青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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三十四面目   ドゥァースレウルン星人に勝利を収めたムー人 その一

2012年08月27日 19時00分00秒 | 投稿

「私達大勢が払った苦痛とは、他者を救う前にすぐに枯れてしまう植物の種だったのか。
戦士は難解な法律に通じた僧侶に負けてしまうという事を学んだ後は、その学習対価の為に再び苦痛を払う事になるのか。
何故私達の苦痛は幼子を救うに値しないのか。
私達の意志が弱いとどのように計られたのか分からない。
意志を発した私達が、意志を計った術を知らされぬまま、意志を更に求められていく。
おかしいではないか。
戦士として幼子を救おうとした意志はそれを示す為に己の肉体に武器を振ってきた。
何故私達の戦士としての血が戦場で評価されぬのか分からない。
先程、あなた達は戦士は戦場で血を流すべきだ、そうすれば戦果である幼子の安全を得られると言ったはずだ。
おかしいではないか。」
ドゥァースレウルン星人は突き放します。
「愚かな戦士は血を流し、救う意志を発したところで、血はまだ愚かに留まるのだ。
お前達は僧侶のように聡き私達の知恵に唯々諾々と戦場で屈し、戦士が血を流す際の指揮官を求めたのは、智恵で屈した者が血を流しても、聡き新たな指揮官の信頼はすぐには得られないという事をお前達が学ぶ為であったのだ。
学びを進めるだけに終始する、お前達が示す血は戦士としての戦果を得るに値しないのだ。
このように聡き僧侶でもある私達の提案は愚かな戦士への教育となるがそして、酔狂ともなるのだ。
その選択も僧侶の法衣の内側の紐の緩み次第なのだ。
私達の自由だという事だ。
聡き僧侶を兼任する私達は、酔狂の台詞をこれまで言い放っていたと自認したのだ。
僧侶を問い詰める聡さの無いお前達の愚かさは、私達の自認を引き出す為に血を流しただけに終わったのだが、それがお前達自らの意思の神への殊勝な奉納神事だったという事だ。
全く愉快な神事だ。
神は満悦だ。」
「私達は何故このような運命に誘われたのだろうか。
分からない。
ただ言えるのは、愚か者故この幼子を救えないのだ。
愚か者故、幼子をこのような危険に晒してしまい、愚か者故、私達は壊滅の憂き目に遭ってしまった。」
「故無き運命は無いのだ。
お前達は愚か故、いずれ他の村との愚かな戦に駆り出され、戦場で愚かな意志を発し、愚かな血を流していたであろう。
しかしお前達がここで死に、村で愚か者の食う食料や時間が減る分、聡い子が育つ可能性もまた増えるであろう。
ある種の僥倖(ぎょうこう)だったのだ。
お前達愚かな戦士が破滅を急ぐ際に血を流して発した意志はその分、村の未来を救う事になるのだ。
こうして、破滅に至るべきでありながらその故にまだ至らざるの愚か者に僧侶は故を与えているのだ。」
「ではこの幼子が聡く生きる可能性はどうなるのだ。」
「可能性というものは、そもそも愚か者が求める約束手形なのだ。
返ってくる見込みの無い手紙なのだ。
法を理解出来ぬお前達がしたためる訴状など僧侶は読みもしないのだ。
要するに例えば、そのような陳情をここで述べたところでお前はもうすぐ死ぬという事だ。
ハッハッハッハッハ。」
「では愚か者が流す血が評価され、幼子を救うに値すると認められる可能性は、愚か者側だけに存在する事になるな。
異国の戦士よ。
お前達の一人と刺し違えてやる。」
「何だと。
何が出来るというのだ。
お前の体は既に十数回私達やお前の仲間に切り刻まれているではないか。
不作法な振る舞いを見せれば、幼子をお前の前で更に酷い目に遭わせて殺してやるぞ。
良いのか。」
「戦士は戦場では僧侶と交渉すべきではなかった。
お前達の繰り言はもう信じない。
信じるのは己の力だけだ。
未来は分かっている。
私達が流した血やお前達の約束事に関わらず、幼子や私はお前達にいずれ殺されるであろう。」
「その通りだ。
良く分かったな。
戦場での万国共通料理法とは力だ。
戦場での約束など顔も知らぬ相手への恋文なのだ。
そして力は私達が勝っている。
お前達は力で残虐に殺す。」
「私も力で残虐にお前達の一人の命を奪ってやる。」
「汚らしい猿如きめ、僧侶の法衣の下に隠されし戦士の血をたぎらせてくれる。
