイの涙とか言ったりするようですが、世の中言ったもんがちみたいな。。。

残雪豊富な八幡平。山頂展望デッキはまだ半分以上埋もれていますが、この時期、融雪にしたがいデッキ入り口の階段付近の掘り出し作業が欠かせません。余裕ブッこいてると、踏み抜いて「ズボッ‼︎‼︎‼︎」っと落ちますので。

やはり融雪にしたがい、誘導用の竹竿の差すコース取りも微妙に変えております。気づいている人は相当な通です。

ガマ沼も相当水が染み出てまいりました。もう沼の横断はやめたほうがよろしかろうと思います。いないとは思いますが。。。

ガマ沼、八幡沼展望台の分岐の遊歩道は露出しましたが、八幡平山頂周遊沼めぐりはまだほとんど雪上歩きですので、トレッキングシューズや長靴といった足元でお越しください。

八幡沼湿原から源太分れを過ぎると、源太森まで冬道に竹竿を差していますが、これから徐々に通行困難になってきますので、少し遠回りになりますが、来週ぐらいには夏道沿いに差し替える予定です。

源太森から黒谷地間の登山道の露出はまだまだ先の話。黒谷地湿原展望デッキはご覧のように、もう間もなくデッキが露出するところまで融雪が進んできました。そして湿原奥がいよいよ露出開始。

黒谷地湿原から黒谷地口は、夏道を完全無視の安全重視のライン取りで竹竿を差しております。よく八幡平に通われている方は、竹竿無視で好きに歩けると思いますが、初めての方、心配性な方は竹竿通りに歩いてくださいませ。

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七滝コース 5/13

2020-05-13 19:14:02 | 岩手山

今日は七滝コースの登山道整備です。

古くなって字が薄くなって読みづらくなった補助看板を新しいものに替えたり。

融雪にしたがい必要なところにガイドロープを張り直したり。時期には時期のやることがあるものです。

今春はコース上の倒木が多いです。

倒木処理には時間を要しますが、適宜処理して通行に支障をきたさないような状態に。

一服峠が近づいてくると登山道上に雪が現れる。時折雨脚が強くなる。

一服峠直下は雪上歩き。もう4〜5日で露出する量でしょうか。

一服峠を通過し、しばし行くと「ゴロゴロ・・・」と雷鳴。雷ナウキャストを確認し、即ダッシュの下山開始。

開始と同時に雹混じりの雨となり、肝を冷やしながら、ビチャビチャになりながら、下山完了。

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大深山荘〜源太ヶ岳〜松川温泉 5/8

2020-05-08 19:59:57 | 源太ヶ岳

今日は樹海ラインから沢沿いをつめて、大深山荘の清掃と若干の夏仕様に向けての準備。

最近、気温も上がってきてクマの活動も活発化。早速、フレッシュな足跡で歓迎の挨拶。

裏岩手縦走路のオアシス大深山荘。GWはステイホーム週間となったこともあり、例年に比べ利用された方は少なかったようです。ちなみに大深山荘の水場はまだ雪の下です。

下から担ぎ上げた水で、居室のモップがけとトイレ清掃。いつも綺麗に使っていただきありがとうございます。

小屋外のデッキには、雨水槽を設置しました。雨が降れば水が溜まってくると思います。小屋の中におトイレ掃除セットも常備してありますので、図らずも汚してしまった方は、清掃にご協力いただけると助かります。綺麗になっていると次の方にも綺麗に使ってもらえ、綺麗が長続きします。

