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維新が立憲を不要な政党といみじくも言った

2021-05-11 13:06:45 | 時事問題 政治
憲法審査会の経緯を見ると立憲民主党が憲法改正の議論ばかりか憲法そのものの議論すらしない姿勢が窺える。枝野代表に至っては安倍前首相がいるうちは憲法の議論をしないと公言していた。元々枝野代表の変わり身や考えの浅さには眉をひそめている人は少なからずいると思う。枝野代表は憲法を改正すべしという論を発したことがあった。いつ、なぜ憲法改正反対になったのか定かでない。転向というのではないらしい。単に左翼になったからであろう。護憲論者といわれるわけでもなさそうである。適当に自分のご都合で決めているだけでないだろうか。安倍前首相がいるうちは憲法審査をしないというめちゃくちゃなことを言った手前、安倍が辞めたので審査会の議論をすることにしたというのが今度の採決に参加した理由なのだろう。しかし、この採決結果の意味たるや必ずしも憲法議論を活発にするものではないようだ。

日本維新は立憲の憲法改正論議に対するやる気のなさが今までと同様であることを見抜いて、いみじくも立憲民主党を不要な政党だ、といったわけだ。マスゴミはあまり騒がないようである。なぜかは知らない。

枝野代表といえば、今度は解散が嫌だから内閣不信任案は国会に提出しない、と言っている。自民党が、あるいは政府が、不信任案が出たならば解散もありうるという言質を、不信任案を出したら内閣が解散する、と単細胞的に読んだわけだ。

枝野で思い出すのは、原発事故発生時のお粗末菅直人内閣における官房長官であったときのことである。テレビでコマーシャルが自粛されていたときに金子みすずの詩が朗読されていた。そのとき枝野は、原発事故における爆発で、放射能が直ちに人体に影響するものではありませんと繰り返しテレビ放送していた。放射能で直ちに人体に影響があるのは、その数年前に起きた東海村工場の処理水の扱いのまずさで作業員が死んだ事故があったが、そのときのような高濃度の場合である。放射能は直ちに死に至らなくともじわじわと人体に影響していくことは、小学生でも知っている。官房長官がなんで影響ないなんて公に言うのか不思議に思った。無知なだけである。当時からその程度の政治家であったといえよう。

立憲にも若手で真摯に政治に向き合っている人はいよう。憲法改正論議においても、反対一色ではないだろう。リベラルというなら、もっと自由な言論が出てきてもよいと思うのだが、枝野、福山、蓮舫という昔の顔のままの歌手の声しか聞こえないのは、一体なぜだろう。
立憲は不要な政党でない、こんなにも国民を指導し、国益を担う政党である、というような堂々とした反論は聞こえてこない。やはり支持率8%の政党で、立憲の指導者になっている山口法大教授がアベ死ネとかアベはキングメーカー面をするなと騒ぐだけの政党なのだろうか。

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