いよいよ5月も終わり、日も長くなるにつれ、融雪のスピード感は日に日に増しております。
5/30
茶臼口から茶臼岳へ向かう際、まず最初の土留めの階段で出鼻をくじかれ、一気にやる気を削がれる方も多いかと思います。その土留めの階段もすっかり露出。「階段は私の歩幅に合わないのよねえ・・・」と文句は言うまい。
ところが問題は、茶臼岳山頂直下の雪渓トラバース。毎年、スキーヤーの訪れのなくなる頃合いを見て、登山者用ステップを掘っております。立派なトラバース道を作りましたので、3〜4日は持つでしょう。
核心部を過ぎると、茶臼山荘まで所々登山道の露出が始まってきましたが、簡易的なステップを掘っております。トレッキングシューズ履いていれば、問題なく歩けると思うのですが。。。「雪の上は滑って怖いのよねえ・・・」と文句を言うまい。
茶臼山荘から茶臼岳の間は、中間までは雪、その後山頂までほぼ露出。
前山方面から茶臼岳山頂直下の雪渓トラバースを遠望するとご覧の通り。
5/31
昨年のドラゴンアイ狂想曲に比べて、やや大人し目とは言え、大勢の行楽客、ハイカーが訪れ賑わいを見せております。
鏡沼の現状はこんな感じ。ドラゴンアイのクライマックスはもう少し先ですね。
八幡平山頂展望デッキも賑わいを見せております。
八幡沼の解氷も間も無く。八幡沼周辺はまだ雪上歩きがほとんどですので、靴底のつるんとしたものはオススメ出来ません。トレッキングシューズや長靴がよろしいかと。
毎度毎度しつこいようですが、融雪のキワの部分は踏み抜き注意です。今年は特に積雪下部があまり氷化していないので、融雪スピードが速いので油断せずに。
源太森から黒谷地湿原までは雪上歩きですが、黒谷地湿原展望デッキから黒谷地口に向かう木道の露出が始まっています。黒谷地口から黒谷地湿原までは積雪下に幾筋も沢が流れており、危険箇所での踏み抜きは重大事故に繋がりかねません。これからの時期はなるべく竹竿通りに歩いてもらえると、たとえ踏み抜いても大事には至らないと思います。