青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

二十六面目   モアイ像の謎

2012年08月19日 19時00分00秒 | 投稿


モアイ像

地球のムー大陸の沈没後、数十年が経ちました。
ゲァフシュハアフゥ星人は自分達の粗雑な星際間社会調査について他星人から倫理的問責を受ける可能性を更に危惧し出していました。
そこで、“高度文明足跡美化広報音声発生半導体回路”を大陸の残骸陸地に降ろしめ、問責に対する防波堤論理の土台とする事にしました。
世に言うモアイ像の築造です。
ゲァフシュハアフゥ星人はムー人に再び励起機器を貸し与えます。
モアイ像の形象と配置にはゲァフシュハアフゥ星人は自身の倫理的安全保障の為の暗示を入念に編み込みました。
モアイ像の顔を明かしますと、これは他の異星人達によって懲罰目的にゲァフシュハアフゥ星に降ろされた長身で凶暴な、混血由来の異星人が原型情報です。
これを混血種原種と呼ぶ事にします。
この人種はムー人の励起機器悪用の度に地球に放逐されて来た人種とは異なっていました。
ゲァフシュハアフゥ星に移民処理されて来た、この長身で凶暴な混血種原種は星際間紛争に由来します。
ある二星は双方が海賊行為と科学技術の盗用に明け暮れた結果に自然発生した紛争を他星人に咎められ、行動項目算定装置により懲罰として不毛な相互破滅的摩擦状況に追い込まれ、相互強姦合戦に至りました。
そうして生まれた混血人種は多くの異星人種により、戒め目的で他星への派遣に登用されていきます。
対象星は不埒な異星人交流、技術交流、技術盗用を行った文明星で、長身で凶暴な異人種が降臨した後は彼らの受容の為に多大な倫理的資源の耕作活動を強要される事になります。
ゲァフシュハアフゥ星も芳(かんば)しからぬ異星人交流、技術盗用、契約の評価が一程度蓄積した結果、凶暴な異民族を降ろされるに至りました。
ゲァフシュハアフゥ星は自分達の倫理環境に関する重大な警告を受けていたにも関わらず、地下利益の総量に目が眩んだ振りを続け、宇宙政策を変えなかったのです。
ところでゲァフシュハアフゥ星人は歴史の長きにわたる困難を乗り越え、彼らの言う“体でっかちの馬鹿野郎共”の一部との同化に成功しましたが、“あらゆる努力より長い時をただ喰らうだけ”と見なされた残りは他天体に放逐していました。
ゲァフシュハアフゥ星人にとってはしかし、一部との同化は本当に誇るところでした。
ゲァフシュハアフゥ星人はこのような認識を持っていました。
“私達は確かに過ちを犯した。
そしてその罰を受けいれた。
降ろされた凶暴人種は罰を克服した象徴として私達の共同体の中で今も生きている。
もはや凶暴人種の純血種は存在しない。
私達の文明段階は、彼らの受容に要した加療注射により免疫の更新を見たのだ。
この更新により私達は人間文明が必ず経る過ちの後の罰、つまり外部知性による穿刺が発生させる恥の疼痛という、心臓拍動と同期するが如きの単調な思考反復現象の結果、統制経済の形而上貫通快楽の是なるの認識に射精(到達)したのだ。
外部知性による突然の穿刺とは初交経験無かりせば快楽の湧出(ゆうしゅつ)に時間を要すものであるが、しばらくの疼痛の後はいずれ絶頂を齎す。
罪は罰を、そして進歩を齎すのだ。
行為に判決を下す陪審員の眼(まなこ)が知性的獣欲の光を既に宿していれば、放免される被告達は統制経済の形而上貫通快楽に更に耽る為の統制経済大学の講義聴講を再開出来る。
いずれこれら淫乱学生の大多数中、統制経済の形而上貫通快楽の統計曲線上の幸運者以外に関しては、いずれ統制経済大学の大学院講義がかけてくる強姦の嫌疑により収監される事になるが、その頃には統制経済の形而上貫通快楽は、宇宙広範囲に於ける思春期以降の全裸の少年少女に知性穿刺と原始的獣欲の快楽の義務教育化に成功している事であろう。
これを統制経済の、統制経済分の一の勝利段階と言う。
刷新され続ける統制経済大学の講義科目を担当する教授陣は皆、我らゲァフシュハアフゥ星人の書斎的知性の奥に君臨する知性的獣欲の屹立達が占める。