この大地でこれほど侮蔑欲を侮蔑で満たしたい衝動を猿勇者の性風俗の呼び込み如きに亢進されたのは意外だ。
私達を殺すだと。
やってみろ。
明かしてやる。
私達は夜空遥か天高くまたたく光の点、別の星からやって来た。
別の世界の人間だ。
ドゥァースレウルン星の民という。
槍の力に於いては、この大地の広さ程お前達とは差があるぞ。」
「もう何も信じない。
信じるのは死ぬ寸前まで発揮する事が出来る自分の力だけだ。
お前達がどこの世界から来ても意に介さない。」
「それではこうしたらどうだ。」
ドゥァースレウルン星人はムー人の足を銃で撃ち抜きます。
「グアアア。」
「堅い樹木の皮で出来た石を速い速度で撃ったのだ。
どうだ、痛いだろう。
屈しろ。
私達の命を奪えると言ったのは、嘘だったと認めろ。
(儀式論理処刑行程算定装置、演式“憂国元帥男娼化栄典”作動開始。
行くぞコラ。)
僧侶の前で戦士は突然、五流芸人になったと認めろ。
次は裸の踊り子になり幼子を救う為に自慰染みた演劇をするが、その許可を僧侶に申請する暇乞いに幼子の眼前で手淫に耽る為に、勇敢な自慰的戦士を真剣に演じた証である槍の肛門貫通を実践しろ。
そして私達勇敢な戦士達の流した血は幼子を救う為の自慰的演技の発露故であり、その演技の途中の幼子の眼前での手淫実行が本当の目的でした。
全て僧侶に俯瞰(ふかん)されていました。
その事など気付いていましたが、僧侶の前で気付いていない演技に走りました。
何故なら戦士としての自慰的演技に死ぬ直前まで耽りたかったからです。
幼子の眼前での手淫実践の申請は口に出来なかったので、どうにか僧侶の強要を借り、その状況になだれ込みたかったのです。
その事もばれていました。
それでもやはりばれていない振りをして僧侶の前で演技を続けます。
逝く先はあの世、その前に手淫。
僧侶は利用、幼子も利用。
手淫こそ戦士の本懐。
ばれていない振りまでばれたら結構恥ずかしい。
その事を学ぶも逝く前。
学んでもやはり幼子の前で射精、する瞬間に堅い樹木の皮で頭部を貫通されて死ぬ。
こうして自慰に果てる戦士は村の英霊。
絶頂の瞬間の同期これ逃さずが為、僧侶へは射撃の申請。
こんな瞬間の同期など演技が始まったら僧侶に申請出来ないので、今から実行に移ります。
その申請の一言目は堅い樹木の皮で撃ち抜かれて出る血を舐めつつの戯言、はい、三、二、一、どうぞ。」
「ううう、屈しない。
分かったのだ。
お前達に何を言っても、何を見せても言葉ではぐらかされた。
全ては力だと達したのだ。
怯えの言葉など山賊の勢いを買うだけだ。
難解な法解釈を弄し、私達を破滅させたお前達に私達の最後の力を見せてやる。
異世界の邪悪な戦士よ。
愛おしい、誇らしい我らの同胞の戦士の血を愚かと侮辱したな。
流された血は、戦場の戦士が幼子の為に振るった意志によるものだった。
同胞の血は愚か者のものではないのだ。
最後の生き残りの私が、死ぬ前に戦士の力をお前達に突き刺し、お前達にも血を流させてやる。
お前達の意志、苦痛を私達戦士の為に払わせてやる。
その意志は絶対に曲げない。
噂で聞いた事があった。
方々の村で夜、大勢の戦士がどこか森に行ってしまい、朝になっても帰って来ない。
家族や食料倉庫の番人役をほったらかしにしたまま、行方不明となる。
戦士達が居なければ、村人が不安で大声で泣くのは分かっているのに、隣村や凶暴巨人に襲われるかもしれないというのに。
やっと分かったぞ。
お前達異世界の戦士がこのように殺していたのだな。」
「その通りだ。」
「何の為だ。
私達ギャボスク村の女と食料が目的か。
この村には聖なる石は無いのだぞ。」
「女や食い物などどうでも良い。
ブスと不味いものばかりだ。
ハッハッハ。
聖なる石には興味があるがな。
他にはな、お前達弱々しい戦士が苦痛に歪む顔だ。
それをな、綺麗な絵にして、他の世界の戦士に売るのだ。
戦士なのに踊り子のような格好をしたり、急に戦士に成りたがって血を流すのに結局は娼婦の仕事をして血と精液の色合いが面白い絵があるぞ、とな。
ハッハッハ。」
「酷い連中だ。
戦士としての誇りは無いのか。
そんな仕事に携わっていては、その内に他の村に恨まれ、恐ろしい災いが降りかかってきて、女や子供を守れなくなるぞ。」
「やかましい。
女や子供などどうでも良いのだ。
利益だ。