大深山荘の清掃後は源太ヶ岳へ。山荘から大深岳の分岐までは雪上歩きですが、分岐から源太ヶ岳への登山道はかなりの部分露出しております。

裏岩手縦走路の三ツ石山から小畚山の稜線の遠望。まだ雪はたっぷりあります。

源太ヶ岳山頂。風当たりの強いところなので、いち早く融雪する場所です。

ですが、源太ヶ岳山頂直下の風下側にはたっぷりの残雪。毎年この界隈の登山道上に最後まで残る雪となります。

大深山荘へのショートカットルートの分岐から松川温泉までは、まだまだ雪はありますのでピンクテープでマーキングしてきました。

上倉沼は徐々に解氷。ドラゴンアイ的な感じです。上倉の水場もまだ雪の下なので、1日分の水は必ずお持ちください。

1/25000地図の1146m地点付近は登山道が露出してますが、またすぐ雪上歩きになります。

丸森川に架かる橋の雪も微妙な感じに残っていたので、、、

落としておきました。

松川温泉が近づいてくると積雪量が減ってきます。これからお里のほうから徐々に登山道が露出し、お花も咲いてくることでしょう。

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八幡平〜茶臼口 5/7

2020-05-07 18:59:48 | 八幡平(積雪期)

ステイホームなGWも終わりを告げました。とは言え、感染者0継続中の岩手県内においては、あまりステイホームではなかったかしら?GW中のアスピーテラインは、お天気の良い日にはマイカーの往来も引きを切らず、例年ほどではないにしても、スキーヤー、ボーダー、ハイカー、行楽客で賑わっておりました。

緊急事態宣言の継続が発表されましたが、今後の対応については、自治体ごとにかなり温度差があるように思われます。岩手県では5/6まで公共の施設はほぼ閉鎖でしたが、今後、閉鎖措置が解除されていくものと思います。同じアスピーテライン山頂にある施設ですが、山頂レストハウス(岩手県八幡平市)は売店のみ営業を再開しますが、パークサービスセンター(秋田県鹿角市)は依然閉鎖しております。やはり県をまたぐと対応も違ったものになります。

今日は冷えて濃霧の八幡平。晴れていれば竹竿なんかなくてもどこでも雪の上を歩けますが、一旦こう言うお天気になれば竹竿頼り。やはり点検が欠かせません。融雪にしたがい竹竿が浮いくるので、差し直さないとバタバタと倒れます。

見返り峠WC分岐からキスゲ通りへ向かうと、遊歩道の一部が早くも露出してきました。例年、この区間が一番早く露出してくるところです。

キスゲ通りから源太分れへ。分岐にある看板は、この間掘り出しておきました。

源太森への登りはまだ冬道仕様で竹竿が差してありますが、融雪にともない歩けなくなれば、バッと一気に夏道に差し替えます。GW中に融雪が進みました。

源太森山頂はすっかり露出です。

マーキング用のピンクテープも融雪にしたがい付け直していきます。

ご覧のように5月になったとは言え、一旦寒気が入れば冬のような寒さに逆戻りです。お越しの際には防寒対策も怠りなく。

黒谷地展望デッキの手すり上部が顔を出してきました。

今日は茶臼山荘の清掃です。まだ雨水槽に水が溜まっていないので、下から水を担ぎ上げ、トイレや居室の清掃を行いました。いつも綺麗に使っていただきありがとうございます。利用に際しましては新型コロナウィルスの感染をしないさせないことを念頭に、また利用後の清掃と戸締りにご協力を引き続きお願いします。

午後からはお天気回復。茶臼山荘から茶臼岳は山頂のすぐ下のところで登りづらくなっております。滑落に注意してください。

茶臼岳山頂からモッコ岳を望む。手前のクマ沼の滑落崖の急斜面には、毎年恒例の全層雪崩が観察出来ます。

ツボ足だと少し硬い斜面では滑落に注意しないといけないので、山頂からの下りは夏道を外しダイレクトに前山を目指した方が無難です。

また、茶臼口から夏道上を茶臼山荘へ向かうルート取りは、山頂直下で滑落の危険が大きく、ツボ足ではオススメ出来ません。雪山にあまり慣れていない方は、黒谷地口から茶臼山荘を経由して再び黒谷地口へ戻るのがよろしいかと思います。

このところ気温も上がってきたので、クマの活動もいよいよ本格化してきました。5/3は大黒森で遭遇。今日は前山山頂から恵比寿沢方面へ大きなターン弧を描きながら足跡が続いていました。

これからクラックも広がってきます。転落には十分注意してください。

 

岩手県内は徐々に通常の生活に戻りつつある感じではありますが、まだまだ予断を許さない状況です。どうぞみなさん、気を緩めずにお過ごしくださいませ。

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