射精の快楽に調伏されぬまま、統制経済大学の新講義数を射精回数と等しく出来た者こそが、統制経済大学の学長である。
我らゲァフシュハアフゥ星、講義科目数と学生人数すら強姦-合意情交分布図の評価軸に据えるを厭わぬ統制経済大学大学院の真の学長を未だ何者も知らぬ星。
何者も知らぬが故に発生してくる痴漢-恋文逡巡分布図の評価軸の決定者を、美形-醜女(しこめ)どっちがいいかねるとん祭りの勝利者にせんとする星。
その祭りの騒ぎが故、統制経済大学大学院の学長選出の投票場は常に学長決定済みとの風評が溢れているも、投票監視員は候補者が収賄で与える春画による屹立を隠すに終始するのみである星。
これ全てゲァフシュハアフゥ算段。
知らざるを知りたきにせざるをいつぞやに罪に問うはゲァフシュハアフゥ算段。
その所以未だ誰も知らざるの謎を追わざるの罪を通学路の春画への立ち止りに埋没す、これ即ちゲァフシュハアフゥ算段。”
そして、ゲァフシュハアフゥ星人との混血に至らなかった“体でっかちの馬鹿野郎共”原種(罰として降臨して来た)の存在は、同化が出来ず、つまり過ちを認める事が出来なかった象徴として彼らに捉えられていました。
ところで、ムー人が殺し続けた、励起機器の不正使用の度に降ろされた凶暴な異人種はゲ星降臨の凶暴人種とゲ星人との混血種でした。
ゲ星降臨の凶暴人種は元来、強姦合戦で生まれた混血の私生児でしたが、ムー大陸降臨組は、凶暴人種が更にゲ星人との混血を経ていた人種なのです。
ゲ星降臨の凶暴人種と、ムー降臨の凶暴人種は異なっていたのです。
ここで強調しておきたいのはゲ星降臨の混血種は原種のまま地球には降ろされなかった点です。
地球降臨組はゲ星人との混血が済んでいたのです。
モアイ像の顔の原型人種はゲ星降臨組の方で、ムー大陸に降臨した人種とは異なっていたのです。
ムー人は降臨してきた凶暴人種を処断し続けた為、つまり過ちの象徴を拒否し続け、自分達の罪を認めなかったとゲ星人に一方的に解釈される余地を与える事になりました。
ゲ星人は地球には移送しておらず、また他天体に放逐済み等の理由でもはやゲ星では絶滅済みであった、混血種原種の方の顔をモアイ像の顔の意匠に指定し、沈没したムー大陸を眺めさせています。
これは悲しみを表現しています。
ゲ星人のムー人に対する各種施策は表面的には取り合えずは善を装っていました。
ムー人の過ちの度に降臨させる混血種をムー人に受け入れて欲しかったという体裁を持っていました。
しかし実際は成りませんでした。
ムー人に殺され続けたのです。
ゲ星人は施策の失敗、つまりムー人に混血種、罰を受け入れる事を学ばせる事が出来なかったという体裁上の悲しみを、かつて自分達の母星に降臨し、同化に苦労を要した混血種原種の顔で表現しているのです。
強姦合戦によって生まれた混血種原種に混交が起きず、変わらぬ人種特徴のまま存在しているという事は即ち、移送先の現地の民の共同体による拒絶を暗示しています。
これがモアイ像に込められた暗示の一つ、共同体による拒絶への悲しみの眼差しです。
この眼差しのモアイ像の築造とはゲ星人にとっては、罰の象徴たる凶暴人種の降臨、罰を受け入れる事を学ばなかったとゲ星人がムー人を一方的に描写した後の、ムー人への負い目の押し付け行為を意味していました。
自分達の大陸での粗雑な施策を糊塗(こと)する為、純朴な人種を拒絶したとする処分書面を啓示しての、ムー人の落ち度を喧伝しているのです。
無言のモアイ像の眼差しは今や大海原を見詰めるだけですが、これで何らかの失われてしまった機会、つまり共同体による受容の機会を虚しく追慕し続けている姿の絵図がゲ星人の歴史では展示された事になるのです。
ある系統の文明の算定装置が推論可能な、落ち度と虚しさを解釈可能な象徴言語をモアイ像に編みしめたのです。
イースター島の選択理由の一点目は励起機器が作用する成分範囲内にあった岩盤の存在で、二点目は南米降臨の異星人種に対する牽制、三点目はイースター島近辺の象徴的舞台の存在です。
ムー大陸の沈降開始現象は他の異星人種の間で話題でした。
