クールな生活

日々の雑感と意見

民主党のマニフェストの批判の前に

2009-07-28 21:33:41 | 時事問題 政治
細田も麻生もこぞって批判を行っているのがテレビに出ていた。与謝野まで出てきた。テレビはそのくらいしか出せないのかともいいたいが、三人とも立場上批判せざるを得ないところがあるのだろう。しかし、まじめに考えると、自民党はそんなことよりもやらなければならないことがある。四年前の選挙の決算である。

四年前、小泉が国民の多くをだまし、郵政民営化を旗印に日本を改革するとヒトラーもどきの声を張りあげての選挙を行って自民党が勝利した。小泉がヒトラーより能力が劣っていたのと政治に対する姿勢のいい加減さがあったから日本はヒットラーに操られたドイツにならず助かったのであろうが、それにしてもその後の無責任さには日本国民で呆れない人は少ない。選挙の結果としていえることになろうが、国民は選挙で郵政民営化に賛成し改革をしてほしいと願ったからこそ小泉チルドレンまで国政に送ったのであったはずである。選挙後一年で小泉は降り、その継承がなかった。それどころか郵政民営化反対あるいは小泉とまったく別のことを考えるのが首相として国民の審判を仰いだかのように出てきた。さらにそいつらも俺辞めた、で自発的に辞めてしまった。またまた国民は大呆れである。安倍はそれでも公務員改革をやろうと意欲をもっていた。福田にあっては消費者庁という粗末な無駄な官庁を作ってますます改革からは遠のいた。麻生では郵政改革はよく見えない、公務員改革はすっかりやめになった。この間、小泉チルドレンは何をしていたか。なにもしていない。次の選挙の心配ばかりである。高い家賃であった。税金の無駄遣い、もったいないとはこのことである。

民主党のマニフェストは実現が難しいという。民主党がすぐできるということなどはたいしたことがないものである。難しそうでも大義名分として掲げて、やる、やる、ということもなければ、いつまでも批判政党に終わる。背伸びして必死になる、民主党はそれでよい。自民党の批判にいちいち応答することはない。
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「政権を任せられません」、自民党幹事長細田が言う台詞か

2009-07-04 22:34:23 | 時事問題 政治
今の麻生政権は駄目だ、というのが国民の大多数で、抽出の世論調査で十数%の支持率になっている。そこで政権を交代して「よい政治」を国民は期待している。その選択肢の一つが民主党政権である。自民党でも麻生以外の政権の選択肢は勿論ある。これが現状である。

民主党が政権をとっても日本はよくなりませんよ、自民党の出直し政権に期待できますよ、と細田が言うなら聞きもしよう。だが、民主党に政権は任せられません、というほどのぼせあっがたことを言うのを聞くと、この馬鹿何を言うか、お前らのために日本がおかしくなっているのだ、さっさと是正してみろよ、と言いたくなる。政権を任す、任さないを決めるのは国民である。国民主権を忘れて今なお、俺たちに従え、というがごとくの発言はまさに、官僚お上の域を出ない旧態依然の姿である。これでは流石の麻生もいやになるのは明らかである。自民党の改革はまず幹事長から、というのは正しいと思う。派閥解消をしないかぎり、いつまでも町村だ、伊吹だ、というような官僚丸出しの政治屋が政治家面できる日本ではないことを自民党に真摯に知ってほしいと思う。

できる官僚が日本をリードしていくという姿はすばらしかろう。今は必ずしもそうなっていない。年輪を刻んだ官僚が自分の保身ばかり考えるのがあまりにも多く、それが財政の圧迫にもなっている、日本社会の格差問題にも関係している、ということを、そろそろ「できる官僚」に自覚してもらわなければならないときで、それを政治家がリードしなければならないはずである。細田も心気一新するときである。

「政権を任せられません」、などという前に、自分らはどのように日本を変えていくのかを語れ。
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