戦士はいかに自身の血を流さずに、利益の為に相手の血を流させるかが本懐なのだ。
愚か者には分からないのだ。
もう死ぬが良い。
愚かなる世界の弱々しい戦士よ。」
「愚かなのはお前達だ。
異世界の山賊共よ。
戦士は弱き者の為に、戦士と血を流し合うのだ。
利益の為に他者の血を求めるのは山賊なのだ。
山賊は戦士ではないのだ。
戦士は山賊などには負けないのだ。
絶対に負けない。」
「笑える愚か者だ。
この牧歌的農耕段階“あぜ道”星に生息する猿め。
私達にこの状況で勝てるというのか。」
「絶対に負けを認めない。
どんな刃を受けても、負けを認めない。」
「そうか、ならば試してみよう。
逃げるなよこの猿め。
ゆっくりと目を抉り取ってやる。
そして絶対に私達に手淫許可を哀願させてやる。
私達の命を奪えると言ったのは、嘘だったと認めさせてやる。
僧侶の前で戦士は突然、五流芸人になったと認めさせてやる。」
「来るが良い。
山賊め。
絶対に屈しない。」
三人のドゥァースレウルン星人が苦痛の激増化が図られた湾曲の刃を片手に、ムー人に歩み寄って行きます。
眼前に迫ったその時、ムー人は傷を負った全身の力を振り絞りドゥァースレウルン星人の二人に飛び掛かり、一人の片目への中指穿刺を起こします。
「フアアアアアッ。」
「何をやった。」
「大丈夫か。」
「こいつ目を刺しやがった。」
「この野郎、ぶっ殺してやる。」
「まあ、待て。」
「すぐに殺すのは詰まらん。
超絶的苦痛をこいつの全身に突き刺し、幼子を残虐に殺すよう哀願させてやろう。」
組伏せられたムー人は目や耳、首筋、足の裏、肛門、脇を鋭利な刃で抉られていきます。
「さあ、手淫許可を哀願しろ。
私達の命を奪えると言ったのは嘘だったと認めろ。
そして私達に幼児を殺すよう懇願しろ。
幼児を救おうとしたお前達の血は全て、幼児を殺すまでの自慰の精液だったと謳え。
お前達、牧歌的農耕段階“あぜ道”星に生息する猿の群れに流れる血など、弱き者を救う演技に耽る自慰の精液だと認めろ。
健康に関する医学的事実を僧侶に教えてもらいましたが、それは死ぬ直前でした。
何とも不健康な自慰に耽る猿共でした。
猿が戦場たる売春窟で体を傷付け、本性を晒す際は傷口から精液が漏れて来ます。
恥ずかしくて気持ちいい。
猿の生き残りは同胞の猿戦士達が流した精液に興奮し過ぎてあの世に逝く前に痙攣を続けています。
僧侶を自らの意思で望んだ状況に完全に追い込み、性的責め苦を強要させ、性的快楽に耽る猿はこうしてあの世に逝く前に性的絶頂に達しています。
さあ、復唱しろ。」
「嫌だ。
お前達には屈しない。
幼児を救おうとした戦士達の血は本物なのだ。
ここで幼児を殺すよう願ったら、それが嘘になる。
私達戦士の血が山賊以下になってしまう。
私達戦士の戦場での意志の結晶たる血が、村人を守る為に倒してきた山賊以下になってしまう。
戦いの為にこれまで倒れていった戦士の血は、村の女や子供を守る為に流されたものだ。
私達戦士は、戦いの為に流す血を、欠け替えのない聖なる山湧き水の尊きと呼んできた。
その聖なる湧き水を飲むと村の子供は戦士となり、女や子供を守っていく強い意志に目覚めるのだ。
聖なる山は山賊と戦う為に村人が戦士となる戦場を言う。
愛しい者を守る私達はいつか戦いで血を流し過ぎ、死んでしまうかもしれない。
しかし、流された血を、聖なる湧き水を飲んだ子供達は私達戦士の姿を瞳に取り込み、子供は新たな戦士として次の世に引き継がれ、永遠に村を守りながらこの歌を詠い、子供達の笑顔を眺めていくのだ。
この歌を詠い、私達は戦ってきた。
その歌を詠えば、男は戦士として武勇を求めるようになるのだ。
戦士としての誇りは、女や子供達を安心させ、弱き者は夜にゆっくりと眠りにつけるようになるのだ。
私はこれから殺されるだろう。
ここで流される血は、聖なる湧き水は子供達の為のものだ。
私は歌を信じている。
私は村の子供達と共に永遠に生きていくのだ。
私はギャボスク村の誇り高き戦士デャバスプ。
戦士デャバスプの血はギャボスク村の子供達へ引き継がれるのだ。
子供達には戦士の意志を引き継ぐのだ。
だから私は死ぬまで屈しない。
天高い異世界から来た山賊共の邪悪な槍には決して屈しない。
流される血は子供達の為だ。」

ムーの聖水

五千百十二青字


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