ムー大陸の沈没後に発見される、大陸の輪郭近辺を形成していたイースター島は激変の調査に訪れる異星人に極めて高い確率で発見されるとゲ星人は見ていました。
そういう訳で、ある系統の文明の異星人がそこで発見するモアイ像を追跡調査すれば、必ずある推測に到達するようにモアイ像は飾られていました。
それは、ゲ星人とムー人の間の協調の日々です。
ゲ星人は対外的体裁にはこのような姿勢を取るつもりでした。
“混血種原種はムーには降ろしていない。
降ろしたのは私達との間に生まれた混血種だ。
降ろした混血種の一部はムー人と混血に至ったが殆どは殺された。
願わくば、混血種は皆生き残って欲しかった。
かつての私達のように罰の象徴を受け入れる事で学びを得て欲しかった。
混血種という私達に生まれた成功例をムー人には受け入れて欲しかったのだ。
そうすればムー大陸は残ったであろう。
“自ら学びを得る事を学べ”という混血種移送による真の教えはムー人には伝えなかった。
ムー人には自ら足を進めて欲しかったからだ。
彼らはその学びを得ない上に、混血種を殺し出した。
学びの機会を自ら捨て始めたと見た。
啓蒙者としての私達は実に残念であった。
先進知性の介入舞台が無くなる、大陸の沈没後、政治資源の希少な島でムー人が巨大石像を築造する事が出来たが、大陸沈没後にも続いた先進知性によるムー人への多大な支援が意味するのは精神的連帯の存在だ。
ところでモアイ像から辿り着く、私達ゲァフシュハアフゥ星人原種にはモアイ像の顔の形質は既に無い。
混血済みなのだ。
モアイ像の顔は、他星からゲァフシュハアフゥ星に降ろされた混血種原種のものであり、そもそもゲァフシュハアフゥ星にも元来は存在していなかった。
また、ムー人の顔でもムー大陸に罰として移送された人種の顔でもない。
ムー大陸には降臨せず、ゲァフシュハアフゥ星にも元来無かった顔の石像が地球で築造され、ムー人と私達の相互連帯の場であった沈没したムー大陸の方角を見詰めている。
地球にもゲァフシュハアフゥ星にも無かった顔の眼差しとはつまり、帰るべき母星無き者の哀れな寂しさが故なのだ。
どこかに連れて行って欲しかったのだ。
しかし何か失敗があったのだ。
そして成功への可能性が存在したのだ。
モアイ像からは、介入して来た先進知性がムー人との間に一時的にせよ成功させたであろう協調の日々への慕情が推測可能となるはずだが、モアイ像の顔が伝える何らかの失敗の責は知性段階の劣る、介入を受けた側に被さるのが至極当然の推論である。
立ち居振る舞いの洗練された先進知性側ではなく、ムー人側の落ち度により、寂しき眼差しが生まれたと解されるのだ。
巨石築造の能力を備えた先進知性たる評価側が学生へ下した評価とは、即興的に道路標識の信用を得るものだが、逆は無い。
評価後の学生が可能なのは評価への見苦しいわななきなのだ。
高度文明の政治意思がムー人について、大がかりな啓蒙活動の必要の無くなった大陸沈没後に、残骸陸地での活動報告表紙に押した印鑑評価とは何らかの精神的価値象限への分類が妥当であるが、それは“不可”(評価)であり、そしてその評価を受ける知性劣位人種、ムー人の素行とは寂しさの眼差しを湛える巨石群分に比肩する単位が容器である。
甚だしきであったのだ。
また、その素行評価の定量を可能にした文明段階とは高度であり、同時に精神的成長を重んじる紳士文明であったと上座に通される。
私達の懇切丁寧なムー人への啓蒙努力の過去の推論は、沈没後の面倒な石像築造指南から可能である。
ムー大陸での授業崩壊に関しては、介入を行った高度知性側に落ち度は無く、ムー人側にあったのだ。
ところでムー大陸では失敗で、混血種との混血は殆ど起きなかったが、成功例が多ければその祝福の為に私達ゲァフシュハアフゥ星人はムー人の共同体に直接入植する予定であった。
その際の移民団の中には、身長の高い混血種原種との混交種も当然混ざる事になる。
混交種がゲァフシュハアフゥ星人として降臨するのだ。
その時はこう伝える予定であった、という事にしておく。
“あなた達ムー人は学びを得ましたね。
ムー人は罪と罰の概念すら知らぬ素朴な赤子段階の文明人種と混じり合う事が出来ましたね。
良くやりました。
私達はかつて罪の後に訪れる罰が齎す進歩の存在を知りませんでした。
歴史と共に、罪という素朴さとの能動的な混じり合いがいずれ文明を更新する事を学んだのです。
素朴さ故、衝動そのままに振る舞ってしまう素朴人種をあなた達の共同体が受容するには面倒な筋肉鍛錬が必要であった事でしょう。
彼らの素朴さには素朴さ故、理由が無く罪はありませんが、あなた達にとっては罰でした。
ありのままに振る舞う素朴人種の降臨というあなた達への罰が理解を容易にする罪があります。
それはあなた達の素朴さです。
“罪が招来する罰が進歩を齎す事”をまだ知らなかったという素朴さの事です。
この罪は罰を与えられる事のみにより、学びとなるのです。
すると“罪が招来する罰が進歩を齎す事”を学んだ、進歩社会が招来するのです。
あなた達のこの素朴な罪への罰であった、衝動のままに振る舞う素朴人種の降臨を受け入れる為、あなた達は社会の忍耐という合唱練習に明け暮れた事でしょう。
しかし、そうして得た美声は甲状腺作用を亢進させ、女子学生に性的官能を求めさせるのです。
罪の後に経る罰によりあなた達は、堅牢化した社会の中での女子学生の性的官能の喘ぎ声という進歩を罪が齎してくれる事を知ったのです。
互いに遠く離れた星に住む者ですが、学びを得た者同士、祝福し合いましょう。
共に罪を恐れず、性的乱交会に学級一の美人学生を捧げた罪悪感の後の罰が齎す進歩を獲得して行きましょう。
性的乱交会はいずれ統計的に、素朴な赤子を社会に生んでいく事でしょう。
その赤子はもちろん、“罪が招来する罰が進歩を齎す事”を未だ知らぬ素朴な罪人への罰に登用する目的の為、徴兵されていきます。
これで良いのです。
世界は罪と罰で溢れているのです。
だから、自らの意思で“罪が招来する罰が進歩を齎す事”を知らぬ罪の克服者を増やし続けて行きましょう。
いずれ洗練化が進行していく、自らの意思で設定されていく罪と罰の大群は歴史的に外部環境に対し唯々諾々と脆弱に痴漢されるがままであった人間の知性を呵責容赦無く叱咤激励し、自らの意思での変革を命令していく進歩機会発生呪文放送横溢文明を齎します。
それが私達ゲァフシュハアフゥ星人の大願であり、そしてその為の苦労とは私達が得た学びの結実、“朴訥な罪に刺さる罰など所詮殴られて出る鼻血の献血での救世主気取りしか生まない”に先行した罰なのです。
この罰を一歩目とする進歩努力が、いずれは自らの意思で大量の罪へ走らせ、自らの意思による自己変革を厭わぬ世界を創出して行くのです。
罪と罰に無力であってはなりません。
罪と罰による凌辱に性的興奮を得るだけであってはなりません。
紳士淑女の洗練さの根源は厳格な寮制度私学にあります。
入学条件は、堕落の罪の後の寮監による呼び出しと罰の鞭の行使に向かい、自らの意思で時に違えて踏み進む事です。
こうして真の紳士淑女は罪と罰の双頭なる真の鞭を振るうのです。
世界はそして罪に凌辱される以前に、己の自我が己の自我の未熟さに凌辱されていたという内在的罪に気付くに至り、それへの罰を求め出しますが、罪への非忌避者は常にこの進歩獲得競争に於いて優越が期待されるのです。
この競争世界を創出するに当たり、私達ゲァフシュハアフゥ星人は既に“罪が招来する罰が進歩を齎す事”という素朴な罪から学びを得た為、先行者だったのです。”
実際は“体でっかちの馬鹿野郎共”の全てはゲ星人に受け入れられていませんでした。
ゲ星人は実は混血種原種の大多数を他天体に放逐していたのです。
ゲ星人はそしてムー大陸での振る舞いの各種実態を隠蔽しつつ、他の異星人に虚言を働くつもりでした。
またムー大陸での実態隠蔽目的以外からも、彼らは“私達ゲァフシュハアフゥ星人は完全な混血を行った、つまり学びを得た成功者だ。”
と他の異星人に入念な宣伝を行っていました。

欺瞞の佇み

六千六百十二青字


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする